めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

蘇生(五十嵐 貴久)

2016-02-28 20:14:01 | 本(うーん…) あ行の作者

どうも最近、偶然にも五十嵐作品を読むことが多い傾向のような…   (´・ω・`)?
ということで、今回読んだのは こちら でした。

…が、、、、、
スミマセン。
なーんか今回のは、かなり今ひとつ…

印象としては、(※あくまでも想像で)  σ( ̄、 ̄=)
もしや 五十嵐センセイ…、通常の作品をお書きになっていて もーぅ忙しくてたまらーん(!)という最中に、
出版社サイドから どうしてもお願いしますよ! と拝み倒され、多忙な中 無理やりねじ込まれてお書きになったのでは… ??
というような気がするよーな … しないよーな… ? うーーん・・・
という感じでしょうか 。。。

と、いささか 五十嵐センセイ= 著 にしては、腑に落ちないような燻った感想を抱いていたところ…、
これまた 本当に偶然にも、今読んでいるのが またもや五十嵐作品でして、(笑)
これが まるで「水を得た魚!」というような相対する印象なのですヨ♪

ちょっと、今回のは 出版社が P○Pさんだし… (← ふむ…。 どーりで…)
かなーり そっち側の意図が反映されたんだろうナ… と、推測できる雰囲気の作品でしたか 。。。
ちょっと残念  (ーΩー )

ちなみに、今読んでいるのが、本来の五十嵐節を匂わせる 期待大!なので、ワタクシめの意識は とうにそっちに向いてしまい…
このような感想で 誠にあしからずです。
( ̄~ ̄;)  
(滝汗)


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下町ロケット2 ガウディ計画(池井戸 潤)

2016-02-27 22:03:52 | 本(よかった!) あ行の作者

も、、、 も、、 もぅ!!
これ は、超えたかもしれん・・・
(人゜∀゜*)   
あの名作
直木賞まで取ってしまった、大元の 1作目 …。

この ガウディ計画は、ワタしゃー、3回は 胸が熱くなりました。 
 。゜(PД`q*)゜。   とも!
ちなみに 大ヒットしたという… かのドラマ は 当家、観てないんですの・・・  (6 ̄  ̄)ポリポリ

でもでもでも~~~~ぉ !!!
何かいいか ? と申しますとですね、やはり池井戸作品の “ウリ” と言えば、どうも 「大逆転」が金字塔っぽくなっていますが…、
むしろ 本から伝わってくるのは、ひたむきさ、信頼、絆… という心の奥にスジーーンと響く重量感のある感動なんです。(痺)

ですので、まぁ、 読む方としても 池井戸ファンなもんで、(先行き良い展開に向かうのは)潜在的にわかっちゃあいるんです。
わかっちゃぁ いるものの、読んでいるうちに そんなもの吹っ飛んでしまい、真っサラな感動の波に心が洗われるぅ~~~  ・゜・(゜うェ´゜)・゜・
みたいな…
こんな感じのガウディでした。

その波も 1回だけじゃあない! (まぁ、試練も伴うのですが…)
何回も やられました。

特に、ワタシが最も好きなところ…
それは、220ページあたりですね 。。。
池井戸センセイ、こんなに素敵なシーンを書いてくださって、本当に本当に(!!)ありがとうございます!
洋介さんもアキちゃんも 佃製作所に入社してくれて、ほーーーーーんとに 良かった! と こんなに素晴らしい若者が佃キャストの一員であることを 読みながら何度も嬉しく思ってしまった、おばさんです。(笑)

あと、貴船センセイの最後の方向性も とても良かった!
そうです。 そうです。  ( ´3`)ノ

“倍返し” 以上に良いものを 読者に与えてくださいましたよ、 池井戸センセイ。
こういう部分、池井戸作品は、着実に進化しているのはないかと感じておりますヨ。
(* ̄m ̄)ムフフ
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満願(米澤 穂信)

