(苫小牧民報 2012年 1/17)
白老でアイヌ民族の伝統楽器「トンコリ」の演奏に耳を傾ける中国人校長ら
文化価値の高い胆振の観光資源を中国の学校にアピールし、訪日教育旅行の増加を目指す事業の一環で16日、首都・北京の校長らの視察団が白老町を訪れた。一行はアイヌ民族博物館(若草町)を見学し、ユネスコ無形文化遺産のアイヌ古式舞踊などに理解を深めた。
視察団は北京市内有数の名門校として知られる「北京80中学」など3校の校長と、教育旅行を専門とする現地旅行会社の担当者1人で構成。道運輸局室蘭運輸支局、北海道登別洞爺広域観光圏協議会による連携事業の一環で招かれ、14日に来日した。
関係者によると、中国には日本のような修学旅行は存在しないものの、学校の長期休暇を利用した希望者のみの研修旅行制度があるといい、2009年には同市内の中学校2校が白老町を訪れている。
一行はこの日、トヨタ自動車北海道工場(苫小牧市)を視察後、バスで同館に到着。白崎浩司副町長らの出迎えを受けた後、民族の生活様式や精神観を紹介する展示やアイヌ古式舞踊の公演を見学した。
参加した校長の一人、姚偉さんは「地元の人々が先住民族を守ろうと力を入れていることに感心した。中国の学校でも地元の無形文化を子供に伝える行事があり、素晴らしい歴史を持った北海道の子供たちともぜひ交流ができれば」と意欲を見せていた。
視察団は17日に登別温泉、伊達市の刀鍛冶工房、洞爺湖町の火山科学館などを訪れ、18日に帰国する予定だ。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12011702.html
白老でアイヌ民族の伝統楽器「トンコリ」の演奏に耳を傾ける中国人校長ら
文化価値の高い胆振の観光資源を中国の学校にアピールし、訪日教育旅行の増加を目指す事業の一環で16日、首都・北京の校長らの視察団が白老町を訪れた。一行はアイヌ民族博物館(若草町)を見学し、ユネスコ無形文化遺産のアイヌ古式舞踊などに理解を深めた。
視察団は北京市内有数の名門校として知られる「北京80中学」など3校の校長と、教育旅行を専門とする現地旅行会社の担当者1人で構成。道運輸局室蘭運輸支局、北海道登別洞爺広域観光圏協議会による連携事業の一環で招かれ、14日に来日した。
関係者によると、中国には日本のような修学旅行は存在しないものの、学校の長期休暇を利用した希望者のみの研修旅行制度があるといい、2009年には同市内の中学校2校が白老町を訪れている。
一行はこの日、トヨタ自動車北海道工場(苫小牧市)を視察後、バスで同館に到着。白崎浩司副町長らの出迎えを受けた後、民族の生活様式や精神観を紹介する展示やアイヌ古式舞踊の公演を見学した。
参加した校長の一人、姚偉さんは「地元の人々が先住民族を守ろうと力を入れていることに感心した。中国の学校でも地元の無形文化を子供に伝える行事があり、素晴らしい歴史を持った北海道の子供たちともぜひ交流ができれば」と意欲を見せていた。
視察団は17日に登別温泉、伊達市の刀鍛冶工房、洞爺湖町の火山科学館などを訪れ、18日に帰国する予定だ。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12011702.html