めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

すれ違う背中を(乃南 アサ)

2013-05-30 22:13:56 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

大好きな乃南作品。
乃南センセイの本だったら、絶対にハズレはない! と(自分の)保障付ですし、
おもしろかった 前作続編 ということで、期待通りの 安定感でした。

ということで、書評 です。

今回は、前回の接骨院のパートを辞め、なかなか次の定職に就くことができない 芭子の
出だしだったので、どうかな~ と 思っておりましたところ、
乃南センセイは、ちゃんと ステキな展開を用意してくださっていました。

しかも、それが、綾香とのご奉公時代に培った技能を生かした 新たな能力の開花とは、
実に ニクイ演出では あーりませんか! (^.^)>

また、小説によくありがちな 一辺倒の展開に留まらないところが、乃南センセイのご力量でして、
やはり出てくる 少々切ないエピソードが、光っていて 本当にお上手だなぁ~と、
毎度感服させられてしまいます。

当然ながら、今作も面白くて 一気読み♪
相変わらず、高木聖大クンも イイおシゴトしてますし、…ね ( *^-゜)
(…今回、ちょっとドキドキしたけれど、結果的に、高木クンのキャラとしてはますます面白いことになりそうで、ムフフ。)

芭子&綾香シリーズ、大好きです。
2人の幸せに向けて、今後とも ずーっと応援させていただきます。


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55歳からのハローライフ(村上 龍)

2013-05-28 22:36:41 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

こちらの書評 が 新聞に掲載されてからというものの、
市内図書館では さのとおり、あまたの予約者さまが…
しかし、やっと ゲットできました。 こちら。 
キタ――o(・∀・`o)♪

そもそも、…
村上作品との出会い= 芥川賞を受賞された あまりにも有名な あの作品 でして、
その後も 高評価の こちら なんぞも拝読いたしましたが、
・・・ (´I`。 残念ながら、いまひと~つ… ワタシには馴染めなかったのです…。

しかし、今回のは 新聞に何度も広告が掲載されるように、
なかなかよかったです!
ワタシは 公共交通機関の乗り継ぎ通勤なのですが、
「あれま(驚)! も、もぅ バスが来てしまった…」という夢中モードに
陥りました。

短編ならぬ 中編5作品から構成されていますが、いずれも 年代的に
とても人ごととは思えない、身につまされる話ばかりでした。
さすが、芥川賞作家、(どうして、こんなに畑違いの境遇や 人の心情を、リアルに描けるのだろう…)と、
何度も感服させられました。

いずれのストーリーにも、主人公がそれぞれ好む 「ある飲み物」が、
ささくれだった団塊の世代の心を癒す存在として、登場してくる仕掛けも
とても良かったです。
この作品は、読んでみると 共感されるかたが、とても多いと思いますよ。

ほーーんと!
我が家も 人ごとじゃぁ ございません…(汗)
決して、宝くじ当選☆とか、突飛な願望は抱きませんから、夫婦共々 いつもニコニコしながら
素敵に歳を重ねて行きたいものです。
ヽ(〃∀〃)人(〃∀〃)ノ ネェ-
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【アイス】 パイナップルナッツ(31)

2013-05-26 22:53:49 | その他(スイーツ)

え~と、まずは、31さんのHPによりますと このような紹介となっております。
  ↓  ↓  ↓
 本物の果肉が入ったさわやかなパイナップルアイスクリームに香ばしいクルミをミックス。
 思いがけない組み合わせが絶妙!
  以上

ふむふむ…  σ( ̄、 ̄=)
うーーん… まぁ・・・
予想どおりと言いますか、ほどほどに期待どおりと言いましょうか・・・

まぁ、ひとことで言えば、「まあまあ」でしょうか。
確かに、パインが(本物っぽい)入っていましたし、
クルミも入っていましたし(← クルミはおいしいですよね! ←キッパリ。)

これで、本体のアイスに、ベタベタした甘ったるさがなければ
実に おいしくて画期的なフレーバーなのになぁ…。 (残念)
 
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スタート!(中山 七里)

2013-05-24 22:52:09 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

今回、読んでみたのは こちら です。
ワタシは、中山作品の“音楽もの” が好きなので、
今回の = 映画もの = しかも、ストーリーが制作側のエピソードときているもので、
正直なところ、最初は  ( ̄  ̄;) うーん ... ? と思いながら、ページを進めていたのです。

しかし、だんだんと 事件性を帯びてきたり
映画制作に携わるチーム = 言わば、監督を中心とした「家族」内でのいろいろな思いとか、
特に、病を押して撮影に 最後の炎を燃やす監督の姿を見て、突き動かされる本心とか、
そこから見えてくる そのヒトの人間性とかとか・・・
結構、終わりに近づくにつれて どんどんページをめくっている自分に、内心ビックリでした。

