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世界の言葉、カタカナにすると? 80言語を文字辞典に

2015-05-09 | アイヌ民族関連
京都新聞【 2015年04月30日 17時17分 】

(写真)世界の文字や言語のカタカナ表記の方法をテーマに事典を編集した庄司さん(大阪府吹田市・国立民族学博物館)
 世界各地の公用語をカタカナで表記するとどうなるかをまとめた「世界の文字事典」(丸善出版)を、国立民族学博物館の庄司博史名誉教授が企画、編集した。英語やフランス語など学習機会の多い言語だけでなく、トルコ語やアフリカーンス語など約80の現代語を取り上げ、発音をカタカナにしてつづる方法を解説している。
■デジャヴュ、クベンハウン、ヴァーグナー…
 アルファベットなどラテン系文字からなる欧米の言語をはじめ、キリル文字のロシア語、アラム系文字のアラビア語やウイグル語、東アジアのアイヌ語など多様な文字系統の言語を取り上げ、計78人の研究者が執筆。成立の背景や音韻体系のほか、つづりを現地に近い発音で読み、カタカナにするための基礎知識を文例などとともに紹介している。
 表音文字の読みを日常的に使うカタカナで可能な限り正確に再現することが目的で、日本でよく見かけるカタカナ表記と本来の発音とのずれが浮かび上がる。例えば、既視感を意味するフランス語のデジャヴは「デジャヴュ」、デンマークの首都コペンハーゲンは「クベンハウン」、ドイツの作曲家ワーグナーは「ヴァーグナー」のほうがそれぞれ原音に近いという。
 日本では海外の言語を英語風に読みがちで、地図や雑誌、論文などでも人名や地名、商品名が本来の発音とは異なる読みや、不自然なカタカナ表記で広がることもある。ドイツの詩人ゲーテ(Goethe)もかつては多様な読み方がされ、「ゴエテとはおれのことかとゲーテいい」といった川柳もあったという。
 庄司名誉教授は「グローバル化で外国人と接する機会も増え、間違った発音や表記は相手に失礼になることもある。文字のつづり方や読まれ方の多様性を知ってもらい、他言語や異文化の正しい理解につなげてもらえれば」と話している。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150430000092

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アラスカとハワイ 国連に自決権を求める

2015-05-09 | 先住民族関連
Sputnik 日本-2015年05月08日 21:39
米国のアラスカとハワイの先住民族が、米国への不法な併合に関する問題の審議と、自決権実現の援助を国連に求めた。
先住民族の代表者たちは、5月11日に開かれる米国での人権と自由の状況に関する国連人権理事会の会合で、彼らの訴えが審議されると考えている。
7日にジュネーブで開かれた国連の会議でも、同様の声明が表された。そこでは、アラスカとハワイの地は、「国連の原則に違反する嘘の手段で米国に奪われた」と指摘されている。アラスカとハワイの代表者たちは、「この過ちの訂正」と、自己決定に関する住民投票の実施を求めている。
アラスカとハワイの共同作業グループのメンバーのアラスカの活動家ロナルド·バーンズ氏は、「米国は私たちの土地を奪い、そこから大量の鉱物を採掘し、環境に損害を与えている」と訴えた。バーンズ氏は、1867年のロシアによるアラスカ売却について、「これは自動的に米国の主権を意味するものではない」と指摘した。
ハワイ代表のレオン·シウ氏はタス通信に、「ハワイには軍事基地パールハーバーが設置されている。この基地が原因で、水と土地が汚染され、人々の懸念を呼んでいる。私たちは、軍事機械の一部でありたくはない。私たちの文化は抑圧されている」と述べた。
2014年、米ホワイトハウスのサイトに、ロシアへのアラスカ返還に関する請願が掲載された。請願には数万人が署名した。しかしこの国民の意思を表明する手段に、米ホワイトハウスは返答する義務を持たない。
例えば2012年、ホワイトハウスのサイトには、米国からのテキサス州の分離に関する請願が掲載され、12万5000人以上が署名した。しかし、建国の父たちの条項には、米国から分離する権利が規定されていないと発表された。なお歴史家たちの間では、この問題は未解決のままとなっている。
http://jp.sputniknews.com/us/20150508/309744.html

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サケの薫製はいかが アイヌ民族博物館手作り

2015-05-09 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 5/8)

(写真)出来上がったサッチェプを切り分ける松舘さん
 アイヌ民族に伝わる伝統的な手法で作られたサケの薫製「サッチェプ」の販売が、白老町のアイヌ民族博物館で始まった。職員が切り分けを行っており、パック詰めされた商品の売れ行きは好調。今年も出来具合は上々で、リピーターを中心に全国各地から注文が届いている。
 白老の前浜で捕れたサケが原料。内臓を取り出して塩漬けしたサケを水洗いし、寒風で天日干し。その後、伝統家屋(チセ)の屋根につり下げていろりの煙でじっくりといぶす。食料が取れない冬期間、アイヌ民族の大切な保存食だった。その文化を継承するため、同館では毎年12月に伝承課職員を中心とした仕込み作業を展開する。
 切り分け作業は総務課の松舘晃彦さんが担当。毎年のようにリピーターが増えているため、今シーズンは前年より200本ほど多い約1200本を仕込んだ。多い時には1日30本ほど小分け用にカットしており、「作業が終わるころには肩が凝りますね」。
 伝承課の野本三治課長によると、販売は5月からスタート。今年も例年以上の予約があり、「7月ごろには品薄になるかも」と話す。販売は館内の売店のみ。関係者は来館者に早めの購入を勧めている。販売価格は1パック(180グラム)500円、丸々1匹は5000円(いずれも税込み)。問い合わせはアイヌ民族博物館 電話0144(82)3914。
http://www.tomamin.co.jp/20150525372

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