めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

①ラッキーガール,②夢を跳ぶ (佐藤 真海)

2013-09-23 22:54:43 | 本(まあまあ) か・さ行の作者
  

まさかの 2020年・東京オリンピック招致活動の秘策として、見事に大役を務めあげたばかりでなく、
幸運の女神にもなった 佐藤選手
彼女のスピーチが 選考委員の涙を誘ったという、“がん”と“東日本大震災”の2つの重大事…

これらを乗り越えた、真海選手のエピソードを是非 読みたい!! と、まずは借りてきたのが、
こちらこちら です。

そうそう人生で直面しそうもないほどの 大困難…。2つも…
それを真海さんは、自分の力で乗り越えて、タイトルのとおり「ラッキー」と言い換えてしまうほどの
精神力と向上心、計り知れないほどの影の努力・・。

常に、どんな時も、目標と向上心を持ち続けた真海さんだからこそ、引き寄せることのできた
幸運だったのですね。

ナチュラルな笑顔がとても爽やかでで、いつまでも見守りながら応援し続けていきたいと、
思わせてくれた女性です。
今後、身体に気を付けて、たくさんの勇気とハッピーをもたらしていただきたいです。
ヽ(○´∀`)人(´∀`○)ノ♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結婚詐欺師 上・下(乃南 アサ)

2013-09-19 22:40:38 | 本(普通) た・な・は行の作者
  

大好きな乃南作品。 今回は、 巻組のこちらを読みました。

結婚詐欺って、どっちが…?? と申しますと、
騙す方→ ♂,騙される方→ ♀(老若多数)です。

ということで、前科アリの詐欺師 = 橋口(本名:松川)が女心を翻弄していく
プロのお手並みは、客観的におもしろいです。
(||゜Д゜)いやぁ~~! 
ある意味、怖いです。
詐欺師のあらゆる騙しのテクニックによって、(;¬∀¬)(数種類のカツラも小道具です…)
長年大事に蓄えてきた貯金を、数百万単位で出してしまうほどの“ぞっこん”ぶり…(汗)
いやーーーー
ステータスも高く、頭の良い女性でも引っかかってしまうんですから、怖い 怖い。

下巻の途中まであたりは、次々変わる展開と、女心 VS 詐欺師のテクを 客観的に楽しませていただきました。
しかし-----------------
同性だけに、橋口、許・せ・ん !!!! (╬◣д◢)
という思いで、気が付けば ムラムラしながら読んでおりました・・。

特に、逮捕されてからの しゃあしゃあとした開き直りったら…(爆)
ほんと、こーゆーヤツこそ ヾ(`◇´)ノ彡☆“死刑”にしてやりたい!! と、ムカムカしながら
読み終わったのでした・・。

ここまで読者に思わせる、乃南センセイは偉大です!
…が、、、
個人的には、後味が良い方が好きかもです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようこそ、わが家へ(池井戸 潤)

2013-09-15 22:04:18 | 本(うーん…) あ行の作者

待ってました!
一番好きな(?)池井戸センセイの 最新刊

しかし.....
う-------ん~…
ちょ、、(汗)ちょっとばかり今回のは、今ひとつ…だったでしょうか… ?!

まぁ、ファンとしては だいたいパターン(=なんだかんだ言っても、最後には正義が勝つ!! みたいな。)
を承知の上で、この痛快な挽回劇が どのような展開で繰り広げられるか… ?!
というところを ムフフフ…(楽♪)と、わくわく感いっぱいで読み進めていくんですわよ。

その点ですねぇ...
今回は、ちょっとばかり盛り上がりに欠ける(?)というか、
いまいち平凡(?)気味のまま、終結してしまったというか…
ぁ あ ...(汗)
偉大なる 半澤直樹の生みの親に向かって、、、、なんちゅうことを…(滝汗)
も…、 申し訳ありません~~!

それだけ、池井戸センセイの産物を、楽しみで楽しみで仕方なく待ち受けている
ファンならではの勝手な感想でした。
半澤に続く、ヒーローのご誕生を 末永く楽しみに待っておりますね。
(え~と…、ワタクシめとしては、渡真利サンも大好きなキャラです。)
(。-∀-) ふっふっふ♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハルさん(藤野 恵美)

2013-09-13 22:19:13 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

新聞か何かの書評を見てから、ずーーっと気になっていた こちら
しかし、悲しいことに 地元の図書館には いずれも蔵書がなく、取り寄せてもらいました。

要は、生まれたばかりの娘を残して 先立たれた父子の絆と成長記
プラス 父が娘の成長の折にぶつかる困難を、亡くなった妻がヒントをくれて解き明かしていく...
というストーリーになっておりました。

会社員を辞めて絵本作家となった、ちょっと頼りないハルさん(=お父さん)と、
多少の反抗期(思春期)はあったものの、優秀で お父さん想いの風里ちゃん
の親子が主体のストーリーは、確かに 書評にあったように、心温まる異色のミステリーでした。

ミステリーというよりは、心温まる要素の方が強いので、
事件性の面白みに浸る、という目的で 読まれると、チョット物足りないかもしれません…。
むしろ、“まぁ、気楽に読書を楽しもうかな~♪” という目的に適っているように思います。

ワタシもカフェで、とても心地よいひとときを過ごすことができました。
(とても贅沢な時間を使ってしまった…)
たまには、いいですよね…?! ..(汗)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星のかけら(重松 清)

2013-09-11 22:59:31 | 本(普通) か・さ行の作者

今回の は、いきなりの文庫になっております。
雑誌「小学5年生」に連載されたものが、文庫版での発売となったとのこと、
なるほど… まぁ、確かに小学生高学年向けの小説でした。

ただ、中学生以上~大人が読むのに不適切か…?! というと、
いえいえ、 全くそんなことはないのが さすがの直木賞作家作品です。
現に、ワタシ自身も たまにこのような道徳作品に接すると、
ニッポン人の良さを再認識しますし、大人という立場に胡坐をかいて ないがしろにいた部分に
ハッとさせられたり...(汗)
とっても大事な機会だと思います。

まぁ… 小学生向けなので あっという間に読み終わってしまうのですが、
この薄い1冊の中にも、今回は 小6というちょっぴり思春期への階段を上り始めた
年代ならではの 悩みや、交友関係などなど、
純粋な“小学生”という枠に囲みかねる、結構深い内容となっております。

交通事故死した 小2の女の子を巡って、時を越えて関わり合うことになった縁とか、
本当は 自身に抱えているコンプレックスが、級友へのいじめという形で発散されていたとか、
いろいろな要素が盛り込まれて、最後には うま~く納めてしまうあたり、
大人が読んでも しっくりきてしまう重松先生のご力量は、やっぱりさすが!ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悲しみの歌(遠藤 周作)

2013-09-09 22:38:57 | 本(よかった!) あ行の作者

いやぁ~~~ ヽ│*゜∀゜*│ノ
こちら、よかったです。
久々に、「読書って、やっぱりいいなぁ♪」と、ピュアな気持ちの原点に帰れました。

実は、こちらの作品、珍しく図書館の所蔵本ではございません。
職場の 尊敬する大・大・大好きな(職種も地位もかけ離れた)大先輩(と呼んでしまうには畏れ多い)
が、貸してくださった御本なのです。

そのお方が、ワタクシめに…と わざわざご自分の私物を貸してくださったという
意味深い本だということを、心して読み始めたところ、
本自体の内容&展開にズルズルと 引き込まれてしまいました。

タイトルどおり、ちょっぴり悲しいことになってしまうのですが、
それでも このひとつの作品を成り立たせる「味」になっていて、
やっぱり遠藤周作センセイは、偉大な作家だったんだなぁ…、と思わずにいられません。

この本の持ち主の先輩は、やはり この作品がお好きだからこそ、ワタシに読んでもらいたい
ご意図と解釈し、偉大なる先輩と感性が一致したことに (勝手に)大きな喜びを感じた
脳天気な凡人…  (´ー`A;) アセアセ

職場で顔を合わせると、大先輩に向かって ついつい「ふぁーい。」と返事してしまいそうで
ヒヤヒヤな日々が当面続きそうです…(笑)。

それにしても、ガストンって 一体全体、何者…??
まさか、イエス様のクローン人間か…?
はたまた、幽体離脱…?? (まさかね)
いずれにせよ、読者にとって偶像化の位置づけってことで、読後感良く納まっているところも、
つくづくお見事だと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【アイス】爽(いちごヨーグルト味)

2013-09-07 21:59:47 | その他(スイーツ)

おぉっと・・・(驚)
こんなに 大きい記事 になっておりました。

しかし…
しかし、しかし・・・・・・・・・・
全然、(期待の)ヨーグルト味しないし、いちごも単なる ジャム(?)だし、
いかにも 安っぽいアイスで、がっかりでした-------- (v_v`)

