ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

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感染症

2020-04-10 12:04:56 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「感染症」です。(このブログは石のブログなので、過去に「感染症」に関する話題が無かったはずで、念のため、ブログ内検索してみると、一件だけ「マダニ」2015.09.04というタイトルがありました。)

このブログ画面の「お知らせ」枠にも書きましたが、「石の華」も今日から臨時休業する事にしました。政府の「緊急事態宣言」発令にともない「人と人との接触を8割減らす」手段に少しでも協力したいという思いもあって、新型コロナウィルス感染症の早期終息を願う気持ちから、そうする事にしました。期間は今月末までとしましたが、5月1日に再度、状況判断したいと思っております。

「石の華」は鉱物趣味の為の店であって、生活必需品を扱っている訳ではありませんので、世間の日常生活に支障は無いはずです。また、ポルテ金沢のようなホテルやオフィスや薬局などがあり、公共性の高いビルでは、人の行き来が、それなりにありますので、こちらにもお客様にも感染リスクが無いとは言えません。「石の華」の環境は決して三密ではありませんが、しっかりリスク回避したいと思っております。

思えば、感染症とは厄介な病気だと思います。人と人との接触で拡大してゆくという事は、経済活動の基本を止めなければ拡大防止にはならないという事です。感染症は人類の移動手段の発展や人口増加と共に蔓延してきました。まるで、文明発展の負のフィードバックのようなものです。

日本では、岩手県と鳥取県では、いまだに感染者が出ないという事は、「人口がまばらで、東京・大阪などの都市部との行き来も少ない」という理由だそうです。

先日、NHKのETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界~歴史から何を学ぶか~」を見ていて、久しぶりに河岡義裕氏(東京大学 ウイルス学教授)が出てきました。その昔のインフルエンザのTV番組では頻繁に登場しておりましたが、今回の新型コロナウィルスではあまり見かける事がなかったように思えます。その河岡教授の「感染症は感染しなければ発症しない。」という言葉は非常に印象的でした。

感染症という病気、ある意味、興味深い存在です。それはウイルス(生物ではありません)や細菌のような微生物が介在して、他の生物(宿主)と共生したり、死に至らせる病気も発症させたりします。感染者の症状の違いはどこから来るのでしょうか?そこには生物学や進化論に潜んでる未知の現象があるような気がしております。

ところで、鉱物趣味と感染症は全く関係が無い訳ではありません。

福井県の面谷鉱山は北陸の有名鉱物産地のひとつですが、1918からのスペイン風邪のパンデミックという暗い過去を忘れてはなりません。そこでは、「総人員908名中、899名が罹患しうち86名が死亡する大流行」があったそうです。集落の道路脇にある慰霊碑はそれを物語っていました。

今回の新型コロナウィルスのパンデミック、本当に、早く終息して欲しいものです。
コメント
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