2016-02-21 21:17:17 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

ずーっと読みたかったんです!! こちら。 しかし…
地元図書館では、人気も人気… 大人気で 予約の順番がなーかなか回ってこない・・・

と、予約したことさえ忘れていたところへ 職場の先輩が貸して下さるコトになり…(嬉)♪
これぞ まさしく満願成就☆ (笑)

ということで、ついについに(!)待ち焦がれた コチラ 、発刊からはや1年近くなってから読めたのでした 。。
ありがたや〜 (-人-)

1. 夜警  2. 死人宿  3. 柘榴  4. 万灯  5. 関守  6. 満願
以上6作品から成る短編集ですが、ひとことで言うならば、“チャラい ミステリーではない!”
「第27回 山本周五郎賞」に納得の 文学作品です。

いやはや…
実は~  (大きな声では言えないが…)
第28回の同賞作品 は、ちょーっと… 賞の価する看板に納得行かない部分アリき ? の不満感が、まだ記憶に新しい分、
米澤センセイのこの作品は まさに正統派の周五郎賞!と言った感じでしょう。

要は、肩肘張らない短編ミステリーとは言え、読みながら風景を彷彿とさせる情感たっぷりの表現力だったり、
読み易い 美しい言葉並びや文章力…
この辺りに浸れるのも、周五郎賞作品を支持する所以です。
だから、その点で 納得の満足♪

どの作品もそれぞれに味があるので、好みはきっと分かれるのでしょうね。
6作品それぞれに、ちゃんとトリックも仕掛けられているのも イキな演出です。
ワタシは、特に、タイトル作品の“満願”が気に入りました。  (o'∀'人)











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ウィメンズマラソン(坂井 希久子)

2016-02-20 21:56:58 | 本(よかった!) か・さ行の作者

よかったです~♪
こちら
こちら にも詳しく載っていました。)
読もう、読もうと思いつつ… 伸び伸びになってしまったのですが、リオデジャネイロ オリンピック前までに読めたのは タイミング Good! の内容で。

いやはや…
うまい!
んでもって、爽やか。

坂井センセイの作品、実は 初めて読んだのですが、…
なんというか~、
時間空間の使い方が 鮮やか   ヾ(・∀・)ノ

それだけじゃぁ、ござりません。
テーマのマラソンのごとく、なんだか この作品の質自体が“駆け引き” を彷彿とさせるものがあり、次々と巻き起こる状況変化と登場人物が 生き生きと描かれています。

あと、「グっ…」とくる(P.214あたり ?)エッセンスも盛り込まれているわで、読みながら “巧み~~!” と思うこと、度々…。
特に、最後の方は 峰子のスパートと共に、目を離せずに読む方も一体感でした。(笑)
ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ・_・)┘
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NO.6 (1~beyond)(あさの あつこ)

2016-02-14 21:27:17 | 本(まあまあ) あ行の作者
          
あさのセンセイ、珠玉の児童文学作品 全10巻です。
それぞれ、(下記リンクの)小タイトルを振り返ってみると…
紫苑&ネズミ達の、西ブロックとNo.6での命を賭けた闘いが リアルに思い出されます。
(n´―`n)

《各巻リンクへ》
1  2  3  4  5  6  7  8  9  beyond

いやはや…
まず、称えたいのは、あさのセンセイの頭の柔らかさ(!)ですな。
“一体、どれだけ~~~??!” という位に、次々と 登場するそれはそれは魅力的なキャラ達。

それも、フツーのキャラじゃあ ないんだから(笑)。
もぅ、あさのセンセイったら、頭 柔らか過ぎ(笑)。
でも、でも、でも、…  (まぁ、ストーリーの成り行き上、悪役もたくさん悪さをしますが…)
イヌカシといい、力河といい、ひとくせも ふたクセもある いわゆるちょっと“濃い”キャラ達が…
実に、実に 魅力的で愛すべき働きをするんです。
だから、自然に ぐいぐいと惹き込まれてしまうんですよね…
恐るべし、あさのワールド。

それだけじゃあ、ありません!

