めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

薄情(絲山 秋子)

2016-04-30 21:46:15 | 本(うーん…) あ行の作者

こ… (汗) これ はっ・・・
 ( ;´Д`)ノ
絲山作品だけに…
期待が大きかっただけに…
「うーーーーーん…」 の一言ですねぇ…。
ごめんなさい。
ほんと、ゴメンナサイ。

なお、この作品に触れた 豪華インタビュー記事 です。
この記事、見応えありますねぇ…。
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世にも奇妙な君物語(朝井 リョウ)

2016-04-29 21:35:12 | 本(普通) あ行の作者

今回の朝井作品は全5編から成る 短編集 で、なかなかおもおしろかったです。
この作品についてのインタビュー記事も こちら に。

内蔵作品は 下記のとおりです。
 1. シェアハウさない
 2. リア充裁判
 3. 立て! 金次郎
 4. 13.5文字しか集中して読めな
 5. 脇役バトルロワイアル

まぁ、好みは人それぞれかと思いますが、ワタクシめは №3 が気に入りました。
読みながら、“朝井センセイ、うまいなぁ~♪ ” と感じさせられ、しかも逆転劇なので 爽快でハッピーな作風なトコロがまさに好みです。
 (´c_,`*)
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小松とうさちゃん(絲山 秋子)

2016-04-24 21:43:02 | 本(まあまあ) あ行の作者

今回読んだのは、こちら です。
へぇ~~、絲山センセイってこういう作品もお書きになるんだ…
と新鮮に感じられる、50代独身男性に春が来る♪ までのストーリーです。

だから、こっち(読者側)の感想もいたって平和です。(笑)

“なるほど!” とか、
“うーん…、なんとなくわかる気がする…。こういうニュアンス。 ” などなど、
小松氏の日常に対して、共感させられ部分が主流。
しかし、まったりと読み進めるにつれて自然と、
“小松さん、ガンバレ!” とか、 “ハッピーになりますように…” とか、思えてくるところが、
絲山センセイの筆力であり、魅力なのだと思います。

こういう まったりしながら、登場人物を応援しつつ、読後感もまたよろし…
という1冊って、実は 貴重な本なのかもしれませんね。
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櫛挽道守(木内 昇)

2016-04-23 21:43:40 | 本(普通) か・さ行の作者
>
読み応えありました。
そして、今回も 自分自身が学ばされる作品でした。
ありがたや~~  (;`―´)

読んでから知ったのですが、すごい作品 だったのですね~(驚)
複数の受賞をされた作品だったとは…
確かに、読みながら “世の中が放っておくわけがない作品だなぁ~!” と感じていたのです。
 (ノ)゜д゜(ヾ)

それだけに、世間の注目も集めていたようで…
書評が こちらこちら をはじめ、いろいろと取り挙げられているようです。

そしてそして…
今回、わたくしめが とーーーーーーーっても(!)驚いたことが もう一つ。
それは…(汗)
木内昇センセイって、女性 だったんですね  (゜∀゜」)」
おほほほ…   大変失礼いたしました。

お名前からして、順当に思い浮かぶ方の性別を 信じて疑いもせず…
(;´v_v)ゞ
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晴れたらいいね(藤岡 陽子)

2016-04-16 21:28:30 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

結構、想定外の戦争がテーマの 作品 だったのですが、良かったですよ~!
詳しく取り上げられた記事が こちら に載っていました。

戦地に派遣された日赤の従軍看護婦 などという設定を、藤岡センセイ よくぞ(!)お書きになりましたねぇ~、
というのが 読み始めてまずは抱いた印象でした。
なにしろ派遣先がマニラを皮切りに 終戦が近づくにつれて、どんどん危険で悲惨な状況に陥っていく過程で、
雪野サエはじめ看護婦たちにとって、大切な大切な 佐治軍医までもが命を落とすことはおろか、
ちょーっと…、ナース目線でないと 一般的には想像が“全く ”付かないような…
緊迫感を帯びたシーンが、様々な救護活動をとおしてリアルに描かれています。

それだけに、この タイムスリップによって、現代 → 終戦間際の異国の地へ 移動した、いわゆる現代っ子目線で 強く生き抜こうとしていくサエの姿というのは、とても効果的な設定だったんだ… と読み終えて振り返ると しっくりと納まります。

また、このタイムスリップがあったからこその、約70年分もの年の差をも 結び付けた、互いに分かり合える心の部分が強く意味を持って伝わってきましたし。

だからこそ、最後のシーンは、かなりかなり グッ…と来ました。
 ・゜・(゜うェ´゜)・゜・
そして、爽やかで 納得の行く読後感を得られました。

好みはそれぞれかもしれませんが、少なくとも ワタシは いい作品だと思います。
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よこまち余話(木内 昇)

2016-04-15 22:06:12 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

なんというか… 
琴線が震える… というのが、まさに ピッタリ当てはまる! 作品 に出会ってしまい、本気で“この本(*図書館所蔵: ちなみに返却期限まだ10日程先) 返したくない!!” と思って 慈しみ中です・・・

惚れたっっ !!
木内 昇(ノボリ)センセイ !
・゜・(゜うェ´゜)・゜・    くぅ~~~(感涙)

私め、てんで カンの鈍い人ですけど、予言します!
この作品、今年(2016年)の 自分の中の BEST 1 ☆ に成り得る! (かもしれません…。)
なんというか、この本に対する想い を 上手く表現できないのが。もどかしいーー!!

