めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

テミスの休息(藤岡 陽子)

2016-10-30 21:27:31 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

今回読んだのは、こちら (書評) です。
藤岡作品の中では、珍しい、(おそらく 初 ?? と思える) 弁護士もの。
今回の舞台は、法律事務所を構える センセイ(芳川 有仁)と そこで働くシングルマザーの涼子。

い・か・に・も ! 藤岡センセイらしい作品で、
ま、あ、る、く、
ハートフル に治まっています。
ワタシは、こういうスタイルの藤岡作品、大好きです。

有仁のキャラも、いかにも 藤岡作品らしく、
朴訥で 誠実で 素直で、
気になる異性に対しては、からっきしオクテで…
と 個人的に好感度大  ((o(´∀`)o))

こちら、シリーズ化して欲しい気が…。
でも、藤岡センセイの大人向け小説では まだシリーズもの、ないんでしたっけか。
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主夫のトモロー(朱川 湊人)

2016-10-29 21:19:39 | 本(よかった!) か・さ行の作者

これこちら にも。) は、良かった!!!
実にヨカッタ \(*T▽T*)/
正直…、こんなにイイとは想定していなかったので、朱川ワールドにズルズル惹き込まれ…、気付いたら 多彩な朱川マジックの虜になっていました・・・
あわわわわわ  ノ( ̄0 ̄;)\

ほーんと、良かったです!!

ほーんと身近にどこにでもいそうな夫婦、家族、人間関係、友達関係について紡いでいく、主夫 = トモロー(チーコのpapa)の育児、というか斉藤ファミリーの成長記なのですが、大切なことが たくさん、たくさん書いてある !!

それでもって、トモローはじめ、イナズマ☆ゴロー(実兄)、みっちゃん(妻)達、一族のキャラとポジションが いい!!
実にいい。
特に、みっちゃんのサラっとしたところ、兄貴ゴローの涙もろいところ…などなど、気立ての良いトモロー7と相成って、一つ一つのエピソードに対し 各々の個性を活かしつつ、一肌脱ぐ演出効果がゼツミョーでいい!!

あと、何と言っても、トモローの苦労の果てのパパ友 = 武井ちゃん(+のんちゃん&永ちゃん) との出会い~事件~絆に至るまでのあれこれ(木暮エミちゃんママのピンチとかも)が とてもいい !!
陽の部分だけでなく、陰の部分、むしろこちらの方にこそこの作品の意義があるという創り方に魅かれました。

朱川センセイ、よくぞ(!)、これだけひねりにひねって、心温まる作品を生み出して下さいました。
センセイのタッチ、考え方、全て気に入りました。
大切なことを作品を通して伝えてくださって、どうもありがとうございます。

(^|0|^) トモロー、ブラボ~~ !!
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スクープのたまご(大崎 梢)

2016-10-23 21:54:01 | 本(まあまあ) あ行の作者

初めての作家さんの本を読む時のワクワク感♪
久々に味わいつつ、予想以上に(し、失礼…(汗))楽しませていただきましたヨ。
結果的には、またまた マークしたい作家さんが増えて 収穫あり!
(o´▽`o) 

ということで、今回読んだのは こちら

てっきり、出版社の新米記者 ヒナコ嬢のお仕事小説かな… ?
と思いきや、なんの なんの…。
推理がらみで展開していく内容でした。

しかも、主人公(日向子)はじめ、ちょっとマスコミ企業人のイメージとは異なり、
千石社のみなさんの 人柄が良い!
だから、ドロドロ系の要素も全くなく、純粋に取材と事件の展開を楽しめる、爽やかカラーでした。

大崎センセイの作品、他にもたくさん出ているので、徐々に楽しみに読んで行きたいと思います。
素敵な出逢いに感謝♪

ところで、大崎センセイって、元.書店員さんなんですって。
じゃぁ、本読みの心理もよくおわかりになるのですね。
そーか、そーーか。
ウッフッフ… ( ´^,_」^)♪
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大岸壁(笹本 稜平)

2016-10-22 21:52:34 | 本(うーん…) か・さ行の作者

笹本センセイの山もの、爽やかでナチュラルながらもドラマチックで 実は好きなんです。
ということで、今回読んだのは こちら。(こちら にも)

しかしーーー
しかし、しかし、
・・・・・
今回のは、ちょーっと こねくり回しちゃった感が…
せっかくの笹本センセイの持ち味が、いまひとつ活きてないようで 残念…。

ついつい、いつものような 歯切れの良さとか 読んだ後の爽やかさを期待してしまうもので、あしからずです。
次回作は、是非、本来のナチュラルな感じの 山ものを期待しています。
 ヨロシク┌|-.-|┐
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海の見える理髪店(荻原 浩)

2016-10-16 21:18:54 | 本(普通) あ行の作者

(∩´∀`)∩ 祝!!!
第155回 直木賞受賞作

てっきり長編作かと思っていたら、短編作だったのですね…
(´∀`;) … (爆)
ということで内蔵作品は、下記の6作品です。

1. 海の見える理髪店
2. いつか来た道
3. 遠くから来た手紙
4. 空は今日もスカイ
5. 時のない時計
6. 成人式

いずれも家族がテーマの、ちょっと切ない系… でしょうか。
やっぱり、タイトル作品がNo.1 という感想で。
個人的に。
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孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと(瀧森 古都)

2016-10-15 21:37:34 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

今回読んだ こちら (こっち にも) 、想像していたのと違いました。
想像していたよりも、ハッキリ言って ずっと良かった!

