ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

鉱物結晶を思わせるオブジェ

2011-11-21 12:19:54 | 日記・エッセイ・コラム

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?傷ついたオブジェ

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?傷ついたオブジェ(拡大)

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?傷ついたオブジェを修復する

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?修復されたオブジェ

一昨日の深夜にお店の非常灯の点検がありました。そのためお店のディスプレイとして配電盤の前に置いてあったオブジェを移動しました。最初の写真はその移動の際、傷つけてしまったオブジェのその部分です。

このオブジェは約10年前に名古屋コンテンポラリーアートフェアでウエストベストギャラリーコヅカさんから購入した三浦篤正さんのオブジェです。私は見た瞬間に鉱物結晶を想起し、一目惚れで即買いしました。素材は木で作られているものですが、そのオブジェはラピスラズリを想わせるウルトラマリンブルーで鉱物結晶を想わせる累帯構造のようなかたちをしており、さらに7つのスパイラルからなる菱型部分は上に行くに連れて広がり、あたかも花が開いていくかのような錯覚に陥ります。まさに石の華にふさわしいディスプレイだと思い、使わせていただいたアート作品です。

そのオブジェを傷つけてしまって落ち込んでいると妻が修復を申し出てくれました。妻は日本画を勉強中で岩絵具を持っていたのです。ちょうどそのオブジェと同じ色の新岩絵具があり、それを使って修復してくれました。新岩絵具とはガラスに金属酸化物を加え、科学的に作られた岩絵の具です。ラピスラズリやアズライトは高価な為、新岩絵具が開発されたようです。そういえば金沢近郊によく見られる和室の部屋の青い壁にもよく似た顔料が使われているようです。

修復されたそのオブジェは店の入り口に置きました。以前は外の通りから見えやすいように奥の配電盤の前に置いてあったのですが、これを機会に入り口に置き直しました。そうすると昨日は同じフロアのブティックのお姉様お二人が興味を示され、これは何か?と聞いてこられました。彼女らは新しい照明なのかと思ったらしいのですが、これはアート作品でディスプレイとして置きました、と答えました。

今日はディスプレイの話題でした。

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