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めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯(門田 隆将)

2010-12-31 17:06:32 | 本(まあまあ) か・さ行の作者

今年最後の書き込みは、ワタシが大変感銘を受けた この ノンフィクション。
ノンフィクションは、ありのままの真実が綴られているだけに、時と場合によっては、そんじょそこらの小説よりも 衝撃を受けます…。

高畠導宏さん、
ワタシは、たいして野球に興味もないため 全くお名前を存じ上げなかったのですが、
ダンナに聞いたところ、
「知ってる!
 高畠導宏と言えば、もうメチャクチャ有名な 名コーチやんけ。」とのこと…。
へぇ~~
確かに・・
読み進めていくと、あの イチローとも接点があったのですね(驚)。

野村(元.楽天)監督とのエピソードについては、結構クールで、
(え~・・野村監督って、そーゆー人だったの…?)という展開になってしまったので、
スポーツの世界でも いろいろあるのね…(汗)と思ってしまいました…。

前半は、高畠さんの選手として、コーチとしての野球人生の部分で、
高畠さんの前向きなバイタリティーにより 切り開いていく野球界での活躍が 気持ちいいです。
この前半部分だけでも、結構、人の生き方として 勉強になったのですが、
すごいのは、後半部分!

高畠さんは、50代にして教員を目指し 本当に高校教諭デビューを果たされてしまうのですから(驚)
しかも、高畠さんは元々、教員免許をお持ちではなかったため、大学の通信課程に入学されるところからのスタートです。

一般的に、プロ野球のコーチとして選手からの信望も厚く 成功を修めている方が、敢えてする選択とは、思えません。。。
しかし、高校球児を育て 甲子園へ行くという目標に向かってまい進し続ける高畠先生、
想い半ばにしてガンに倒れます・・・

ほんと、一読者でしかないワタシも 悔しさ以外にありませんよ…(泣)
最期まで、高畠先生は素晴らしい行き様を 息子さんにしっかりと伝え、多くの人に愛されながら逝ってしまいました。。
高畠先生の無念を思うと、人生 もっと有意義に歩んでいかないと!(喝)
と思わずには、いられません。
健康で やりたいことができる今の自分って、本当に恵まれているのですね。

よっしゃ~ぁ、
来年は 前進するぞ!
(もしもし…、 転ばないようにね…(汗))

この場をお借りして、お世話になった かけがえのないみなさまへ♪
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
(礼!)
良い年をお迎えくださいませ。                                                            



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ステップ(重松 清)

2010-12-30 22:08:32 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

重松作品を片っ端から読んでいるワタシの中で、1・2を争うほど、好きな作品です。
(大好きなこちらと どちらがナンバー1か、めちゃくちゃ悩みます。。)
ストーリーは、まさにまさしく 表紙と裏表紙!
美紀ちゃんの成長ぶりを見て、自分の子どもの事のように嬉しいです(泣)。

ふと思ったのですが、
重松さんって、「美紀」という名前に思い入れがおありなんでしょうかね…。
あ、そーだ、
「あすなろ…」のお父さん(大介さん)のお嬢さんが、確か美紀chanでした…。
はい。

さて、本題ですが、
美紀ちゃんを産んで すぐに天に召された妻の代わりに、お父さんは 周りの多くの人々に支えながら、必死で美紀ちゃんを育てます。
美紀ちゃんの成長にあわせた、それぞれの短編からなっている構成なのですが、
それぞれのストーリの登場人物ごとに ちゃぁんと ドラマが用意されていて (しかも、泣ける…)
お父さん自身も悩んだり 葛藤を乗り越えながら、いろんなことを学んでいきます。

亡くなったお母さんとのエピソードも出てきたり、
お父さんの会社のこぼれ話もあったりと
短編と言いかし、深いっっ・・・ (しかも、泣ける…)

また、義理のお父さんのキャラが、いい! 実にいい!
娘婿への思い・・
孫への深~~い愛情・・
だけど、ちょっぴり不器用な部分もあったりして、
これがまた、重松さんが乗り移っちゃった?って思う位、実にリアルなんです。
そして、運命・・・展開・・・
(な・泣ける…
 どうしよ…、思い出しただけで泣ける…)

おっと…、
気が付けば、「泣」の字が多くなってしまいましたが、
それ以上に 心には、暖かい余韻が残ります。
これが、“重松マジック”です!
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遠くの声に耳を澄ませて(宮下 奈都)

2010-12-29 20:48:30 | 本(うーん…) ま・や・ら・わ行の作者

宮下さんの作品を読むのは、こちらが2作目です。
はっきし言って、「よろこびの歌」より、全然よかった。。
12編の短編集なのですが、読み進めていくうちに、
「ん?ん?ん ん ん…?」
これって、登場人物が関連しとるんだ~、と気付き、行きつ 戻りつ の読書となりました。

つまり、ワタシが こよなく愛する「阪急電車」(有川ワールド ばんざい!)や、
崇拝する「十二人の手紙」(これぞ原点! 構成が素晴らし過ぎます…。)と
お・ん・な・じ パターンではないですかぃ・・・
くぅ~~(泣)

ちょ・ちょっと…、この時点で、無理があるかと・・・(汗)
すみませんが、このパターン(短編からなる 実は長編)、むやみやたらに登場人物を増やせばいいってもんじゃ、ありません…。
(この作品は、残念ながら このパターンかと…)
しかも、登場してくる人物のキャラが、それぞれ イマイチ薄いので、読み手の記憶に残らないため、行きつ 戻りつ しながらでないと、全体像が掴めない・・・(?)

