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日本統治時代に高等教育を受けたアミ族の90歳女性、模範ママに/台湾

2015-05-14 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾- 2015/05/13 18:32【社会】

(花蓮 13日 中央社)日本統治時代に高等教育を受けた台湾原住民(先住民)アミ族の90歳の女性が花蓮県により模範の母親に選ばれ8日、花蓮市内で表彰された。この女性は波瀾万丈な人生を歩んできた。
この女性は張文静さん。初等教育時代に模範生に選ばれるほど優秀だった張さんは、花蓮港高等女学校(現・花蓮女中)に進学。同級生のうち、原住民の生徒は張さんだけだったという。成績優秀だった張さんだったが、成績上位3人は必ず日本人が選ばれることになっており、万年4位に甘んじた当時の悔しさを明かした。
その後、台北第一師範学校(現・台北市立教育大学)の教師養成クラスに通い、19歳で卒業した後は45年間教鞭を執った。第2次世界大戦中には日本軍に徴集され、香港などで看護師をした経験もあるという。
張さんは、戦後に起きた「白色テロ」と呼ばれる政治弾圧で、1949年ごろに夫や子供と共に牢獄に入れられた苦い過去を持つ。当時、夫の交友関係によって、スパイとの交流があると疑われ、1カ月もの間、獄中生活を余儀なくされたという。
その後国民党に入党した張さんは、同党の研究や教育訓練を行う機関で演習に参加したり、教師を務めたりする傍ら、家庭生活では6人の子供を育て上げた。今では15人の孫のおばあちゃんだ。
花蓮県では、母親の責任の大きさへの理解周知と、親が身をもって子供に教えることを伝えるため、毎年模範母と模範の嫁姑を表彰している。今年は22人の母親と15組の嫁姑が選ばれた。
(李先鳳/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201505130013.aspx

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【世界最後の秘境】近づいたら死ぬ? 未知の部族「センチネル族」が暮らす実態不明の島!!

2015-05-14 | 先住民族関連
TOCANA-2015.05.13.
「死ぬまでに一度は行きたい世界の絶景」世界各地の秘境と呼ばれる場所に注目が集まる昨今、「世界最後の秘境」と呼ぶに相応しい伝説の孤島が今世界中から注目を集めている。そこへ近づいたら最後、多くの訪問者は重傷を負い、最悪死亡するケースもあるという。
 その孤島は、東にマレー半島、西にはインド亜大陸に挟まれたベンガル湾に浮かぶ、インド領アンダマン・ニコバル諸島に属する小さな孤島、「北センチネル島(North Sentinel Island)」だ。上空から見れば、手つかずのジャングルと透明度の高い海、真っ白な砂浜が広がり、その美しい絶景はまるでディカプリオ主演映画『ザ・ビーチ』の世界観を彷彿させる。
 しかし、どんな理由であろうとも私たちはここに近づくことは許されない。というのも、その島の先住民センチネル族は、その長い歴史の中、島外の世界との接触を一切拒否しており、近づく者は誰であれ襲撃するといわれているからだ。
 近代的兵器を装備するインド海軍に対しても矢の雨を浴びせるなどして接触を断固拒否。インド政府も干渉することをあきらめ、現在は実質的にセンチネル族の主権が認められている。
 高度文明社会を否定しつづける誇り高き先住民たちが生きる伝説のこの孤島、北センチネル島をご紹介したい。
■誇り高きセンチネル族
 センチネル族の詳細について確かな情報はほとんどなく、言語や生活習慣もわかっていない。彼らは生い茂るジャングルの中で生活しており、現代の衛星技術をもってしても彼らの住環境の手掛かりは未だつかめていない。食に関しては、狩猟、漁労、採集といった原始的な方法がとられているようで野菜などを栽培している形跡は見当たらない。
 北センチネル島は2004年に起きたスマトラ島沖地震の際、地形が変形するなど大きな影響を受けている。地震発生後インド政府は救援物資を積んだ偵察機で島へ近づいたが、彼らは火矢や投石で攻撃し、偵察機を追い払ってしまった。そのため、地震が島にどのような影響を与えたのか、また何人死亡したのかについても不明である。もとから島民の人口についても数十人から400人程度とばらつきのあるデータしか残っていなかったのだが……。
 しかし、その際に撮影されたと思われる、偵察機を原始的な武器で追い払う1枚の写真は、近代文明を断固として拒否する誇り高きセンチネル族を象徴する画として瞬く間にその存在を世界中に知らしめた。インド政府は幾度となく友好的な話し合いのため彼らとの接触に挑んできたが全て失敗に終わり、ついには島民の意思を尊重し北センチネル島への干渉から手を引いたのだ。そしてまたインド海軍は北センチネル島沿岸の3マイル以内に近づくことを違法とし、探検家やバックパッカーたちが島に入らぬよう巡回しているという。
■北センチネル島への接触を挑んだ者が遭遇した事件
 外部との接触を一切取ることのないセンチネル族の歴史は古く、およそ6万年前からこの島に居住しているといわれ、また彼らはアフリカ大陸で出現した現生人類の直系子孫とも考えられている。
 1980年代後期にその人類学上類を見ない貴重な実態を調査しようと北センチネル島に近づいた人類学者T・N・パンディット氏は、島に接近したときの様子について「時に彼らは私たちに背を向けてしゃがみ込み、排便するかのようなポーズを見せた。それは私たちに対する侮辱の意思表示で、私たちを歓迎しないというメッセージだったんだ」と語っている。
 また1974年に北センチネル島のドキュメンタリー映像の撮影に挑んだグループは小型ボートで接近を試みた際、センチネル族による矢の猛襲に遭い、撮影監督の太腿に2メートル半もの長さの矢が刺さったという事件もある。直近の事件としては、2006年に北センチネル島近辺でカニを密漁していたインド人漁師2名が、船上で寝ている間に島に流れ着いてしまい、島民から矢で射られ殺害される事件が起こった。その事件を知ったインド政府は漁師らの遺体を回収をするためヘリコプターで近づこうとしたが、またもや弓矢を浴びて追い返されたのである。結局インド政府は島に足を踏み入れることができず遺体回収は断念された。
■センチネル族全滅の危機
 外部の世界に依存しない完全に独立した社会を形成するセンチネル族――。今では世界中に多くの北センチネル島ファンがおり、日々島の情報や彼らの生き方について熱い議論が交されている。北センチネル島の情報は英語からフランス語、スペイン語、中国語までそのニュースやコラムなどが拡散し、「northsentinelisland.com」という専門サイトがあるほか、フランスのデスメタルバンド・Fleshdollが「north sentinel island」という楽曲をリリースするなど幅広い層から支持されている。
 しかし、北センチネル島に対する認知度が広まるにつれ、彼らの種としての存続が危ぶまれる可能性があるとも指摘されている。去年北センチネル島の3マイルの領海に侵入しようとした7名の者がインド海軍の監視船により拘束された。その内のひとりの漁師はなんとセンチネル族と接触し、無傷で帰還したそうだ。
 先住民族の報道機関「SURVIVAL INTERNATIONAL」の報告によると先住民族として長い歴史を持つインド東部・アンダマン諸島のボー族の最後の生存者が4年前に亡くなり絶滅してしまったとのことだ。それは抗生物質の発達にともない耐性が強化された現代のウィルスなどによる疫病が、外部との接触により爆発的に広まってしまったためだという。つまり北センチネル島民の外部世界に対する断固とした拒否反応は、自身の種の存続を守るために当然の事なのだ。どんなに平和的に接触を求めてくる外部の人間も、彼らにとっては大きな脅威になり得るのである。
 危険をかえりみないバックパッカーや探検家などがネタを求めて侵入していくことも考えられるが、そのような軽率な行動は断じて許されるべきではない。外部の文明との交流を持った時点から北センチネル族の絶滅カウントダウンがはじまってしまうのだから……。
(文=ジョー丸山)
http://tocana.jp/2015/05/post_6362_entry.html

