めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

まるまるの毬(西條 奈加)

2015-03-29 22:18:09 | 本(よかった!) か・さ行の作者

そもそもは、読売新聞のほんの小さーーいコラムに 西條センセイの
「私、実は… 甘い物が全くダメなんです・・・。」というセリフと共に、こちらの本 のタイトルを見かけたのが キッカケです。

西條ナカさん… ??
なんだか、初耳ではないよーなんだけど、前に読んだかどうかさえ 思い出せなかったのですが、気になって探ってみたところ、
どうやら、数年前に一度 読んでいたよーです…。
内容はすっかり忘れてしまったのですが…
σ(´し_`〃)ゞ

まぁ、 以前読んだ本についての感想などは さておき、今回のは、とても とてもヨカッタです!

本当は身分の高い(お殿様の隠し子)ながら、この出生の秘密を背負ったばかりに 育ての親の下を離れ
和菓子職人として見事、独立。
菓子屋『南星屋』を構えた おじいちゃん=治兵衛。
その娘=お永さん。(亭主と離縁後、父の元に戻る。)
その娘(治兵衛の孫)=お君ちゃん。(南星屋の元気な看板娘。)

この一家3人、小さな小さな 心温まる菓子屋を巻き込むエピソードが
1. カスドース
2. 若みどり
3. まるまるの毬
4. 大鶉
5. 梅枝
6. 松の風
7. 南天月
以上、7編の短編集と成っています。

なにしろ、治兵衛さんのポリシーは、
「金儲けでなく、日替わりの和菓子をできる限りの低価格で販売して、長屋暮らしの庶民のみんなに賞味してもらう。」
ということなので、季節感あふれる和菓子が 開店後の数時間のうちに飛ぶように売れてしまう毎日。

こんな小さくて温かい商いと 親子3代のアットホームな暮らしは、幸福いっぱいですが、
ここに至るまでの治兵衛の“お家世継ぎ問題”や、年頃の孫娘に訪れた 身分違いの婚姻話などなど…
これらが融合して、ただの ほんわかした甘い作品だけに留まっていないところが 面白い♪

しかし、ベースは、“人の良さ” の上にドラマが繰り広げられるので、読みながら 心がほんわかしてくるような
展開となっています。
しかも短編刻みなので、ちょっとした時間の合間に 細切れで楽しめる作品だというメリットも \(*’U`*)



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敬語で旅する四人の男(麻宮 ゆり子)

2015-03-28 22:08:22 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

今回は、毎度 新たなジャンル開拓に 大変参考にさせていただいている、実にありがたい
本よみうり堂 からが 出会いのきっかけとなりました。
こちら、初めての作家さんです。

ほぼ同世代の男4人組
*内訳→ ごく普通の3人(真島,繁田,仲杉)+ 人格上の障害を抱える異色の1名(斎木)
が織り成す 等身大の短編仕立ての4章から成っています。

・敬語で旅する四人の男 … 真島 (4人の出会いと初めての旅)
・犯人はヤス … 繁田 (離婚した実子を連れた軽登山)
・即戦クンの低空飛行 … 仲杉 (一見苦労なし現代っ子の苦悩の現実)
・匡のとおり道 … 斎木 (家庭の背景と 運命のカノジョとの出会い)

以上、それぞれ1人ずつにスポットライトを当てながら、紀行と共に 4人同士の付き合い方
(特に、斎木 との上手な付き合い方)
が展開していく流れになっているというもの。

はっきり言って、真島 ~ 繁田 ~ 仲杉 の3章は 結構イイです。
それぞれの過去の背景から、旅を通して回想したり 悩んだりしながら前進を遂げるような
作りなので、読みながら 彼らにエールを贈りたくなる感じ♪

ただ、最終章(斎木の巻)では、ちょっと…
作り過ぎのような感が否めず…、イマイチ 食傷気味でしたか… ノ(´ρ`)ヽ
個人的には、斎木の職場上司(水元総務部長 ♀)が ステキだと思った位で…
もぅ少し 自然な流れの方が、後味の良い作品として締めくくれたかもしれません。

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インフェルノ 上/下 (ダン・ブラウン)

2015-03-22 21:24:27 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者
 

こ、、これはっっ…
人*’A`∞)♪  おもしろかったです~~~!!
かなり前に「おもしろい!」と世間で評判が高まっていた旬の時期は、とうに過ぎてしまったものの、
まだまだワタシの後には、複数名の予約待ちのかたがたか…(驚)

の長編ですが、なんのなんの。
そんなことを感じさせず、ほぼ一気読みでした。
このような ご立派な専用サイト も、モチ ヾ(=・ω・=)o ございまして
(まぁ、然り!のスケールですね。)

ヨーロッパ好き、特に 歴史ある建造物好きのかたがたにとっては、たまらない作品かと 保証します!
かく言うワタクシめは…
歴史… ダメダメ…(汗)
ヨーロッパ ??
まぁ、行くチャンスがあれば行きたいけど、遠くて着くまでに疲れそーーだなぁ… とか(汗 汗)
などという ファンの方からは叱責されそうな不届き者ですが… (汗 汗 汗)

そんなワタシでも、おもしろかった!!

どうやら、主演=トム・ハンクスさん で今年度中の映画化も決まっているようですが、
これは、観てみたいなぁ~~~♪

ただ、…
なぜ、「満点」を付けなかったのか ? と申しますと、カラクリの種明かしに “およよ感” が・・・ 
若干 アリかなぁ… と… ρ(´ε`*)

だって、あれだけ ラングドンとシエナが全力振り絞って追っ手を逃れる臨場感と、風景の変遷と(しかも名所揃い)
などの演出がすごかっただけに…
ありゃりゃーーー (脱)の落差は大きかったのでした。

そこ行くと、映画はどういう風に創られるのか…
本とは違ってくるよーな気がします。
楽しみです ( ・∀・)ノ
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【アイス】ピノ(ラムレーズン)

2015-03-21 21:49:58 | その他(スイーツ)

これは、とりあえず 期間限定だし、
大好きなラムレーズンだし、
ということで買ってみました。

<森永さんのHPより>
ラムレーズン粒を混ぜ込んだラムレーズンアイスをセミスイートチョコでコーティング。
口に広がる芳醇な味わいをお楽しみ下さい。

ということですが…
うーーーーん・・・

やはり、ピノは 普通のが一番うまい!
という結論に達した 我が家でした…。
チャン♪  チャン♪

「期間限定!」 とか 「今、売れています!」 というフレーズにめっぽう弱くて困り者…
(`-д-;)ゞ
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