つまり、悲しいことに、作家さんの力量が 仕掛けたトリックについていけてないのかな?と・・・
(辛口で すみません。)
(ついていけてないのは、ワタシの頭の方かと…(滝汗))
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【コスメ】 ホワイトローズフェイスマスク

2010-12-28 19:27:43 | その他(雑感)

またしても、マスクを買ってしまった…(汗)
お土産でいただいた 韓国製のマスクに感動して以来、1日おきの マスクケアにハマっているワタシです!

極上の潤いを得られる韓国製のマスクの在庫がなくなってしまったので、
(何か、安いのはないかな~)と、探していたら
「・・・・・!(驚)」

なんと、見た目年齢25歳になれる(と勝手に解釈(笑))と言うではないか~(嬉)♪
ふっふっふ…
ワタシの年齢(←ヒミツ)から、簡略計算すると…、
少なくとも15歳は、若返れるのね(喜♪嬉♪喜♪)と、即 購入!

実際のところ、値段がとっても安いワリに、結構 肌が変わります。
これだから、「また、買ったの~~?!」というダンナのつぶやきにも屈することなく、マスクはやめられません(笑)。

ただ、「ローズ」の香りと書いてあるのに、実際は「イモ」・・・
そう、芋のかほり… まさにまさしく(汗)。
さつまいも、大好物だから 全く問題なし。
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よろこびの歌(宮下 奈都)

2010-12-27 20:01:01 | 本(うーん…) ま・や・ら・わ行の作者

高校を舞台にした、合唱コンクールに挑むという、いかにもワタシの好きそーな題材。
新聞の書評もよかったので、食いつきましたが・・・・・・
「ぁん・・・・・(疑問)??」
わからん…
ワタシには、どこが良いのか… わからん…。

やっぱり、青春(学園)ものと言えば、
大好きな 瀬尾まいこサンとか あさのあつこサンとかを 読みつけているものなので…。
あと、自分の好みとしては、青春描くんだったら「Rookies」みたいに、鑑賞しながら自然とエキサイトしちゃう程、とことん クサい位のレベルが好みなもんで…(笑)

あーー、
ちなみに、ストーリーは、
1.音大附属高校の受験に失敗した音楽家の娘(才能がある)が、入学した普通高校に入学。
2.合唱コンクールが開催。
3.何かとコンプレックスに悩みながらも、コンクールへの挑戦の過程で次第に殻を破っていく・・・
という流れでした。
(なに?…この淡々とした解説・・・
 と、まぁ、こんなとこでした。)
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四十九日のレシピ (伊吹 有喜)

2010-12-26 13:13:20 | 本(まあまあ) あ行の作者
一家を切り盛りしていた、心の広くて素晴らしい(後)妻が突然泣くなり、途方に暮れるお父さん…、
といのはよくありがちなパターンで、
ここに、嫁に行った実の娘(先妻は幼い時に亡くなっており、主に今回亡くなった方のお母さんに育てられる。)も、家庭がうまく行かず 実家に戻って来る…。
と、そこへ突然現れたのが、
ありえない金髪ガングロ ギャルのねえちゃん(井本)。

このイモちゃんが、実に働き者で、ありとあらゆる家事をこなし、
自然体でいながら 一家の救いの神のような存在になっていくのですが、
実は、ここにある 重大な“種明かし”が ストーリーの鍵を握っていきます。

実は、イモちゃんは、生前にお母さん(乙母)が少しずつ書き留めていた
『レシピ』に従っていたという。。。
しかも、これが 文字で記しただけでなく、それは それは愛らしいイラストと共に綴られていたという。。。

娘は、乙母が後妻ということで、産みの母との確執に縛られており
ぎこちない母子の関係のまま 死に別れてしまったのですが、
このレシピに残されたイラストによって、どんなに乙母の愛情が深かったかということに気付かされるシーンでは、泣かされます・・・

という、
家族が立ち直っていくサクセスストーリに、
味のあるキャラが暖かみを加えている話なので、純粋に良い作品です~。
でも、ラストのイモちゃんの行方には、大どんでん返しを食らい かなり驚きましたが…。
(そーゆーことだったのね。)

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あすなろ三三七拍子(重松 清)

2010-12-26 09:00:27 | 本(よかった!) か・さ行の作者
いや~~~~
最初は、(どうかなぁ…)と思った気配もあったけど、
なんの なんの!
クリスマスに、良い作品に出会えました。