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走ってバーベキュー ポロト湖畔ジョギングに29人

2015-05-14 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 5/12)

給水所で焼き鳥を楽しむ参加者
 白老町のポロト湖で9日、ジョギングとバーベキュー(BBQ)を楽しむユニークなイベントが開かれ、札幌や千歳などから29人が参加した。昼食にはアイヌ民族の伝統料理や白老牛が振る舞われ、豊かな自然の中でおいしさを堪能。休日の青空に笑顔が広がった。
 ジャパンBBQカレッジ(札幌市、榊幸治代表)が主催する「BBQRUN@POROTO lake」。5回目を迎え、苫小牧や千歳、札幌などから20~50代の男女が集まった。多くは各地で開かれるマラソン大会を控え、調整を目的に参加。中には毎年サロマ湖の100キロマラソンに出場していて、体力づくりを兼ねて札幌から自転車で駆け付けた50代男性も。
 参加者は1週6・6キロの湖畔を周回。スタート地点にはバーベキュー付きの給水所が設けられ、周回を重ねるごとに焼き鳥やスペアリブ、ステーキといった差し入れが用意され、休憩しながら舌鼓を打つというユニークな光景が広がった。
 千歳市から参加した会社員の高野桂さん(23)は「友人の誘いで初めて参加。運動不足だったのですごく気持ちよく走れたし、焼き鳥がめちゃめちゃおいしい」と満足そう。自転車で参加した札幌市の西嶋淳さん(53)は「昨年初めて参加し、楽しいイベントなので心待ちにしていました」とにっこり。ほかの参加者も笑顔で焼き鳥を頬張りながら、「走らずにこのまま食べていたいですね」などと話していた。
 ジョギングは午前中で終了。午後からはアイヌ民族博物館に場所を移し、アイヌ伝統食や白老牛で昼食を楽しんだ。
 榊代表は参加者の笑顔を見ながら「楽しんでもらえてうれしい。来年はもっと大きな規模で開催したいですね」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/20150525505

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