事務局季節だよりも、
冬季には華やかさはないけれど、
この時期なればこその、
「かすかな息吹き」を感じることも楽しい、
昨日は、
立春の朝陽にそれを感じる、
冬枯れの木々も、
枝には芽を宿している、
空の色もまた、
シャープさが薄れて来る、
青空にプラタナス(スズカケノキ)の巨木が春を待つ、
枯葉の絨毯、
その先には、
枯れ芝が続く、
ここ新宿御苑も冬の間は人影が絶える、
種を風に飛ばしたツワブキが立つ、
見事なメタセコイヤの木が天を射す、
日本庭園、
旧御涼亭、
厳寒入口の石の彫刻、
何を表しているのだろうか、
この前は、
でんでんむしに思えたが、
モンシロチョウにも思えてくる、
彫刻の意匠に思い入れが、
曇りガラスの欄間、
欄干の向こうに池が広がる、
水面の冷たさを感じさせなくなっている、
その先はるか向こうに緋色を望む、
近づいてみると、
寒桜四分咲き、
メジロが蜜を吸う、
春は近い、
春よ来い、