めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

刑事のまなざし(薬丸 岳)

2012-02-29 22:57:49 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

気付けば、どんどん読んでしまった ・・・
全7編から成る 短編集です。

元.法務教官から転職をして刑事になった、夏目信人の視点から描かれていることに
気付いた頃には、この本に引き込まれてしまっていました。

さすが、薬丸先生の文体は、読みやすい。
しかも、1話ごとに事件が解決するというテンポなので、サクサクと読み進めてしまうのですが、
読み進めながらも 何かが心に残り、事件が解決するあかつきには、
ジーン...(≧ω≦。)  とな。

どの話も、夏目刑事の懐の温かさ, 陰に秘められた深い悲しみ が伝わってくる
イイ話ばかりです。
中でも、ワタシの一押しは、『ハートレス』でしょうか…
う~ん (悩) 。 。
でも、意外性の 『プライド』も、深く心に残るものが…
(´I `*))うーーーーん…  ((*´I`)うーーーん…  (迷)!

こういう作品に出会うと、
“なにも、○○賞!という肩書きばかりが全てじゃない!”
と、つくづく思います。
現に、ワタシご用達の図書館では、薬丸先生の本は とっても人気が高くて、
結構 借りるのが大変なんです。

やっぱり、みなさん、 ちゃんとわかっていらっしゃる! (嬉)



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奪取(真保 裕一)

2012-02-27 21:30:30 | 本(まあまあ) か・さ行の作者
 

よかった。 
えぇ、 よかった!んですとも。  確かに。
さすが、山本周五郎賞受賞作

ひとたびページをめくれば、読者は 真保ワールドに翻弄されることに・・ なるのがこの作品。
真保先生の とてつもない取材に費やされたご尽力の跡が、読み進めるごとに 伺えます。

いやぁーー
まずは、真保先生の豊富な知識量に ただ ただ魅了され、ページをめくらずにはいられない
ワタシでした。

それと、引いては寄せる 波のごとく…
まるで、ジェットコースターのように 急降下のドキドキ感が 体感できる読書って、
めったにお目にかかれるものでは ごじゃりませんな。

ま、 途中の構成や展開の ご力量については、既に こちら で思い知らされていますので、
あらすじの紹介は、こちら()をどうぞ。

主たる登場人物は、数名に限定されるのですが、
名を変え、顔を変え… やがて、ヤクザと銀行への かたき討ちに挑むスペクタル!
という設定なので、まぁ、 めったにお目にかかれないミステリーとなっておりました。
年月と人物の変化が織り成す、独特の流れが楽しめました。

今回、とっても魅力的だったのは、水田紘一さん と 幸緒ちゃん ですね~。
水田さんも揃って、ハッピーエンドを遂げてもらいたかったなぁ・・・  (# ̄З ̄) ブツブツ…

あと、最後の直前までは、(水田のおじさんの事以外には)非のつけどころがない位、
良かったのですが・・・
最後のサイゴが…  ちょっと…  ね…。

いくら、意外性や大どんでん返しを狙ったとは言え、
三井さんが あーゆー事になるとは、 ちょいと腑に落ちないです…。

例えて言うならば、長距離レースに挑まれる フルマラソンの選手とでも申しましょうか。
途中のアップダウンはあれど 好調なレース展開を築き上げてきた選手が、
何の因果か、信じられない失速に陥ってしまった 。 。 。というような、
それまでレースをずっと見守ってきた観客としても、非常に残念なケースですね。

ということで、最後の最後に 三井さんの件で、ガクっと 一気に落ちゃった ↓↓↓ ということもあり、
エピローグに至っては、読みながら 「頼むーー、空気読んでくれ~  ┐('д')┌ 」と言いたくなってしまいました…。

ま、
感じ方は人それぞれだと思いますので、ぜひ ご一読を (笑)。
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オレたち花のバブル組(池井戸 潤)

2012-02-23 21:48:03 | 本(まあまあ) あ行の作者

(ー'`ー;) うぅ ぅーーーーーー(唸)
惜しい!
実に、惜しい!!

