エール！(3)

今回の巻 をもって、エールシリーズは完結なんですとな…。
１ → ２ に続き、爽やかで読後感◎のストーリなので楽しみにしているシリーズだったので、これ以降ないとなると　ちょっと残念です…。

今回の中では、２話目のコハルちゃんのエピソードが気に入りました。
あと、６話目も “さすが伊坂幸太郎！” という感じ。

～ 今回の作品たち ～
　1. ヴィーナスの誕生 La Nascita di Venere　（美術品輸送・展示スタッフ)
　2. 心晴日和　(災害救急情報センター通信員)
　3. 『ラブ・ミー・テンダー』　(ベビーシッター)
　4. クール　(農業)
　5. シンプル・マインド　(イベント会社契約社員)
　6. 彗星さんたち　(新幹線清掃スタッフ)

望み（雫井 脩介）

今回読んだのは、こちら。
ほほ～～～、
とても話題になった作品だったんですねぇ。

確かに、先が気になって どんどん読んでしまいました。
とても読み易かったし…。
しかし…
さんざん引っ張ったワリには、
「え…、こんなに安直に結論付けて終わらせちゃっていいんかい…??」
というのが正直な印象・・・

まぁ…
引っ張るワリには、残りのページがどんどん少なくなっていったので、
「てことは…、結末としちゃぁ、タカシは既に ××ってことだよな～・・・」
と、素人目にも予想が付いてしまうのも、ツメがお粗末 ??

すみませんねぇ。
辛口で。

素敵な日本人（東野 圭吾）

今回のは、東野作品にしては 珍しい 短編集 でした。
収録作品は 下記の9編です。

1. 正月の決意
2. 十年目のバレンタインデー
3. 今夜は一人で雛祭り
4. 君の瞳に乾杯
5. レンタルベビー
6. 壊れた時計
7. サファイアの奇跡
8. クリスマスミステリ
9. 水晶の数珠

まぁ、気軽に楽しめる ミステリー調のストーリが中心ですが、
家族ものや SFっぽいものもあり、作品の好みは読む人それぞれに分かれそうですね。

ちなみに、ワタクシめは、№1　　№4　　№5　　あたりに好印象。
なにしろ、痛快、サッパリ、腑に落ちる系が好きなもので…。（笑）

蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係2（大倉 崇裕）

今回 は、珍しく初の長編構造。
まぁ…
主役の2人、このシリーズの最大の魅力である名コンビ、須藤警部補＆圭子ちゃん のフットワークと名推理は健在なので良いのですが～
短編仕立ての方がメリハリがあって、楽しめるのかな… ? と思ってしまいました。

一つの動物（今回はハチですが…） をとことん掘り下げるのも、新たな試みで それはそれで興味深い内容だったのですが、
このシリーズが持つ “味” から言うと、もーちょっとラフなスタイルで 軽～く楽しめる内容の方がしっくりくるのかも…。

小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係1（大倉 崇裕）

いや～～～、　こりゃぁ、楽しいシリーズだこと。（嬉）
先に 4作目を読んでしまい、改めて 初回作 からスタート♪

いや～～
楽しいわ。
よく考えられているなぁ…
須藤さんと圭子ちゃんの凸凹コンビ。
でも、えらいなぁ～、と思うのは、2人がお互いの存在を大事に思っていること。
いいですね。
仕事を通じて、こんな風に信頼し合える関係って。
年の差なんてなんのその、 こういう関係だったら いい仕事ができますね。

このシリーズは、主役2人だけでなく、総務課の弘子さんをはじめ、登場キャラも皆、いい味出してますね。
悪役の日塔さんでさえ、今後のシリーズ読むのが楽しみなほど。（笑）

そして、すごいなぁ～、と思うのは、動物の知識。
個人的には大っ嫌いな動物（＝ びーへ） でさえ、興味をそそられる由来とエピソードがあって、 事件の謎解きと 巧みに絡み合って とーーっても面白ひぃ～～♪

ということで、須藤＆薄コンビの活躍をどんどん読みますわよ～。（るんるん♪）
それにしても、一度は捜査一課への復帰を打診されたものの、圭子ちゃんとの仕事を選んだ須藤警部補。
オトコの中のオトコ。
まさに ハートの熱い、本物の刑事ですな。

なお、今回のストーリーは 下記の4つの動物から成っていました。
　　　1. 小鳥を愛した容疑者
　　　2. ヘビを愛した容疑者
　　　3. カメを愛した容疑者
　　　4. フクロウを愛した容疑者

カンパニー（伊吹 有喜）

テーマはまさにまさしくストライク！
ということで、わくわく度MAX ♪で読んだのは、こちら。

うーーーーーん…
まぁ、正直なところ、（結局、何が書きたかったのかな…? ）と思いつつ、テーマがテーマだけに興味深く読みました。
個人的には、社長令嬢でありプリマに君臨する沙羅ちゃんが、凛としていてかっこよかったなぁ～　という位のおぼろげな感想くらいで…
あしからずです。