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豪州先住民の存在を憲法で認定へ、国民投票の機運高まる

2012-01-20 | 先住民族関連
CNN 2012.01.19 Thu posted at: 12:23 JST

オーストラリアで先住民の存在を認めることを目的とした憲法改正の是非を問う国民投票が計画され、市民団体が19日にも提案を打ち出す。主要政党もおおむね賛同する姿勢だが、細部をめぐって意見の食い違いもあるようだ。
国民投票を呼びかける団体には先住民アボリジニの指導者、企業経営者、法律専門家、主要政党の関係者などが参加。政府への提言に向け、オーストラリア全土で意見集約に当たってきた。
シドニー大学のマーク・マッケナ准教授(歴史学)によると、同国の現在の憲法では、欧州の入植者が来る以前からオーストラリアに先住民がいた事実が否定され、アボリジニの存在は無視されているという。
ただ、同国で国民投票によって憲法改正が実現したのは過去44回のうち8回のみ。最も直近のケースは1974年だった。
労働党のギラード首相は任期中あるいは次回総選挙に合わせて国民投票を実施する意向を表明。野党自由党も支持を表明するなど、各政党ともおおむね憲法の改正に前向きな姿勢を示している。
市民団体では人種差別的とみなされている2つの条項の削除を提案する見通しで、こちらは各政党からの支持を取り付けられる見通し。
一方、先住民の権利を保証する条項については、象徴的な文言にとどめるか、法的拘束力を伴う文言を盛り込むかをめぐって温度差がある。
ただ、超党派の支持がなければ国民投票は成功しないとの認識で関係者は一致しており、たとえ象徴的な文言にとどまったとしても、「オーストラリア先住民7 件の存在を認めることは重要な一歩になる」と専門家は指摘している。
http://www.cnn.co.jp/world/30005327.html

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第25回 知床ちょっといい話

2012-01-20 | アイヌ民族関連
北海道人  2012.01.19

知床半島塾
 みなさんは、『地のはてから』という小説を知っていますか? 2011年の第6回中央公論文芸賞を受賞した、乃南アサさんの作品です。
 知床はアイヌ語で「地の果て」という意味ですけれど、小説の舞台はその知床のイワオベツです。主人公はそこに入植した家族の娘で、極寒の土地での過酷な生活、アイヌ人青年との恋、辛い奉公、結婚などを通じて、その時代を生きぬいた女性の生き様が描かれています。
 実は昨年の11月、夫と私の二人で中央公論文芸賞の授賞式に招待され、行ってきました。
 アサさんとの出会いは10年ほど前になるでしょうか。知り合いの知り合いのそのまた知り合いからの紹介で、6月の知床を案内したことがきっかけです。「北海道はいいな」というアサさんに「北海道は冬にも来て、春にも来なくちゃわからないよ」と言うと、さっそくその年の冬にやってきて、畑の中でスノーモービルをしたり、砕氷船オーロラ号に乗ったりしてずいぶん楽しんでいたようでした。それから年に1、2度来るようになって、今に至ります。
 小説執筆のために何度もこちらに来て、開拓時代にバッタが大量発生したときのことだとか、アイヌの文化について、資料を探したり、詳しい人がいると知っては会いに行ったり、徹底的に取材をしていた姿には、本当に驚きました。
 授賞式で浅田次郎さんが、この小説について「王道をいく小説」と言っていたのは、緻密で根気のいる取材があったからだなあと、聞いていて思いました。
 たまたまアサさんと一緒にいたときに、『北海道人』編集部から原稿の催促が来ました。アサさんの素晴らしい小説を、一人でも多くの方に読んでいただきたいと思って、今回ここ紹介させてもらいました。
 みなさん、『地のはてから』をぜひ読んでくださいね!
http://www.hokkaido-jin.jp/column/tsukio/entry.php?blogKey=356

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「しずく」の輝き、ポストカードに 登別

2012-01-20 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 01/19 10:00)

 【登別】登別まちづくり促進期成会は、JR登別駅前で点灯するしずく形のイルミネーションのポストカードを初めて作製し、販売している。同会は「観光土産はもちろん、市民にも使ってもらい登別をPRしてほしい」と話している。
 イルミネーションは、登別出身のアイヌ文化伝承者知里幸恵(1903~22年)の著書「アイヌ神謡集」の一節「銀の滴降る降るまわりに」をモチーフにし、2002年から毎年点灯している。
 ポストカードの写真は同会キラキラ部会の志賀俊哉部長(51)が撮影。イルミネーションの青色の輝きと雪が幻想的に写るものや、同駅前に立つ鬼像を入れた1枚など「雪」「鬼」「光」の3テーマを用意した。益金は維持費などに充てる。
 3枚1組500円で、鬼なびステーション登別(登別東町)、登別商工会議所(中央町)で2月29日まで販売。問い合わせは「鬼なび」内の登別商店会(電)0143・83・2070へ。(石丸厚子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/344466.html

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