最後の数ページまでは、間違いなく 「よかった!」のカテゴリーに決めてました。
読みながら、完全に 本の中へ入り込んでいました。
半沢直樹の バイタリティー+ポリシー(基本的には、性善説。その代わり、やられたら、倍返し。)
+スーパーポジティブ+エリートなのに気さく+弱者の味方+ホンモノの悪を見過ごせない… などなどなど
ここまで、魅力的な主人公に引きつけられたのは、愛してやまない こちら 以来・・・
(∩∀`*)キャーーーーーーー (叫)
  りゅ、竜崎さま… しばしの浮気をお許しください…。 キャーキャー

おっほん  (* ̄ρ ̄)”

…ということで、
池井戸先生のご手腕が、見事炸裂された作品となっております。
なんて、多彩な登場人物。
もう、本当に (≧∇≦)ъ ナイス! なんですってば。

特に、金融庁の黒崎のキャラなんぞ、
池井戸先生の おちゃめ な部分が垣間見えてしまった感じです…  (* ̄m ̄)プププ
前作 からは、一回りも二回りも 楽しめる舞台が用意されておりました。

ということで、今回作の紹介ページは、こちら となっております。

いやーーーーー
ほ~んと、読者が本の中に参加したくなる!って、どれだけ 魅力的なコトでしょう。
ワタクシ、マジで、“小野寺” に なりたくなりました。
“花ちゃん” もいいけど、半沢 = ダンナ としては、ちと 遠慮したい…かな…。 ははは。

あと、今回は、なんといっても 脇役の 近藤直弼が、めちゃめちゃ かっこ良かった(声大)!
田宮&野田にタンカ切るシーンなんか、 もぅ、ドキドキしちゃって
あまりの格好良さに、再々浮気(果断の竜崎さま → 半沢直樹 →  )しちゃいそうになりましたもの ・・・  (;´▽`A``

そ、それだけに・・・(泣)
ラスト40ページあたりからの 展開は、いただけないわ~ (|||▽||| )
それまでが最高!だったため、奈落の底に堕ちました・・・  _| ̄|○

い、池井戸センセイ、…
責任取って、続編を書いてください 。 。 。
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オレたちバブル入行組(池井戸 潤)

2012-02-21 22:15:46 | 本(まあまあ) あ行の作者

池井戸先生が今、イチバン好きな作家さんです!
歯切れの良い文章、
ピンチが迫ったどきどき感 + 巻き返しのわくわく感 が織り成す、絶妙の展開、
などなど、 とにかく池井戸先生を読んでおけば ハズレなし!と保証いたします。

まぁ、
池井戸作品には、共通して “悪代官” が登場し、最後に正義が勝つ!  ヽ(*´∀`)ノ
というパターンが成り立っていますが、
結果的に “性善説” が先行した上での、めでたしめでたしなので、
こーゆーところから窺える、池井戸先生のご人格自体が好きなのです。
(〃ノωノ)ポッ

それでもって、今回の紹介ページは、 こちら となっております。

今回は、銀行組織の不条理な体制に ムカムカしながら、
係のチームワークと結束に ワクワクし、
最後の最後には、悪者に温情の措置に 若干の物足りなさを感じつつ、
総括すると、 まーいいか σ( ̄、 ̄=)
となったのでした。

続編もゲットしてあるので、楽しみです♪
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変な給食,もっと変な給食(幕内 秀夫)

2012-02-19 22:27:19 | 本(うーん…) ま・や・ら・わ行の作者
  

"o(▼皿▼メ;)o" プルプル
えーーー、
ワタクシ、はらわたが煮えたぎっております(怒)。
何を、申し上げるか わかりません。(爆)
つきましては、客観的に かなり (`д´ ╬ ) アクどい私情が入ると思われます・・。

<ご不快に感じられる方は、ここからは ご覧にならない事を お薦めいたします…。>

では…。
「おんどりゃぁ~~~~~~(叫)!!」

って、こちらの書籍に紹介されている給食 に対して、腹を立てていると思われた方、
「ちがいます!」 (声大 ≧Д≦)

<再>おんどりゃぁーーーーーーーー!
あーた、 な・に・さ・ま のつもり ???

ったく (怒)
どんだけ ど偉いセンセイなんだか知りませんけどっっ
給食の写真に添えられたコメント、 
喧嘩売ってんのかーーーーー??! わりゃ~ (▼▼メ)オリャ!

と、かなりヒートアップするぐらい、
筆者の 品格のなさ が透けてみえる コメントのオンパレード。
読み進めるにつれて、筆者が酷評する カラー写真の給食なんて、なんとも思えなくなるほど…(怒)!
いやはや、…
筆者のご経歴(東京農業大・栄養学科)の大学名に みごと、泥を塗っていますな。 これは。

とにかく、
なんなのさっ、 この、超・上から目線 の書きっぷり、(爆)
学校の栄養士さんや 自治体を見くびる姿勢が、アリアリと表れていて 不快なこと、この上なし!

おまけに、学校給食法の条文を載せたり、 やれ税金だー、なんだー かんだー
と 国民のみなさまを 公立給食の批判へと焚き付けるような、記述も 筆者の性格の悪さが透けて見えます。
人間性、疑われますよ!  あーた。

ぅ うーーー (唸)
が るるるーーーーーーー Uー'`ー;U

そもそも…、
最初の とっかかりが 新聞掲載広告を見て、単なる ヤジ馬根性で、むしろ 給食批判を面白がって興味を抱いたのですが、 (ごめん~!)
ここまで、180度 変わるとはね。

断固 (`・ω・´)
ワタシは、この本にて 扱き下ろされまくった 栄養士さん達を、援護いたしますっ!
ここまで、公然たる書籍において、
しかも、特定の市町村名まで公表されて、辱めを受けるなんて・・・
 
もぅ… 人の行いとして 許せません(怒)。
(▼へ▼メ) … 炎メラメラ
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【アイス】 たい焼アイス(井村屋)

2012-02-18 21:27:50 | その他(スイーツ)

昔からときどき食べている定番のアイス。
やっぱり、おいしいですね~♪
なんたって、井村屋さん製なので、おいしくないわけがない!

バニラアイス+あんこ のコラボって、どうしてこんなに ピッタリ キタ━━━━o(*´∀`)○━━━━━!!
なんでしょ。

プラス、さり気ないチョコがパリパリ感を醸し出して、絶妙なあっぱれ! m(;∇;)m
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犬部!(片野 ゆか)

2012-02-16 21:20:13 | 本(まあまあ) か・さ行の作者

実在する団体(北里大学獣医学部の学生さんのサークル組織)「北里しっぽの会」で起こった実話から成ってエピソードです。

ただでさえ、実習や研究で 忙しい学生のかたわら、犬・ねこ・うさぎの保護に立ち上がり、
やがて、大学公認のサークルとして活動が定着するまでの 紆余曲折が綴られています。
本の紹介ページは、こちら

この本を読んで初めて知ったのですが、北里の獣医学部って、青森の十和田にあるのですね。(驚)
てっきり、関東圏内にあると思っていました…。

いくら、獣医さんを目指す動物好きの学生さんとは言え、
一人住まいの せいぜい1Kとかのアパートに 複数の動物を引き取り、世話をし、
譲渡会で新たな飼い主さんが見付かるまで、自分の財産や睡眠を削って ひたすら愛情を注ぐ・・
というのは、それはそれは大変です。

預かる小動物も 決して健康体のコばかりでなく、重病なコや、心に深い傷を負ったコも多数いるため、
「犬好き」 「犬バカ」 の域ではなく 『犬狂!』 で、自己犠牲を厭わないヒトでないと
到底、続かない現実が待っています。

でも、登場する動物たちの表情の 幸せそうなこと  。+゜(*´∀`*)。+゜
きっと、みんな いい獣医さんになるんだろうなぁ~~。

と、いいところで結びたい気もするのですが、
この本の中には、随所に 厳しい現実が突きつけられていて、むしろ それを知ることに
意義があると思います。
ワタシも、数年来、ゴル U^ェ^U ワン! が飼いたくて仕方ないのですが、
(ま…、実質的にムリなんですけど)
生命を守って育てる責任って、 ┗(゜д゜;)┛お、重っ・・・
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ガリレオの苦悩(東野 圭吾)

2012-02-14 22:09:14 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

ワタシは好きです!
ガリレオの短編シリーズ。
かえって、直木賞受賞作の こちら より、短編で1話完結になったことにより、
トリックも筆運びも 遥かにキレ味があって、東野センセイの長所が 随所に光っています。
予想以上におもしろくて(直木賞作家の大センセイに向かって、す、すみません…。) 引き込まれました。

なお、紹介ページーは、こちら となっておりまする。

湯川先生もシリーズが進むに従い、有名になってきてしまったこともあり、
草薙&薫ちゃん の刑事コンビを 放って置けないようですね。 (^ー^* )フフフ

この辺のジレンマがよく表れていて、
かえって、湯川の “人の良さ”が垣間見えるシーンもあり、
と、いわゆる 人情がらみの駆け引きは、東野先生ならではの 最もお上手な分野だと
感服いたします…。

刑事仲間に薫ちゃんが加わったことにより、
湯川もカドが取れたと言うか…、(笑)
これにつられて(?)、東野センセイのアイデアも次から次へと、よくも出るもんだと…。
数々の物理的なトリックに、
門外漢なワタシは、1話読み進めるごとに、
「ひぇぇ~~!」「こうきたか~~、ぬぉぉーー すごいやねぇ~!」
と感心しまくっております。

今回、最も気に入ったのは、最終章の 『攪乱す』でしょうか。
湯川を妬む 元.物理学者 高藤 の執拗なまでの執念が生む、犯罪心理と
事件関連性を巧みに解き明かす 湯川のタネ明かしは、面白かった~♪

しばらく、このスタイルで行ってください…。
東野センセイ。
( ̄∇ ̄) ぬふふ
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【映画】 ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

2012-02-12 22:39:57 | その他(雑感)

やった~  ヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)ノ  やった♪ やった~~
ついに、かねてからの念願が叶い、こちら を観てまいりました。
早起き+電車に30分以上乗って、いざ、上り方面へ…(汗)。

やっぱり、ローワン・アトキンソンは、最高! 
ε=ε=(/*~▽)/キャー
どして、 どーーして、あんなに表情が豊かなのかしら・・・
それに、死ぬほど大好きな Mr.ビーン と違って、アクションシーンの多彩なこと!

ローワン・アトキンソンさんて、運動神経が ものすごくイイことに気付きました。
目まぐるしく変わるヨーロッパの景色も、パラグライダーや 超改造車椅子に乗って
スピード感満載で楽しませてもらいました。

それに・・
やっぱり、ありました。
抱腹絶倒シーン  。゜( ゜^∀^゜)゜。ギャハハ

人間て、笑いすぎても涙が出るんですね…
ということを、久々に思い知らされて 期待を裏切りません!
隣のダンナをバンバン叩きながら、涙で字幕が見えないほど… o(__)ノ彡_☆バンバン!!

ダンナも観終わってから、「あーーーー、泣いた、泣いた(爆)」と申しておりました。
(疲)!

はぁ~~
やっぱり、(´∇`)ケッサク! 満足!

ちなみに、ローワンって、どこから見ても やる事成す事コメディアン!という印象ですが、
本当は、紳士的な物腰で 聡明な人物 なのですって。
取材陣に対しては、演技を冷静に分析する一方で、ビーンの仕草で笑わせ、緊張をほぐしてくれる気遣いもされるとのこと。
.。*゜+.*.。(尊´∀`敬)゜+..。*゜+
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【アイス】 エッセル(チーズケーキ)

2012-02-11 22:34:25 | その他(スイーツ)

我が家の冷凍室に眠ること、数か月(?)・ ・ ・
案の定、フタを開けてみたところ、霜(氷)まみれ… (/||| ̄▽)/ゲッ!

ま、
でも アイスは腐らない(でしょう… 多分 。 。)!
ボリュームがあり、チープなアイスなので 正直あんまり期待していなかったものの、
意外においしかったです♪
ちゃんと、チーズケーキ風味(?)のクッキーも混ざっているし。

ということで、紹介記事は こちら です。

へぇぇ~
ゴーダチーズも ちゃんと入っているのですね。
侮れませんな、 明治さん。

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