結局のところ、ハッピーエンドに至る この作風も、いかにもワタシ好みで
読後感も心地よかったです。

そして、今回、この作品の生みの親(中山センセイ)に関して、
驚愕の事実に気付かされたのですが… (; ̄ー ̄A アセアセ
こちらの記事 に、もぅ もぅ もーーーーぅ びっくり!
いやだ。
中山センセイって、殿方だったのですね  Σ(|||▽||| )

うはーーーー  ( ̄□ ̄;)
大変、失礼いたしました。
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晩夏―東京湾臨海署安積班(今野 敏)

2013-05-22 22:05:35 | 本(よかった!) か・さ行の作者

待ってました!
だ・だ・だ大好きな 安積班

今回は、速水サンが どうなることかと… ちょっとハラハラしましたが、
(さすが、直木賞作家のテクニック ↑ まんまと…(笑))
その分、ナント(!) 安積ハンチョウと ペア捜査が実現してしまうなんて…
キタァ━━━((゜□゜;))━━━ !!

も… もぅ、 東京湾臨海署ファンとしては大興奮の大歓迎の「事件です!!」
安積班ファンの そこのアナタ、これは プレミアムですよ!
ぜひぜひ、お読みなすって ( ゜∀゜)ノ゛ オススメ

特に、捜査一課の鼻持ちならぬ エリート小僧(矢田)を 教育していく、速水小隊長は
大したもんです!
今回は、結構 学ぶところが多かったなぁ~ (。uωu)

特に、…と・く・に!(声大)ですよ、
最後のところで、速水さんが矢田との賭けに勝利のくだり(名言) は、
ぅぅぅぅぅぅ う う う うぅ~~~~~~(←大興奮)
もぅ、たまらんのです!!!!!  。゜(゜ノ∀`*゜)゜。

では、速水小隊長が 矢田に放った命令… じゃなく“名言”で締めくくらせていただきます。
「安積係長のような 刑事になれ。」

キャーーーーーーーーーー(叫)   d(≧ω≦*) グッ
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あなたへ(森沢 明夫)

2013-05-20 22:43:34 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

昨年、公開された 映画 の方は観ていないのですが、
(偉大なる “健さん”のために制作された作品って… ??)と、なんとなく興味があり
読んでみたのが、こちら

どうやら、映画が先で 小説=脚本として、書き下ろされたらしいのですが・・・
いや いや (゜∀゜)
どーして  どうして!
実に、よろしいじゃぁ あーりませんか☆

まぁ…
確かに、“健さん”のための設定やら 話運びだわ… とは 思いましたが、
それが 現実味を帯びていて、かえって良かったです。
そして、映画の配役との適合度について 感想を述べさせていただきますと、
大滝秀治さんの最後の作品ということで、じっちゃん(吾郎さん)=秀治さん
という予備知識しか持ち合わせていなかったのですが、杉野=たけしさん と知り、
(なるほど。これは 適役かも♪)←まぁ、健さんとの年齢差は大目に見るとして
思ったのでした。

あと、南原&田宮=佐藤浩一さん&草薙くん… ?! ですか。
うーーーん… (-ω- ?)
こちらは、チョットどうでしょうかねぇ~・・・
まぁ、小説から抱いた印象なので、映画の中では かなり違うかもしれませんが。

それから、洋子さん=田中裕子さん… ?! って、これこそ ワタシの中では Y.小百合さん!
だったりするのですが…  (=ω=)うーん…
いずれにせよ、塚本ご夫妻は それこそピッタリ(長塚さん&原田さん)ですね。

では、この小説(映画)のキーマン、杉野が残した “洋子さん語録” で 美しく締めくくるといたしましょう。
 
  ・その1「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」
  ・その2「人生には、賞味期限がない。」
   ・゜・(ノ∀`;)・゜・
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【アイス】 ジャイアントコーン チョコナッツ&マカダミア

2013-05-18 22:37:49 | その他(スイーツ)

セブンイレブン限定の、スペシャルなジャイアントコーンアイス、食べました。
(5月14日発売)

う、うーーーーーーーーーーーーーん・・・・・・・
不満 不満 不満 不満 不満→エンドレス…
(・´з`・)ぷぅー

ちなみに“セブンイレブンさんのHP”によりますと、↓
 トッピング、アイス、コーン、全てにこだわったジャイアントコーンスペシャルがセブン-イレブン限定販売として新登場!
 アイスは、マカダミアナッツを加えることで、より深い味わいに仕上げました。
 カリカリとした食感のシュガーコーン、トッピングのチョコレートと高焙煎ピーナッツの相性抜群です。

とのことなのですが…
ワタクシめは、ナッツトゥーユー(31)が 大・大・大…好きなので、
かえって 比較してしまった分、ガッカリ感が

リベンジ狙いで、アイスをガンガン食べることにいたしましょう。
わーーい  ヽ(・∀・)ノ♪
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晴天の迷いクジラ(窪 美澄)

2013-05-16 23:01:18 | 本(よかった!) か・さ行の作者

本屋大賞2013 の第6位だったという こちら、「絶対に、おもしろいに違いない!」
と確信&期待しながら、早速借りてまいりました。

(*>д<)/ うまい!

