めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ポースケ(津村 記久子)

2015-09-26 22:11:47 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

なかなか、これ は ヨカッタです。
喫茶店「ハタナカ」の店主 ヨシカさんと、
そこで働くパートさんや お客さん達が登場する… ただ そ・れ・だ・け(!)
と言えばそれだけなのですが、これだけのユルユルとした構成と時の流れが なかなかいい塩梅に仕上がっている作品なのです。

ただし、登場人物の相関関係と 個人事情やキャラなどを把握した上で、 【もう1回】 読み直すと
さらに楽しめます。

そうです。
ワタシは、2回読みました。
なかなか 楽しませてもらい、こういう本もたまには良いなー と思いました。

ごくごくシンプルで 読んだ字の如く、端的な感想になってしまい ちょーーっと拍子抜け ? って感じでしょうか… (・・∂) アリャ?
ふふふ…

でも、ほんと、感想としても こーんな感じにまとまってしまうのは、
実際のところ、こちらの本を読めばご納得かと。

ま、
ほーんと、たまには こんな読書時間も 良いなーと思います。
(ですが、ちょーーっと 贅沢な時間の遣い方ですねぇ… ) 
(A;´・ω・)アセアセ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水曜日の凱歌(乃南 アサ)

2015-09-22 22:02:39 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

それはそれは、大好きな(!)乃南センセイ。
一作品ごとの発刊を楽しみにしているほどなので、今回 は… ちと~~~  (;´ェ`)
小説新潮(2013年3月号~2014年8月号)に連載されていたとの、長編作品に仕上がっています。

まぁ、8.15~2週間あたりで本の約半分あたりまできて、
あとは、後半部分もひっくるめて、母娘が戦後の動乱を生き抜いていくテーマなのですが・・・
要は…
何が言いたいのか…(??!) いまひとつ よくわからん… という思いのまま
ゴニョゴニョと…いつしか1冊終わった(=まるで、終戦当時の国民にとってみれば、8.15当時のような感覚でしょうか… ??)
という感じでした。

この作品の主人公(すぅちゃん)から見ている、母親像、
これをそのまま ワタシも抱いてしまって、結局最後まで同じ想いで読んでしまったかなぁ…。

やはり、同性の目から見て、異性の目や同情を意識したり 見返りを求めて… という「上手な」生き方は どうもねぇ…
( ´△`;)
同性だけに…
本能的な いやらしさを感じてしまうかなぁ…。

だから、お母さん(つたゑさん)自身は 娘と2人何が何でも生きて行くためにそれはそれで必死だった、というのは十分理解できるにしても、すぅちゃんが抱いた母に対するギャップや 戸惑いの気持ちは、まぁ…
ただでさえ、戦中、愛する家族との別れが次々と起こったり、それまでの幸せな境遇が一変したりと、思春期の女の子にとっちゃあ、いろんな惨いことが重なり過ぎて 何もかもパニックですよねぇ…
(((*>д<*)))

まぁ…
そんなこんなで、戦後の混乱期然り、結局は 二宮親子の度々の引っ越しと環境の変化、お母さんの男性関係の変化と共に、バタバタと1冊終わってしまった・・・
という感じでしょうか 。。。

うーーーーん…
( ̄▼ ̄;)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とにかくうちに帰ります(津村 記久子)

2015-09-20 21:55:10 | 本(普通) た・な・は行の作者

今回読んだのは、こちら
内容は、こちら に詳しく載っています。

そして、主な章のタイトルは下記のとおり。
1. 職場の作法 (全4編の短編構成)
2. バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ
3. とにかくうちに帰ります

そうですね…
やはり、メインタイトルにもなっている 3番目の作品が1番気合いが入っているような・・・
実際、読んでいて 自然体ながらもおもしろかったし。

登場したメインの苦労人4人を応援したくなりました。(笑)

なんだろーーー。
?(__!)?(!__)?

まぁ、 漠然としていて こうして書いている本人自体が曖昧なのですが…(汗)
なんだか今回の作品を読んで、津村作品の魅力めいたものが すこーしだけ わかりかけたような・・・
興味を持ちそうな予感が ムズムズと… (??)

さぁて、
また、 おもしろそうなニオイを感じたら 何か読んでみましょうか… ね。 (^-^ゝ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローマ法王に米を食べさせた男(高野 誠鮮)

2015-09-13 21:52:34 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

そもそもは、“ドラマ があるぞ~!” ということで この本 を知ったのですが、いやはや…
すごいバイタリティーだと すこぶる感心しつつも、
若干 ちょーーーっと(汗)ひっかかる目で… 傍観(読)傾向の いわくつきのワタクシめ… (滝汗)

( ̄× ̄)b チッチッチッ…

んまぁ、現役の犬顔ダンナは…
さらに 苦々しくも冷めた目で… “フン!” って感じだったのは さておき、・・・
(そこはまぁ~…、 現実的に 仕方なし 。。)

ま・ず・は(!) 羽咋市の限界集落脱却へのノンフィクション を、然と(!) 謙虚に(!!) 拝読し 受け留めることに徹しました。
へい。

最初は、面白かったですよ~!
かつて読んだ(ナント! 偶然にもちょうど1年前!(驚))、あの作品 のような サクセスストーリーで。
しかも、こちらは、 ノンフィクション(!!)というところに 価値がありますよね。

血の通った人の情と 苦難の汗や涙など…、まぁ 実際問題計り知れませんが…
相当、相当、読みながらの想像を遥かに超えたご苦労や 見えない部分でのご尽力は、どれだけ大きかったことでしょう。