まぁ、「よくも。こう…」と 次の巻に進む度に、ドキドキ、ハラハラするようなアドベンチャー(と言って適切なのか… ? はて… ?)が巻き起こり、
… しかし、だからと言って、なんだか希望の展開が待ち受けているような予感を抱かせる…
(スミマセン、 あさのセンセイのよーな上手い描写ができませぬ…(汗))
なんでしょう、 こう、始終 「いいムード」 の下で進展して行くんですね~♪

なんというか、脇役陣がまた、魅力的で。
ハムレットとか つきよ とか…
素晴らしき母 = 火藍 とか、莉々とか、
このあたりのエピソードと 緊迫感との対比が うまーーく融合されているので、読みだしたら止まりません!
期待感で。
( *’ vw ’)

ということで、10冊を実数として意識することなくガンガン読み進めること間違いなし。

しかしながら…(汗)
“よかった!” のカテゴリーにしなかったのは、うーーん…
きっと、beyond まで完読されたかたは ワタクシめと同様にお感じになるのでは… ないでしょうか… ね ?

(おそらく。)  (´ω`;)
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贖い(五十嵐 貴久)

2016-02-11 21:15:28 | 本(普通) あ行の作者

今回読んだ こちら ですが、新聞連載の作品だったんですね~~。
なるほど、なるほど。
ということで、書評 も載っていましたが…。

なかなか、興味深い展開と キャラクターだったとは思います。
五十嵐センセイの(ワタクシめの)好きな部分が反映されている作品だったと、思います。
事件性も よく練られていて、新聞連載のボリュームでも最後まで飽きさせない内容かと。

うーーーん…
でも、とりあえず読み終わってみて、ちょーっとだけ 燻る部分がチラリホラリと…
あるよーな ? 気もするよーな… ?

まぁ…、
タイトルがタイトルですからねぇ…。
償う罪が1件こっきりで終わりにしちゃっちゃぁ、連載がもたないし~…
やっぱり、年月の長さをもってした 罪の連鎖というカタチになるのか~~~
うーーーん…

まぁ、 これはなにぶんにも好みの問題ですので…、
稲葉さんという いわゆる誰から見ても太鼓判の「イイ人!」を結論付けるには、ちょいとばかり 尻切れトンボ気味だったか… ?! なぁと。
若干、残念ですなぁ…(←星野警部風に(笑))

それまで、散々引っ張ってきただけに ちょっとなぁ… (6 ̄  ̄)ポリポリ
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ブラバン(津原 泰水)

2016-02-07 22:03:33 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

こ、、、  これ は…
ゴメンナサイ!!
てんで、…  (´xωx`)   ダメだ…。
(絶句)

とりあえず、開いたからには読み終わったけど…  けど、けど、けど~~~~(叫)
最後まで挽回ならず・・・
il|li _| ̄|● il|li

降参…
(没)
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ほっこりミステリー(伊坂 幸太郎、他)

2016-02-06 22:01:00 | 本(普通) あ行の作者

こちら、← まさにまさしくリンクページのとおりです。(手抜き~ でなく…(汗))

あのぅ…
この中の柚木センセイの『心を掬う』ですが、本来、この作品集用に発表された作品ではないです…。
なぜならば、かつて、ワタシが 驚愕し、柚木Y作品の大、大、大ファンになるきっかけとなった作品だからです。
  ↓
コトの発端も冷汗もんの…こちら

ということで、『死命』の中に入っている 運命の作品が、今回の作品集にて再会~~~♪

でも!
何度読んでも、イイものは やっぱり いい!!
これは、断言できます。

やっぱり、佐方の男気に…
ググっ… ときてしまいました  ・゜・(゜うェ´゜)

くぅ~~~、沁みるねぇ…
やはり、佐方には 「ふくろう」が似合う。
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