めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

何様(朝井 リョウ)

2017-07-30 21:49:36 | 本(普通) あ行の作者

読んでから知ったのですが…
どうやら、こちら のアナザーストーリー短編集とやら だったようで、
(まぁ、タイトルが似てるよな~) 位しか… とんと無意識下で読んだ こちら
(書評は こちら。)

直木賞をお取りになった、「何者」は 確かに斬新なテーマというか、表現で、おもしろかったんですよ。
これに対し、今回のは、短編ですし、全くにベツモノでした。

ただ、ワタシは朝井センセイの視点と表現が好きで、作品を通じて 今の若い世代を垣間見ることを結構楽しませてもらっているので、今回も まぁ… (あ、こういうの好きかも。) と好感を持った章もあり。
そもそも、「何者」のストーリーも登場人物も覚えてないし…(爆)

ちなみに、1話目の「水曜日の南階段はきれい」なーんて、純粋に “イイナ♪”と思ったクチです。
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幹事のアッコちゃん(柚木 麻子)

2017-07-29 21:29:30 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者


今回 のアッコちゃん は、良かったですよ~♪
(ちょーっと、前作 が… イマイチだったので・・・)
今回のは、短編4とおりのアッコちゃんが楽しめる 正真正銘のアッコ作品Onlyでした。

  1. 幹事のアッコちゃん
  2. アンチ・アッコちゃん
  3. ケイコのアッコちゃん
  4. 祭りとアッコちゃん

今回は、強いアッコちゃんだけでなく、
大カゼひいて弱ったVer.あり、
小学生の師匠の下でケイコに励むアッコちゃんあり、
と、まぁ… 押せ押せスタイルは健在なるも、見方を変えた描き方が新鮮でとてもヨカッタ!

そして、最終章にはちょっと驚く歳月が流れ、アッコちゃんも一気に50代になってしまう展開に。
しかし、この章のテーマ「M & A」が実は… 三智子と敦子にひっかけた繋がりだなんて、ちょっとカンドーして ますます今後の展開にウキウキしてしまいました。

ってことは…
まさか今作で このシリーズ、完結ではないですよね… ?  柚木センセイ。
まだ、楽しませていただく気になっているファンがいますので~。
よろしくお願いしますです。
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カエルの楽園(百田 尚樹)

2017-07-23 21:27:01 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

いやはや…
やっぱり ええわ~~~!

「終わった。(とりあえず…) また本が読める♪♪」
「さあて… 何を読もう♪」と、ブランク明けには やっぱり これ を読もうと、直感で選択。

やっぱり、やっぱり、やーーっぱり いいです。 百田節。
まあぁ…
実際のところ、お書きになった百田センセイとしては、もっとこの本の深い所まで汲み取ってもらいたい、という、
カエルの話ではない、人間界で、わが国ニッポン…、いや、世界が瀕している問題を認識し、
1人1人が重きに受け留めよ!という メッセージが込められているのでしょうが、…
本読んで、よかった、面白かった、というところで とりあえずは まぁいいか。(笑)

ま、
でも、この本を読んだ人は、それぞれに考えさせられたと思います。
それほどに、百田ワールドは 巧いので。

個人的に、自分は登場してきたどのカエル タイプかなぁ… と思ってしまった。
自分としては、最終的にウシガエルに食べられてしまった、
でも、毅然と真実を見つめて、決して周りに流されず、「俺はこの国が好きだから、このままでいい。」と言い切った ナパージュきっての嫌われ者、ハンドレッドに魅力を感じたかも。

これまでの百田作品にはない新境地だったけど、読みだしたら止まらないのは、共通してました。
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