だから、途中、何かのオープニング式典の際、市長が挨拶の冒頭部分で(感激のあまり)言葉に詰まり…
ここで その場にいた 関係者一同が堰を切ったように抱き合って泣いてしまった…
とあったのを読んだ時は、すごーくすごーーく感激してしまいました。
なんか、「わかる!! そーゆー気持ち、わかる~~~!!」という感じで、まさに、“胸・熱っ!!” という感覚でしょうか。

そうですねぇ~~。
このあたりまで、
いわば、まったくハタケ違いの異動先で 一からのスタート、
自分にとっては不本意な異動先において、新規事業を立ち上げ 上司の協力や信頼を得て、地元の人々や人脈を着実に築き上げて行く…
ここまでのサクセスストーりーは、純粋に「すごい!!」と思ったし、「脱帽!」で 「拍手♪」です。

その一方で、あとはーーーーー
・・・・・・・・
なーんだか なーーんだか…
美談が鼻に付いて 食傷気味に…(?!)
(ありゃりゃ…、こりゃ、自慢話を書いて出版したかったってこと… ?? )

おなかいっぱい  ε=(>ε<)
過ぎたるは~ なんとかやら… (!?)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豹変(今野 敏)

2015-09-11 21:54:05 | 本(まあまあ) か・さ行の作者

こ、、、、、、
これ は…っ (嬉)♪  
もしや、…
待ってました! の“新シリーズ”なのですね ?!
(‐^▽^‐)

おもしろかった!
ほーんと 今野センセイって 多才。
まさか、今度は お祓い師と その筋の才も有する刑事とのタックだなんて~~~~(笑)
アハハハハハ  o(^▽^)o

なお、主たるキャストは、
・祓師1(黒ずくめ): 鬼龍
・祓師2(白ずくめ): 孝景
そして、
・祓師3(潜在能力開花したてのヒヨッコ(笑)): 冨野刑事
このシリーズのカギを握る “お祓い”ができるのは、この3人なのですが、
やはり、今野作品= あくまでも警察小説ですから、冨野刑事の本業部分の人間関係も織り交ぜてられています。

もう、もぅ、もぅ…
今野センセイったら…
こんな分野にも ネタをお持ちになっていたなんて…
ページをめくる度に、これまでになかった イロ(だって、狐憑きですから~~!!)の斬新さにほくそ笑みながら 一気読みでした。

今回、老狐に憑かれたのが 14歳の中学2年生の3人、という設定も実に取り付きやすくて(←こっちが…(笑)
よかったですね。
憑いた狐と 憑かれた本人の世代のギャップがあったので、憑依による変化がより引き立って 面白かったです。

だって、いかにも 細っこくってかよわーい 中2の男の子が、屈強な警察官を何人も投げ飛ばしちゃうとか…
かよわい 14歳のミサキちゃんが、4人の男性(=悪いチンピラ)を血みどろの病院送りにしちゃうとか…
ねえ・・・  ( ̄ー ̄;

鬼龍(黒)と孝景(白)のコントラスト、
そして…、
ついに 目覚めてしまった、祓師「富家」の力が 今後の(大きく言えば)刑事人生/(細かく言えば)事件解決に どう絡んでいくか…
冨野刑事、とっても楽しみです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“おれのおばさん”シリーズ(佐川 光晴)

2015-09-06 22:19:19 | 本(普通) か・さ行の作者
    

第26回坪田譲治文学賞受賞作 に魅かれて読み始めたら・・・
ありゃりゃ こりゃりゃりゃ… のシリーズもので、
しかも 4作完結ものだと途中でわかった(笑)ので、読んじゃいました。。。
やっぱり、続きが気になっちゃうし~~~。

・1作目「おれのおばさん
・2作目「おれたちの青空
・3作目「おれたちの約束
・4作目「おれたちの故郷

まぁ、1作あたりのボリュームが少ないし サクサク(1時間くらいで)読めるので、この4冊分で正味1冊分と思っていただければ 妥当なのではないでしょーか。

うーーーーん…
まぁ・・・

総じて言えば、中学~高校あたりの思春期男子を中心とする 青春記 といったところでしょうか。

まぁ、
関連性のあるキャストと環境が展開しながら 話が進んで行くので、それぞれの分冊ごとに繋がりはありますし、
事件性もそれぞれにありますし…

まぁ、なんといっても、サクサク読めるので 通勤電車のお供には敵している本だと言えましょう。
薄いので、かさばらないし!!
(実際のところ、ワタシの場合、復路の分と2冊持ち歩いていたけど 苦になりませんでした。(爆))

あとはーーー
そうですねぇ…。
かんじんの感想ですか・・・。

うーーーん…。
個人的には、3作目が1番好きですかねぇ。
あとは、まぁ…
2作目は、いわゆる 中だるみっぽかったので あくまでも「4分の2」と割り切って捉えれば、(
まぁ いっか…)と いうことで治まるし…

むしろ、4作目は なくても良かった ?? でしょうかね… ?
ヾ(´ε`;)ゝ…
(す、… すみません・・・)(汗)

まぁ、
それだけ 3作目が良かったので、むしろ その方がきれいなカタチで終われたのかなぁ…(?) という気もなきにしもあらず…(??)

そうそう!
陽介のお母さん=令子さん=「ほうおばさん」
のネーミングセンスは 光っていると思いました♪
これに絡むエピソードも大好きです。

時折、こういう “ピカっ☆” と光る何か(!)もあるので、そういう出逢いを求めて きっと4作読んじゃったんだと思います…。
ま、
4冊と言っても あっという間に読めますので、よかったら♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする