めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

あたり[魚信](山本 甲士)

2011-03-05 21:00:59 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

やっぱり、好きです!
山本甲士さん。
今年のワタシの読書10大ニュース(暦は、まだ3月なんですけど…(汗))では、
山本甲士さんという作家さんを知ったことが、間違いなくランキングに入ることでしょう。

いやーーー~
ほーんと、こーゆーほのぼの調の小説を読むと、
ちまちました嫌な事なんか、吹っ飛んじゃいますね!

魚の名にちなんだ6つの短編から構成されていますが、
それぞれの登場人物は、ほんと、どこにでもいるよーな方々なので フツーのごく平凡な日常が題材に取り上げられています。

でも、でも、山本先生のストーリーの中だと、やくざさんも ちょっとコワめのおにいちゃんも
みんないい人に思えちゃうんですよね~。
情景も浮かんできて、短編同士、ちょっとずつ関連性もあるので、
読んでいると どんどん次が読みたくなってしまいます。

最後の「まぶな」に出てくる基一が、実は 全体の重要な鍵を握っているのですが 。 。 。
基一が、過去の人々に遭遇する場面では、
「くぅぅ~~~(泣)、
 こう来たか・・・ やられた!」と内心、山本先生の展開ワザに感服しながら、
思わず涙が出そうになっちゃいました。

ほんと、山本先生という作家さんに出会えたことに、感謝 ♪
コメント (1)
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