ひとつ前のブログを書いた後で、過去に見た事のある、あるひとつの煙水晶の群晶の事が気になりました。それは幅が30cm近くある大きな煙水晶の群晶です。その見事な煙水晶の群晶を見ていると、不思議な事に、どこかの外国の山並みを上空から見ているような錯覚に陥りました。また、それはまるで山岳の立体地図のようでもありました。そのようにイマジネーションが広がってしまう名石だと思います。
その「山並みのように見える煙水晶の群晶」の写真を探しました。そして探し出しました。それが下の写真です。
その写真は過去にデジカメで撮ったSDカードの中から探しました。フィルムカメラ時代の紙の写真探しに比べるとデジカメの写真データはパソコンの画面上で比較的簡単に探し出せました。
その「山並みのように見える煙水晶の群晶」の所有者は名古屋のOさんです。Oさんのお宅に遊びに行った時に撮らせてもらいました。以前にも書いたと記憶しておりますが、Oさんは大型の鉱物標本を観賞石のように愛でていらっしゃいました。石に独自の銘(主に漢字二文字)を付けられ、場合によっては台座も付けて、鉱物標本を観賞石として楽しんでいらっしゃいました。粋な趣味だと思います。
石の楽しみ方に決まりはありません。Oさんの楽しみ方も大いにアリだと思いますし、そのような楽しみ方はある意味、非常に贅沢な趣味だとも思います。
鉱物趣味と観賞石とパワーストーン等が混在している現在、石の楽しみ方は人さまざまです。今年はどうもミネラルショーが乱立しているようですが、人それぞれの石の楽しみ方も、今後はさらに多様化して行くのでしょうか?