先住民族関連ニュース

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普天間飛行場:「国際社会へ訴えを」 国際NGOメンバー 辺野古、高江を視察

2012-01-17 | ウチナー・沖縄
(琉球新報 2012年1月16日)

 国連機関を通して世界各地で差別をなくすよう訴えている国際NGO「反差別国際運動」(IMADR)職員の白根大輔さん(30)が15日、普天間飛行場代替基地の建設が計画されている名護市辺野古と、ヘリパッド建設が計画されている東村高江を視察した。基地建設に反対する市民らの説明を聞いた。
 IMADRは国連の諸会議に参加する資格を持つ国連本部認定NGO。白根さんは14日から普天間、嘉手納両飛行場などを訪れ、NGO琉球弧の先住民族会との学習会にも参加した。
 白根さんは、高江で市民らに対し「2月に開かれる国連人種差別撤廃委員会の早期警戒緊急措置手続きが活用できる」と助言した。同措置は問題が起きている国に情報提供を要請し、場合によって是正を求める勧告を出す。勧告に法的拘束力はないが、日本政府と国際社会双方に対し強いPRになるという。
 白根さんは「国連全加盟国が対象のUPR(普遍的定期審査)で10月に日本が審査対象になる。沖縄からの働き掛けが重要だ。子ども、女性の権利などに関する複数の条約機関でも勧告が出ればさらにインパクトは大きい」と強調。沖縄の基地について「地元の人への重圧は実際に見てみないと分からなかった。事件、事故があっても裁かれない状況は国際社会から見ても不当で、異常だ。国連でももっと注目されるべきだ」と話した。
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20120116rky00m040004000c.html

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北海道アイヌ協会苫小牧支部がアシリパカムイノミ、イチャルパノミ

2012-01-17 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2012年 1/16)

 北海道アイヌ協会苫小牧支部(澤田一憲支部長)は15日、苫小牧市生活館で、神々に穏やかな1年を祈る新年の儀式アシリパカムイノミと先祖供養イチャルパノミを執り行った。
 アイヌ民族の大きな儀式の一つ。同支部会員の他、近隣支部から約70人が参加した。
 アシリパカムイノミでは、民族衣装を身に着けた人々が、ヤナギの枝で作った祭具イナウ(木弊)を飾ったいろりを囲んだ。火の女神に祈った後、祭司の澤田支部長がイクパスイ(捧酒ばし)で伝統の酒をイナウに振り掛け、シイタケ、イナキビ、コンブ、塩など8種の山海の幸をいろりの火にくべ、アイヌ語で神々に平和な1年を願った。
 イチャルパノミでは、女性が屋外で先祖供養の儀式を行い、供物をささげた。
 新年交流会では、苫小牧市と平取町のアイヌ文化保存会が伝統舞踊を披露した。
 北海道アイヌ協会千歳支部(中村吉雄支部長)も15日、アシリパノミを市蘭越生活館で開いた。
http://www.tomamin.co.jp/2012t/t12011604.html

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アシリパノミ:アイヌの伝統儀式、千歳で60人参加 /北海道

2012-01-17 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2012年1月16日 地方版

 1年の家内安全や健康を祈るアイヌの伝統行事「アシリパノミ」(新年の祈り)が15日、千歳市で開かれた。道アイヌ協会千歳支部(中村吉雄支部長)主催で、千歳のほか標津、紋別支部などの会員ら約60人が参列した。
 民族衣装を着た参加者がヌササン(祭壇)とアペオイ(いろり)を囲み、祭司を務める野本久栄さん(60)に続き、シロマトロト(白酒)や食べ物を供えて火の神に祈った。続いて開かれた交流会で中村支部長は、昨年の東日本大震災に触れ、「大震災を越えて、今年は安心・安全に暮らせるよう思いを込めた」とあいさつした。【円谷美晶】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20120116ddlk01040106000c.html

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アイヌ民族党 基本5政策を発表

2012-01-17 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2012年01月14日

■21日結党大会
■国立教育機関設置など
 アイヌ民族による政治団体「アイヌ民族党」の21日の結党大会を前に、結党準備会代表で、萱野茂二風谷アイヌ資料館の萱野志朗館長(53)らが13日、道庁で会見し、五つの基本政策を発表した。アイヌ民族の幼稚園から大学までの国立教育機関設置や、高齢者の生活保障などを盛り込んだ。
 すでに昨年12月に政治団体登録をし、平取町二風谷に事務所を設置したという。来年の参院選比例区に10人の候補者を立てる方針で、萱野氏は「最低でも1議席は確保したい」と語った。また、将来的に道内の市町村議会や道議会の議員選挙への候補者擁立も考えている、とした。
 江別市である結党大会には、ニュージーランドの先住民のマオリ党の国会議員も来るという。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001201160007

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鉄道難工事を指揮 アイヌ技師の偉業、合唱劇で

2012-01-17 | アイヌ民族関連
(東京新聞 2012年1月16日 09時46分)

 愛知、静岡、長野県境の峡谷を走る飯田線工事を指揮したアイヌ民族の測量技師川村カネト(1893~1977年)の半生を描いた合唱劇が、3月31日と4月1日、東京都立川市市民会館で上演される。北海道や同線沿線など、ゆかりの地以外では初めての公演。都民ら100人以上が出演、民族差別を乗り越えて偉業を成し遂げたカネトを歌い上げる。 (松村裕子)
 カネトは北海道旭川市の生まれ。技量を買われ、引き受け手のなかった天竜川の峡谷で昭和初期に命懸けの難工事を完成させた。
 合唱劇は二十七曲からなり、約一時間半。公募に応じた都民ら首都圏の参加者は約七十人で、昨年一月から練習を開始した。これに、ゆかりの地からの応援が加わる。
 十五日は江東区教育センターで、演出の馬場紀雄さん(42)=稲城市=を迎え、愛知、長野県の出演者と合同練習。イノシシに襲われるなど危険と隣り合わせの難工事を、演技を織り交ぜて歌った。
 馬場さんは「初めてカネトの名前を聞く人が見ても分かるようにしたい」と、従来とは異なる演出をする。出演者の一人、会社員牧野内貞雄さん(54)=豊島区=は「長野県飯田市の出身なのでやってみたかった」と話す。見学に訪れたカネトの四女、知恵子さん(62)=文京区=は「娘からみても偉大で尊敬できる。現在でも残るアイヌへの偏見をなくすきっかけにもなれば」と期待を込めた。
 東京公演を企画した詩人港敦子さん(40)=府中市=は「大震災で中断して練習は遅れ気味だが、熱い気持ちが伝わると思う」と、来場を呼び掛ける。三十一日は午後五時半、一日は午後一時半から。前売り二千五百円、十八歳以下千五百円。問い合わせは港さん=電080(6546)5422=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011690094636.html

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