ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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チェコキュビズム

2020-05-29 11:21:56 | 日記・エッセイ・コラム

「石の華」の臨時休業もあと三日間、6月1日(月)から通常営業に戻したいと思っております。もうしばし、お待ちください。

今日のブログも窓を閉めて自宅で書き始めております。今日の天気も清々しい天気で、爽やかな乾いた風が心地良いのですが、コロナ禍と近所のホテル建設工事の騒音で、自宅で閉じこもって書いております。

今日の話題は、「感染症」には、もう飽きが来ておりますので、久しぶりに写真付きの話題にしたいと思います。

外出自粛の期間中、最近では、毎日、自宅の大掃除をしております。その大掃除の中で、私が過去に購入したもので、自宅内のどこかに仕舞い込まれていたもの達が、発掘されました。その発掘作業で、久しぶりに見つかったものを、2点紹介します。それは、結晶鉱物ではありませんが、それに相通じるものだと思います。

まず最初は、キューブ状のオブジェです。


これは、金沢のSKLO(スクロ)というアンティーク・ショップで購入したチェコキュビズムのオブジェです。買ったのは10年前で、SKLOは今の香林坊ではなく、犀川の畔に店がありました。当時は「石の華」を始める前で、私は金沢に引っ越してきたばかりで、金沢を知る為に、自転車であちこち出歩いておりました。SKLOは、その際に、偶然出会った店だったと記憶しております。

この入れ子構造状のキューブのオブジェは最初にSKLOで買ったものだったと思います。多くのアンテークでゴチャゴチャしていた店内で、これを見つけた瞬間、鉱物的だと思いました。そして、まさしくチェコキュビズムそのものだと思いました。即買いでした。

SKLOオーナーの塚本美樹さんはNHK「世界はほしいモノにあふれてる▽中欧!幻のアンティークを探す旅チェコ&ドイツ」(2020.02.20放送)という番組に登場しておりましたが、実は、「石の華」にもご来店していただいた事があり、その際にスペイン ナバフン鉱山産のキューブ状黄鉄鉱の結晶を購入されました。鉱物とチェコキュビズム、何となく美意識が一致しました。

次は陶器製のチェコキュビズム風の小物入れ箱です。これはPavel JANAK(パヴェル・ヤナーック)というチェコキュビズムの建築家が1911年にデザインしたものの復刻版です。買ったのは15年程前で、当時住んでいた名古屋の新栄町の近所にあったデザインショップでした。その店でこれを見た瞬間に、これまた鉱物的だと思い、即買いでした。

思うに、チェコキュビズムはアールデコに似ています。そして、どちらも鉱物的だと思います。

私がチェコキュビズムに惹かれてしまうのは、その鉱物性にあるのだろうと思っております。

今回のコロナ禍での臨時休業中の自宅大掃除では、他にも多くの気になるものが再発見されております。それらは、また後日、出して行きたいと思っております。

コメント
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