つくづく、侮れない作家さんだと思います。
結構、この作品の構成 =<幾人かの登場人物ごとに確立されたストーリーが相成って、ひとつの作品を形成している>
って ありそうなパターンではあるのですよ。

しかしですね、
これは、本当にうまい!
由人,野乃花,正子 と、いわゆるクジラ繋がりの (成り行き上)仮想親子となる
この3人の 背景(境遇)ったら、よくぞ ここまで読み手を引き込むエピソードを考え出されたのか…
と、感嘆させられるほど、うまい!
目が離せない!

いや~
納得です。(*`・ω・*)ゞ  本屋大賞入賞作。 
ワタシ個人的には、5位よりも 遥かに比べようもないほど、全然「上」ですし、
大話題作の2位よりも 魅力的でした。

由人,野乃花,正子、それぞれ 背負っているものは違うけれど、
ワタシは、3人に対して ミョ~に共感させられる所が それぞれあったせいか、
心から3人の未来にエールを贈りたいです。

好みの違いはあるかもしれませんが、この作品は オススメです (*^ー゜)b
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笑うハーレキン(道尾 秀介)

2013-05-14 22:25:28 | 本(うーん…) ま・や・ら・わ行の作者

待っていました、道尾センセイの新刊。
そもそも、(ワタシの中では)定番の こちら でお見かけしてから、気になっていた次第でして、
図書館の蔵書検索をマメに行った結果、わりと早めに 読むことができました。

我が家では、あいにく夕刊を購読していないため、連載されていたことを存じ上げていなかったのですが、
すご~く気合いの入った 特設サイト まで… ∠( ゜д゜)/ 「え」

ということで、もともとご贔屓のセンセイの作品だし、
タイトルも いかにも陽気なノリで面白そうだし、…
と あまりに期待が大きかったせいか、これを覆す…とまではいかないまでも、
ちょっと・・・ 偉大なる直木賞作家の作品にしては、いささか△だったでしょうか… ( ̄Ω ̄)

うーーむ…
でも、連載ものって 放映期間の長いTVドラマにも、
“途中はテンポもよくて 面白いんだけど、終わってみると… どうかなぁ… ?! ”
という印象がありがちですよね。
(自身、ハマっていた こちら だって、まさにまさしく…だったし・・)

だから、次回作は、道尾流に全てを創作できる “純”な小説のご誕生を
楽しみに待ち望むことにします。
やっぱり、道尾作品の 巧みな表現力や展開、読みやすい筆力(文章)が好きなので~♪
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新幹線 お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?(遠藤 功)

2013-05-12 21:10:47 | 本(よかった!) あ行の作者

ここ最近、ビジネス本が続いているよーな気がしますが、全くの偶然です。
ワタシが常日頃から知り得る、Y売新聞の 本の広告欄から(お~、なんとなく読んでみたいかも♪)
と、ピピっときた本を 図書館に予約している次第でして…
今回も たまたま“あなたへの貸出の順番に、なりました。”と、知らせを受け取るまで
からっきし忘れていたという・・・・ (A;´ 3`) アセアセ

今回の本、たいそう 話題 になったばかりか、みゅ… ミュージカル にもなっていたなんて(驚)
 >杜 けあきさん、きれいだな~~

そもそも、ワタクシ…
かれこれ 高校の修学旅行以来、ウン十年近く 新幹線に乗ったことがないヒトでして…(汗)、
「天使たち」の存在を存じ上げませんでしたのーー。
上野駅で ちょっくら、改札を入れば(そもそも、地下に新幹線ホームがあることも知らなんだ…(爆))
エンジェル達が 7分間のタイムリミットの下、鮮やかで爽やかなドラマを繰り広げているのですね。(驚)

この本の、本来の目的に叶った感想でなくて申し訳ないのですが、
純なエンジェル・リポートに だいぶ感動してしまいました… ゥゥ。・(つд`。)・。
なんでだろ・・・ ??
本人としても、よくわからないままに 心を揺さぶられてしまったと申しますか、
世間さまで“感動!” の呼び声が高い こちら よりも、ハッキリ言って ウン十倍は 心に響きました(涙)。

平均年齢52歳の等身大の“お母さん目線”だからなのか…、 ?
夢の国ならぬ、現実的な新幹線が舞台だからなのか…、 ?
なぜ、ここまで感動してしまったのか、よぅ わからんのですが、・・・ ??
エンジェル達が 3.11(東日本大震災)に際して 発信したメッセージ、
「がんばろう」でもなく、「がんばって」でもなく、『がんばるぞ!日本』が エールとなって
カツンと 胸に伝わってきました 。゜(゜ノ∀`*゜)゜。

エンジェルさん達、暑い日も寒い日も 本当にいつもありがとうございます。
  m(_ _"m)
個人的に 新幹線自体に対しては、あまり関心はないのですが、エンジェルさん達のお姿を垣間見たくなりました。
(↑ 鉄道ファンに 怒られそうですな…(汗) ぬわーっはっは…
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