同じ「爽」の バニラや チョコミント は、とっても おいしい♪のに…
残念。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつまでもショパン(中山 七里)

2013-09-05 22:24:33 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

大好きな 中山センセイのクラシックシリーズ♪
初作 のドビッシー → 2作目 のラフマニノフ と来て、
ついに今回の 3作目 を読みました。

やった~~~~~~~! ・:*:.・,・ヾ(*´∀`*)ノ。・:*:.・,・
今回のは、栄えある 5年に1度開催のショパン・コンクールが舞台のストーリーで、
まさにまさしく ワタシ好みでした。

演奏曲の特徴や、ピアニストから見た 選択の根拠、
はたまた 本番に挑む演奏の描写など、読んでいて胸が踊ってしまいます。
ポーランドの歴代続く 由緒あるピアニストの家に生まれ、宿命を背負った
主人公のヤンも なんだかんだ “いいヤツ” だったし。

それに、岬センセイの出番も たっぷり描かれていたし、
(もちろん、音楽家としての魅力が主流でしたが、“副業” の方も冴えてます♪)
他の ファイナルまで残った新鋭ピアニストのキャラも、すごく すご~くイイ!です。

特に、中山センセイの曲の進行に伴う描写は、
“本当は、作家じゃなくて 音楽家なのでは… ??” と、あらぬ推理をしてしまうほどの お見事さ。
きっと、ピアノ好き・ショパン好きの支持を得られる部分が 多いと思います。

そして、最後の最後のシーン= タリバンの人質救出のシーンが、
とてつもなく 良かったです。
岬センセイ効果を ここに持って来るとは、改めて 中山センセイのファンで居続けようと思いました。

久々に、2回読み返してしまった作品。 ヾ(*≧∀≦*)ノ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死命(薬丸 岳)

2013-09-04 22:43:42 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

なぜか欠かさず読んでしまう、薬丸作品。
このところ、不調(?)の気配が漂っていたよーな感じでしたが、
今回の は、どうして なかなか… 本来の薬丸節が戻ってきたように思いました。

主人公=捜査1課の刑事(蒼井)も、追われる 連続殺人犯(榊)も共に、
余命いくばくもない 末期癌患者同士。
という、2人ともそれぞれが限界まで 何を求め続けるのか… ?! という
人生を締めくくる価値観に焦点を当てた 展開となっております。

まぁ、それだけに、ミステリーにありがちな“期限”が 更に緊迫している分、
ところどころの 強引さ=不自然さ(?)は、若干否めませんでしたが、
勢いで読んでしまえば、総括して及第点なのではないかと・・・。

1冊読み終えてみて、全体の印象が まぁまぁということであれば、
どうやら、本来の薬丸センセイの持ち味が 復調されているのだ♪ と、
好意的に解釈したいところです。

現在も 薬丸作品を1冊予約しているので、楽しみになってきました  o(^-^)o
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常(三上 延)

2013-09-02 22:09:45 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

前作 がとてもおもしろかったので、第2巻 を読みました。
(しかし、あまりの人気に 予約6か月待ち・・・) ( ̄□ ̄;)

今回は、前作 とはガラリ変わって、もっぱら推理街道まっしぐらの内容でしたでしょうか。
初回は、やはり ダイスケと古書堂を取り巻く面々との出会いや、
栞子さんを襲った凶悪な犯人を捕まえるまでの 展開など、盛り沢山だったので、
特別おもしろかったのでしょうね。

特に、ビブリア古書堂の関係者=志田さん(ホームレス本博士)のキャラを贔屓にしている
私めとしては、ほとんど出番がなかったので、ちょっと残念だったかも…。
(ただ、小菅ナオちゃんに 頭のいい彼氏ができたと、妹が勘ぐるあたりは 微笑ましくて好きなシーンでした。)

しっかし、このお話しを書かれる 三上センセイは、博識ですね~~。
よくぞ、司馬 遼太郎 = 福田 定一 とか、
藤子 不二雄 = 足塚 不二雄 などという、
常人では知り得ないネタが 次から次へと出てくるので、純粋に勉強になります!

ただ今のところ、3巻,4巻を当然ながら予約待ち受け中なのですが、
季節が冬になる前に 読めるのでしょうか・・・・・・・・  ( ; ̄3 ̄)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする