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■ 衆院選あす投開票、大票田・苫小牧でラストコール

2012-12-18 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2012年12月15日(土)朝刊】
 第46回衆院選はあす16日に投票日を迎える。小選挙区の道9区(胆振、日高)は山岡達丸(民主前)、堀井学(自民新)、花井泰子(共産新)、島崎直美(アイヌ民族新)=届け出順=の4候補が最終盤のてこ入れに全力を挙げている。14日、各候補は室蘭など西胆振を中心に遊説し、政策をアピール。運動最終日となるきょう15日は大票田苫小牧や平取を舞台に「ラストコール」に臨む。
 4候補は4日の公示以降、胆振、日高管内の4市14町を精力的に回り、約40万7千人の有権者に熱っぽく支持を訴えてきた。
 山岡候補は民主に逆風が吹く中、知名度不足と、出遅れを挽回しようと、比例前職の即戦力を強調。「室蘭、苫小牧の工業製品、道産食材をアジアへ」などの独自政策を訴えつつ「鳩山元首相の思いを受け継ぐ」と「後継」をアピールしている。残り1日、当選ラインに掲げた13万票を目指して先行候補を必死に追い上げる。
 堀井候補は五輪メダリストと道議2期の抜群の知名度を生かし、一貫して有利な戦いを展開している。「この地方を元気にできるのは、この地方で生まれ育った候補」と地元出身を前面に押し出す。陣営はマスコミの自民優勢報道による「上滑り」を警戒。「粛々と戦う」と引き締めを図りながら、最後の支持固めに向かう。
 花井候補は「国民の命と暮らしを守る」と消費増税や環太平洋連携協定(TPP)参加への反対、原発即時ゼロ、憲法9条擁護などを訴える。陣営は「多党乱立の中で筋を通し、ぶれない共産党の評価が高まっている」とこれまでにない手応えを強調。他党支持層の一部も取り込み、悲願の議席奪取へラストスパートを掛ける。
 島崎候補は「アイヌ民族にとって良いことは、北海道、国にとっても良いこと」と、アイヌ民族など少数民族の権利回復を最重点に管内各地で街頭演説を展開。このほか、原発ゼロや東アジア安定のための外交、TPP参加反対―などを訴える。他党支持層や、無党派層への浸透を目指して、日高管内で最後の舌戦に臨む。
(山田晃司)
◆―― 港都で舌戦、そろって室蘭入り
 原発や消費税増税、環太平洋連携協定(TPP)などが争点となった第46回衆院選はあす16日が投開票日。残り2日に迫った14日、道9区(胆振、日高)の山岡達丸(民主)、堀井学(自民)=公明推薦、花井泰子(共産)、島崎直美(アイヌ民族)の4候補はそろって9区第2の大票田・室蘭入り。“師走選挙”最終盤の訴えに声を枯らしていた。
(届け出順)
● 山岡候補
 山岡候補は鳩山由紀夫元首相の応援を得て、JR苫小牧駅北口と室蘭市東町の西胆振ブロック合選本部前で街頭演説を行った。
 鳩山氏は「山岡候補は猪突猛進、信念を曲げず行動する男。強い日本より温かい日本が求められる。弱者に配慮する政治を党に位置づけるためにも山岡候補を支援を」と強調。山岡候補は「鳩山元首相の地域への思いを継ぎ、人に優しい政治を前進させる。精いっぱい頑張る」と必死に訴えた。
(粟島暁浩)
● 堀井候補
 堀井候補は市内を選挙カーで細かく回った。小中学生時代を過ごした白鳥台地域でひときわ元気な声に。午後にはJR東室蘭駅の自由通路を歩き、一人一人と握手。「期待してます」と話すお年寄りには、熱いまなざしで「分かりました」とうなずいた。
 夜には市内のホテルで総決起集会。来賓の脇雅史参院議員から激励を受けた堀井候補。「地方を元気にしたい」。生まれ故郷での最後の訴えに、声を張り上げた。
(松岡秀宜)
● 花井候補
 「16日がいよいよ投開票日。国の未来が懸かった選挙です」。室蘭、登別、伊達、壮瞥の団地や住宅街をメーンに回った花井候補。冷たい風が吹く中、熱い思いで訴えた。
 暮らしの充実に声を枯らし「なぜ国民を苦しめる消費税増税をするのか。増税に頼らなくても国民が安心して暮らせる手段はある」と断言。働く女性を支えるため保育所増設の必要性も強調。「訴えが届いたら応援してほしい。心からのお願いです」
(石川昌希)
●島崎候補
 島崎候補は14日、西胆振地方の票田となる登別や室蘭方面を遊説。アイヌ民族の権利回復と教育・福祉の充実、民族・言語・文化の多様性が尊重される多文化・多民族共生社会の実現といった政策を訴える独自の戦いを展開し、アイヌ民族としての議席獲得を目指している。
 出馬表明は公示の直前。党と名前の浸透を図ると同時に、有権者の「頑張ってください」との声に手応えを感じている。
(有田太一郎)
◆―― 比例、公明・佐藤候補が街頭演説
 衆院選道比例ブロックに立候補した、佐藤英道候補(52)=公明新=が14日胆振入りし5カ所で街頭演説した。
 室蘭市中島町の中島あいらんど通り前で、佐藤候補は支持者ら数百人を前に、中央道トンネル崩落事故を例に出し「悲惨な事故は繰り返してはならない。命を守る公共事業は必要。防災・減災ニューディールにしっかり取り組む」と強調。「比例は『公明』、10区は稲津、9区は堀井。勝たせてください」と訴えた。夜には苫小牧市内で時局講演会を開いた。
(野村英史)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/12/15/20121215m_01.html

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祖父江孝男氏が死去 「県民性」の文化人類学者

2012-12-18 | 先住民族関連
共同通信 2012/12/17 12:53
 文化人類学者で、「県民性」などの著書でも知られた国立民族学博物館名誉教授の祖父江孝男(そふえ・たかお)氏が15日午後10時ごろ、虚血性心不全のため東京都練馬区石神井町6の8の6の自宅で死去した。86歳。東京都出身。葬儀・告別式は19日正午から練馬区高野台3の10の3、東高野会館別館で。喪主は長男潤(じゅん)氏。
 自宅で倒れているのを16日朝に家族が発見、死亡が確認された。
 東大卒。明治大教授などを経て国立民族学博物館の創設に参画して教授に。専門はアラスカ先住民研究だが、文化人類学的な視点による日本人論でも知られた。1993年紫綬褒章。
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012121701001531.html

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祖父江孝男氏死去 国立民族学博物館名誉教授

2012-12-18 | 先住民族関連
京都新聞 12月17日(月)14時39分配信
 祖父江 孝男氏(そふえ・たかお=国立民族学博物館名誉教授)15日午後10時ごろ、虚血性心不全のため、東京都練馬区石神井町6の8の6の自宅で死去、86歳。東京都出身。葬儀・告別式は19日正午から、東京都練馬区高野台3の10の3、東高野会館別館で。喪主は長男潤(じゅん)氏。16日朝、自宅で倒れているのを家族に発見された。
 明治大教授、国立民族学博物館教授を歴任。アラスカ先住民の生活様式などを専門としたが、71年の著書「県民性」がヒットするなど文化人類学的な視点の日本人論で知られた。
 日本民族学会(現・日本文化人類学会)会長、放送大学教授なども務めた。93年紫綬褒章。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121217000089

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