よかった!
とても良かったです。
こちら。
現役の女医さんのお書きになる小説というのは、まだお目にかかったことがなく、
しかも、南センセイのデビュー作とは (驚)
こんなに、しょっぱなから清らかで納得ずくの医療小説に出会わせてくださって、南センセイ、ありがとうございます。
なんだか、出てくる登場人物が全てよかった!
自分の昼食は抜いても、患者さんやご家族に対して決して手を抜かない、真面目で誠実な倫子先生。
その倫子先生の良さをちゃんとわかっている、大河内教授とゴン名誉教授。
そして、倫子先生の出向先(むさしの訪問クリニック)の 元ヤン.ナースマンのコースケ、亀ちゃん、などなど。
ちなみに内蔵作品は下記のとおり、1話ごと、天使になられた患者さんたちに向き合うエピソードです。
・ブレス1 スピリチュアル・ペイン 知守綾子(45歳) 乳癌末期
・ブレス2 イノバン 天野保(22歳) 筋ジストロフィー
・ブレス3 エンバーミング 古賀芙美江(84歳) 老衰
・ブレス4 ケシャンビョウ 高尾花子(推定10歳) 言語障害
・ブレス5 ロングターム・サバイバー 権藤勲(72歳) 膵臓癌
・ブレス6 サイレント・ブレス 水戸慎一(78歳) 脳梗塞
実は、前述のゴン名誉教授がブレス5、倫子先生のお父様がブレス6 となっており、
どれも、現役のお医者さんならではのリアルさ + 説得力。
今後も絶対読みます!
またしても、楽しみが増えた~~♪ (嬉)