そこで、あの(!)大作家センセイ の“お手本”たる 書評 を 畏れ多くもこの場にお借りして、この本に出会えた幸運を噛みしめましょう 。。。

いやーーぁ…
ほんとに 本当に、泣けました・・・
いや、 表立って涙を流すのではなく、心で泣けるんです…  (ノω;`)
だから、ほんと(!) ワタシ、胸が痛くなりました…
なんというか、渋い(故. 高倉ケンさん風と言ってふさわしいかどうか…)感動が 読み進めるほどに、こう、ジワジワ~と来るんです。

もう、たまりません…  (´;ω;`)

だってだって、 この作品って、前半部も ただでさえ(すっごく!)イイのに、
後半部ですよ、 後半!
どうしてどうして、こんなにも奥ゆかしくて 清らかな 「純愛ストーリー」になっちゃうんですか… ?!

木内センセイ、
どうしてどうして、こんなにも胸に染み入る ゼツミョーな仕掛けが いとも自然に用意されているんですか… ??

ワタシ、結局 2回読んだのですが、2回目は一層のこと、登場人物達の相関関係と“木内流”の演出がもたらす繋がりがわかり、深く深く 心に沁みました…
(゜うェ´゜)
そして、またしても 胸が痛くなってしまった ・・

この作品、大好きです。
ありがとう、木内センセイ。
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闇医者おゑん秘録帖(あさの あつこ)

2016-04-10 21:32:32 | 本(まあまあ) あ行の作者

大、大好きな あさの作品♪
あさのセンセイの本には、かつて期待を裏切られたことがない!

ということで、今回は こちら でござんす。
存在を知ってチェックしていたものの、すーっかり失念していたもので…
今さらながら またまた楽しみなシリーズもの、発掘♪ (嬉)

いやはや、
本当に あさの作品は、いい!!
とっても いい   (p゜∀゜q)
おゑんさん、末音さん、お春さん の 今後の展開が楽しみです。

今回のは、初回だったので、
 ・春の夢
 ・空蝉の人
 ・冬木立ち
以上の3編により、おゑんさん、末音さん、お春さんの“人となり”や 過去のエピソードにまつわる構成でした。

でも、どうしてあさのセンセイって、過去にタイムスリップするような リアルな情緒を
こんなにも 自然と読み手に スーーーっと伝わるように、お書きになれるのでしょうか。
末音さんの調合する「香」の かほりや、阿澄の御方さま(空蝉の人)が佇む御簾の空間が
読んでいて、ほーんと 感じられるような感覚(?)に浸れるんですよね~。

もちろん、続編、現在 予約待ち中ですが、とってもとっても待ち遠しいです。
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ヒーローインタビュー(坂井 希久子)

2016-04-09 22:07:10 | 本(よかった!) か・さ行の作者

今回読んだのは こちら ですが、爽やかで 実にヨカッタです~。
内容 は、結局のところ “表紙の絵そのもの!” という感じですね。

でも、実は…
この本、 二度読みしたんです。。。
そうしたら、ほーーんと よくできてる!! ってことに 気付かされまして…
ヾ(´ε `;)ゝ

登場人物の相関関係とか、1つ1つエピソードとか、ほーんと よくできでます!
一見、スポーツ(野球)もの ? かと思いきや、なんのなんの…  (=・ω・=)o
結構、深い人情味のエッセンスが散りばめられています。

それゆえ、2回目に読む時は、“坂井センセイ、よくお考えになったなぁ…” と 思う場面やカラクリを (1度目は スルーしていたのに対し) 改めて楽しませてもらいました。

この本自体は、仁藤 全(あきら)選手 にまつわるエピソードが、リレー方式で語られる構成なので、ほんと読み易くて サクサク読めちゃいます。
ですので、オススメは 敢えての二度読み (笑)  ヾ(*・∀・`)o

いや…  (´ε `;)ゝ
ちぃーっとばかり 手間かもしれませんが、結構 共感していただけるのではないかと…
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いよう!(山田 宗樹)

2016-04-03 20:05:16 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

いきなり、迫力のある表紙なんですけど…(笑)
読んでみれば 中身 によくよく合ってます!

出版社特有の字の大きさと 読み易さで、それこそ 「あっ…」と言う間に読めますが、
どうしてどうして なかなか なかなか…
侮れない“味” がございましたわよ…。

山田センセイの歯切れの良さと ちょっとエロチック(?)な風味が、ちょうど良~~く 引き立て合っている、って感じです。
あと、お馴染みの 人情ネタもチラリ ホラリと… いいアンバイに練り込まれているところも、読者ゴコロをくすぐりますな…。

山田センセイは そもそも、シチュエーションの設定が巧みで自然で 文章が流暢なので、どんどん先に進んじゃうんですよね。
清二郎おじさんの人生、決して平和な歩みではないけれど…
余韻は心地良いカタチになったのが、良かった。
ね、 テツボウ  (*^-^)
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聖ジェームス病院(久間 十義)

2016-04-02 22:02:13 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

こちら、途中までは “面白いかも~、なかなか♪” と思っていたのです。
テーマも興味深い分野だし。

だから、もう少し、テーマを絞って ポイントをピックアップして、
要点を整理して、 行きつ戻りつしないで…
あれもこれも 盛り込みたいんでしょうが~、そのへん あまり欲張らないで …
もーーーチョイ 要領よく、スッキリさせると、俄然 面白くなったのではないでしょうか。

ページ数、この3分の2位になったりして…   (*>(エ)<*)
ワハハ。
省資源、省エネルギー。(?)
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