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鉱物の部屋へのいざない

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万博と石

2024-09-27 11:58:29 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、万博「超早割」予約を申し込みました。それは、先週の新聞記事で巨大な火星隕石が初めて一般公開される事を知ったからでもあります。

上の記事がそれです。今から楽しみです。

思えば、1970年大阪万博の目玉は月の石でしたが、私は長い行列を嫌って、それを見る事は出来ませんでした。(月の石を模したお菓子は購入できましたが・・・)

今回の2025年大阪・関西万博では、直に火星の石を見て触りたいものだと思っております。

ただ、今回の火星の石は、前回の月の石と違って、人類が直接火星に行って採集してきたものでは無く、隕石の玉突き現象によって火星から地球に飛来してきたものです。多くの隕石は火星と木星の間の小惑星帯から飛来してきますが、稀に、月や火星由来の隕石も落下してくることがあり、今回の火星由来の隕石はそれらの中でも世界最大級のものらしく期待できると思います。

ところで、水星や金星由来の隕石はあるのでしょうか?水星の場合はNWA7325のような例外を除いて、水星が太陽に近く、その引力が強いので地球まで飛ばされることがないようです。金星の場合は金星の大気が厚いので、これまた隕石の玉突き現象が起こらないようです。また、木星より外側の太陽系の惑星はガス惑星なので、それらの惑星由来の隕石もないようです。そう考えると、火星由来の隕石は太陽系の中でも非常に貴重な隕石と言えるでしょう。

2005年愛知万博では、化石と言うよりもマンモスの冷凍標本が目玉でした。私は、それをしっかり見ました。それ以外にも、ロシア館で見たダルネゴルスク産の様々な鉱物標本が印象的でしたし、ニュージーランド館の翡翠原石やポーランド館の巨大岩塩の結晶なども印象深かったと思います。(万博終了後、名古屋のセカンドショップでその展示岩塩の一部が販売されており、少し、驚いた記憶があります・・・。)

今、思うに、万博と石とは、どうも密接な関係性があったようです。

何かと、問題点が話題になりやすい万博ですが、石好きさんにとっては、どうしても行かなければならない行事なのだろうと思います。

 

コメント
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