いわゆる、… イヌにまつわる お涙頂戴もの なのかな・・・ ??
と思っていたのですが、なんの なんの。
一応、クローズアップ方式で 3話に分かれてはいるのですが、キャスト一貫型でストーリーが成り立っています。

(内蔵タイトル)
第1話 空を知らない犬
第2話 三本足のヒーロー
第3話 ぼくのK-9

決して多くはない登場人物達は、皆それぞれに 悲しい過去を背負っていますが、
3話とも 「イヌ」がキーワードで心温まるエピソードを紡いでいます。

元刑事で移動図書カーの館長 ミツさんをはじめ、
養護施設で暮らす 小学生の宏夢、
そして、謎の調査屋 紺野、 これがまたイイ奴で…(笑) 憎めないキャラで、
お子さま向けかと思いきや、どうして どうして。

なかなか大人でも惹き込まれる1冊になっていました。
ということで、同じシリーズに 「にゃんこ版」 が発刊されていることも知り得たので、予約しちゃいましたわ~♪

ニャっはっは。
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君の名は。(新海 誠)

2016-10-10 21:37:39 | 本(普通) か・さ行の作者

はっはっは…
映画 がこれだけ話題となったとあっては、そりゃ~、わが市唯一の娯楽施設 = 映画館 の地元民としては、行っちゃいますがな・・・
でも、これって、そもそも若者向けなので、案の定、犬顔ダンナもワタシも
 ( ゚д゚)ポカーン
・・・・・(爆)

んで、気付けば、犬顔ダンナが購入した が、我が家にありまして…
(爆)
ちょいちょい♪ と読んだ次第なのです…。

結論 → まぁ…
映画に結構忠実に本がデキテいます。
んなわけで、ヤング世代が遥か過去のコトになった 円熟(笑)の身の上としては、やはり小説の方がわかり易いっちゃー、わかる気が 。 。。

まぁ…、あくまでも 客観視ですけど・・・
おばさんとしては…
d(o´ε`o)ね!!
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恩讐の鎮魂曲 <レクイエム>(中山 七里)

2016-10-09 21:46:35 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

むむむむむ…  (n´―`n)
好き♪ 好き♪
中山センセイの御子柴シリーズ。
ということで、今回は こちら を読みました。

ソナタノクターン と来て、今作のレクイエム♪

いやはや、すんばらしいですよ。
中山節に惚れ込んでいる 私めとしては、読み進めるのがもったいなくて…、
スローペースで読み進めるクチです。
ほんと、表現とか 展開とか、好き! 好き! 大好き!!

しかーし、
しかしですね、、、
今回は、なぜ??
稲見教官なのかーーーーーーーー(叫)?????

まぁ、 稲見教官「らしさ」を貫き通した、… と言えば、それこそ筋が通っていて本望なのでしょうが…
心の根っこの部分では、腑に落ちないぞ!!
しっくりこないゾ !!!

さて、 中山センセイ、
この落し前、いつか 稲見教官ファンを満足させるカタチで付けて下さいます~ ??!
よろしくお願いしますね。
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繭(青山 七恵)

2016-10-08 21:02:50 | 本(うーん…) あ行の作者

ひそかに青山作品は概ね読んでいる、同郷人 (*´エ`*)ノ
まぁ…
元々、青山センセイのナチュラルな作風が好きでして。
そうそう  (´A`)ノ
ヘンに創ったりしない、誠実なお人柄ぶりが感じられる、純文学っぽさ が作品に表れているよな…。

ということで、今回読んだのが こちら (書評: その1 その2) でした。

が…
うーーん・・・

このタイプのは、実はあんまり好みではないかも…。
あくまでも 内容の好みのモンダイでして、
個人的な。

ただ、あくまでも客観的に一作品として捉えれば、青山センセイの作家さんとしての成長っぷりが 随所で窺えます。
これについては、ほんと、すごい! と思いました。

が…
かねてからの青山作品に好感を抱いてきた者としては、…
ちょっと… でしたか。
あくまでも 個人的な好みの系統で…

ハイ。
すみません ( ´_`)
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東京難民(福澤 徹三)

2016-10-02 22:07:36 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

本当に、面白い!!
一体全体、なんなんだ…
 (゚ロ゚」)」
この、読み手を惹き込む話術は…。

ということで、今、私めが最も “ぞっこん♪” になっているのが、福澤作品かもしれない…。
今回は、こちら を読みました。

いやぁ~~~
ほんと、極めて現実的な題材でありながら、次から次へと奇想天外なシチュエーション・・
電車で読んでいると、まぁ、
目的地に着くのが 早いこと。 早いこと!

今回も、修という1人の人物について、読み手に苛々、ハラハラさせながら、
どんどん予想外の境遇に追い込みながらも、
傍観的に 修なりの成長っぷりとか、
(こいつ、どうしようもない奴だけど…、結構、いいとこあるじゃん!)とか思わせてしまう方向性 。。。

ちょーーーっと、福澤作品。
「追っかけ」状態にハマりつつあります…。

着眼点も描写も鋭いし、一読の意義ありです。
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