重松さんは、やっぱりすごい!
どうして、こぅ、異なる世代間をものともせず、等身大の人物描写に長けていらっしゃるのでしょう。

そもそも、大学の応援団OBの幹部であるワンマン社長の命を受けて、総務課長(藤巻 大介)が、大学の応援団長として出向させられる…
という展開(普通、ありえないだろー)。。
ということで、重松さんにより味のあるキャラに仕立てられた、登場人物が出るわ 出るわ…、
舞台が大学ということで、大学生を主体にセンセイや ミョーに味のあるOB達・・・
それぞれにドラマがある構成になっていて、読者を飽きさせません。

読みながらも、思わず 「あはは」と笑ってしまう場面や、
重松さんお得意の 迫りくる死に接する人間ドラマも盛り込まれたり…と、
結構、山場の回数が多くなっているので 次が気になってしまい、一気に読んでしまいました。

予定どおり、大介は出向を全うし 会社に戻るわけですが、
「団長」としての勇退の場面には、結構感動してしまいました…(涙)。

『押忍!』
この作品に100回以上は登場した このお言葉、
パソコンでの変換で出ないのね・・・ (あらら…)
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きみの友だち(重松 清)

2010-12-24 20:45:44 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

重松さんは、なんで こんなにも次から次へと作品を生み出せるのでしょう…。
しかも、出版するたびに バラエティーに富んだ作品を、よくもまぁ・・・
と、本当にすごい力をお持ちの作家さんだと 心の底から思います。

重松さんの作品は、どれもみな大変読みやすいので、ほぼ全て読んでいますが、
数多くの重松作品の中で、ワタシが最も好きなのが、
この作品と「ステップ」なのです!!
(ま、ステップについては、また後ほど…。)
だから、カテゴリーは、もちろん 『よかった!』 も兼ねております。

それにしても…、
重松さんて、大人なのに どうして思春期や学童期の子ども達の心情を、こんなにピタリとリアルに表現できるのでしょう…。
しかも、人が誰でも持っている弱い部分の心を わかり過ぎ!

だから、読んでて、思わず自分の子どもの頃に登場人物たちを重ねては (ドキっ…)と しちゃったりします。
恵美ちゃんの、成長と共に移ろいゆく心情の変化に思わず引き込まれ・・・
それだけに、由香ちゃんの顛末には(まぁ、ある程度 予想をしつつも)号泣・・・
それでもって、ラストがいい!  めちゃんこ いい!!(泣)

あーーー
え~と、
この本は、家で読んで大正解かと思います。
人前では、涙が止まらなくなるので 読まない方がいいです。
はい。

人によっては、(特に思春期の悩み多き 若者諸君!)もしかすると この本は、一生の宝物になるかもしれません…。
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七夕しぐれ(熊谷 達也)

2010-12-23 20:00:00 | 本(まあまあ) か・さ行の作者
熊谷さんの作品 = 力強い・変化に富んだ・躍動感・臨場感・巧みな状況設定…(うんぬんかんぬん)
というのが、ワタシの抱いていたイメージですが、
これに 繊細さがプラスされた作品でした。

舞台は昭和30年代、差別問題が水面下に根付く土地に引っ越してきた 小学5年の転校生、和也の視点を通して描かれた、問題提起型のストーリです。
和也の引っ越してきた家の近所には、ストリッパー(←いい人)や ヤクザ(←いい人)も住んでいて、仲良くなった2人の同級生(←いい子達)も 常に負い目を感じ、クラスメートからも特異な目で見られてしまいます…。

しかし!
熊谷さんは、こんな不埒な設定を そのままで終わらせるわけがありません。
今回は、小学生の目線から綴られた作品ですが、さすが熊谷さん、
うまーーく小学生の心情を捉えられていて、ますます応援したくなっちゃいました。

デリケートなテーマだけに、読み終わった後は 自分だったら、どういう行動を取るだろう…、と 考えさせられました。
学校の先生や教師志望の方に、読んでいただきたい作品のひとつですね。
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【コスメ】 シコリーブ 薬用スキンクリーム(日本オリーブ)

2010-12-23 19:46:54 | その他(雑感)

これは、とっても安いわりに いいんですよ~。
ワタシの肌には、適度な潤いを与え、維持してくれるシロモノです。

ピンク色の万能クリーム。
この時期の乾燥対策として、顔にせっせと付けています。
一般的には、手足に付ける用法が一般的(?)のようですが・・・

でも、“薬用シコリーブは年齢や男女を問わず、お顔や身体にお使いください。顔そり・ひげそりの後にもやさしくお使いいただけます。”と書かれているので、よかった~。 
ホッ…(笑)。

それから、今年は、紫根が美容番組で取り上げられたこともあって、爆発的にヒットしたことを知り、「ラッキー!」と思いました。
紫根って、美白効果もあるようですね。
ただ、この安さなので、あまり期待はできないかもしれませんが…。
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