めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

家族ずっと(森 浩美)

2012-10-30 22:58:30 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

森先生の“家族シリーズ” は、好きで全て読んでいます。
ということで、今回は早いもので 5作目の こちら を。

森センセイのモットー→ “ラストには、ちょっとでも希望の光を灯す”に基づき、
悲観的な終結をしないところが 最も支持する所以です。

ちなみに、家族シリーズ第5弾は、
  1.父ちゃんとホットドッグ
  2.ピンクのカーネーション
  3.七夕生まれ
  4.だめもと
  5.裏窓の食卓
  6.埋めあわせ
  7.ぶかっこうなおにぎり
  8.サンタ失格
以上、8編から成っています。

どれも、まぁ それぞれに 良い余韻をプレゼントしてくれますが、
中でも ワタシが気に入ったのは、No.6とNo.7 です。
いや~~
これは、両方とも ちょっぴり (ノД`。)ホロリ 調でして・・ 
まさにまさしく、ワタシ好みですな。

こーゆーのを読むと、親が元気なうちに 親孝行せねば! (-`ω´-)
という気になり、両家の親の顔が 頭を過ぎります…。
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魔女は甦る(中山 七里)

2012-10-28 22:55:12 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

今回読んだのは、 こちら ですが・・・ ( ̄。 ̄;)
感想を一言で言い表すならば、
“容赦ない。”

・・・・・  _| ̄|○

薬学の知識や 生態系に基づく事件性の進展、
捜査一課の刑事,恋人を亡くした謎に迫る恋人の美里 など、キャスティングや
詰めは まぁ、よく練られているなぁ~ とも思うのですが、
はっきり言って救いようのないほどの、えげつないホラーですな。
これは。
ミステリーよりも、気持ち悪さが 目立っちゃっています… 
il||li _| ̄|○ il||li

後味の悪さは、はっきり言って 最低です…。
ラストまで、ほんと容赦なく、“これでもか!” という感じで・・・
数名のホトケさんも これじゃぁ、浮かばれまい。

うーーーーーーん・・・

今の気持ちは、純粋に 『楽しく読書がしたいーーーーーー!』
(」 ̄□)」(叫)

Fin.
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美女の七光り( 林 真理子)

2012-10-26 23:45:38 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

いやはや、
真理子さん、毒舌だけど好きなんです~。
なんだか、浮世離れした 贅沢なお暮しぶりも ここまでストレートに書かれると、
かえって嫌味がありません。
ほんと、豪華絢爛なんですよねぇ~ (゜∀゜*)

ということで、今回読んだのは こちら
今回は、真理子サンが、たったの2ヶ月で12kgものダイエットに成功されたというエピソードが中心でした。
すごっ(驚)・・・ お見事ですねぇ。

でも、スリムになられたことで、洋服はもちろんのこと、靴のサイズまで変わってしまい、
真理子サンの お買いもの熱が台炎上~(笑)。
この金銭感覚といったら、ワタシなどには 到底想像できない 雲の上のレベルですが、
これだけかけ離れている世界の話だと、客観的に純粋に楽しめます♪

ちなみに、林…じゃなかった、東郷邸には、真理子さんの戦利品(ファッション関係)の
『チョロランマ』が存在するそうな (爆)ヾ(^▽^*

あと、中園ミホさん(← はつ恋 ファンなので、つい気になった。)
と、仲良しでいらっしゃるとのことで (゜o゜*)へぇぇ~
ここにも繋がりがあるのですね。

毎度思うのですが、「美女」シリーズに さり気なく描かれた 真理子サンの挿絵が
とてもいい!
これもまた、楽しみのひとつです。
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ハードラック(薬丸 岳)

2012-10-24 23:08:59 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

今回は、こちら でしたが、
やはり 薬丸作品は、読みやすいから大好き (^・^)
次が次から次へと気になって、どんどん読んじゃいます。

そして、今回も つくづくうまいなぁ…と。
派遣切り,就職難という 社会背景の風刺の下に、
ネットでの怪しい仕事のあっせんと、その代償して とてつもない落とし穴。
また、生育歴における コンプレックスと 本質的な母への愛情。

はたまた、振り込め詐欺や 飛ばし携帯への名義貸しなど、
ともすれば ごく身近にあって、隣り合わせのキケンを盛り込み、
同じ境遇の仲間への 信頼,裏切り,疑いなどの心境の変化が 怖い位にリアルに描かれていて
ほんと、 次が気になって仕方がない!

今回も 薬丸先生の巧みな揺さぶりに、時として 意表をつかれたり
登場人物に思わず 共感させられて、心のどこかで応援していたり…、
と、展開を存分に楽しませてもらいながら、 有意義な読書の時間を過ごすことができました。

それだけに、ジンには Happyになってもらいたかった・・・
せめて、もう少しだけ・・・。
あと、みんな殺されてしまうのではなく、それぞれが個性的なキャラだっただけに、
もぅちょっと、いい方向に導いてもらった方が 面白くなったんじゃないかなぁ… と。

そんなわけで、カテゴリー= “普通” になってしまいましたとさ  (  ̄_ ̄)
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平成猿蟹合戦図(吉田 修一)

2012-10-22 23:26:23 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

やんや ♪ やんや ♪
今回読んだ吉田先生の作品は、こちら ですが、面白かった~ d(´▽`)b

歌舞伎町あり、ホストクラブあり、ヤクザあり、殺人あり、
はたまた、電車内での痴漢冤罪あり …エトセトラ…
かと思いきや、
こりゃまた すっとんきょうな、国政に討って出る衆院解散総選挙あり,・・・
とまぁ、 いささか “盛り過ぎ ?”の感も否めませんが、
いかにも 「痛快エンターテイメント」で、ワタシはこーゆーの、結構好きなんです。
おもしろくて、ほぼ 一気読みに至りました。

しかも、主人公って 結局誰 ??
というまま最後まで突っ走ってしまった、芸達者なキャストが多過ぎで~ (笑)
うーーん ? うぅ~ん(悩)・・・

でも、やっぱり 純平なのかなぁ… ?
いや、 やはり 美月ちゃんか ?
それとも、美姫ママ… ? ってことも、??
あとは、友香ちゃんや サワ婆ちゃん ってことはないよなぁ…、 いくらなんでも。
 (・_・?)

おまけに、脇役も 名キャラ揃いでした。
チェロリスト湊(=光晴おじさん),園 夕子さん・・・と、なんだか映画になりそうな
個性的な登場人物が 出るわ、出るわ。

これは、きっと映画になりますね。
ヤクザさんもたくさん登場するから、強面の俳優さんを揃えなくっちゃですね。
むふふ  (*^m^)

そうすると、純平は誰が いいんだろ…、
スギちゃん ? (笑)

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シューマンの指(奥泉 光)

2012-10-20 22:53:40 | 本(うーん…) あ行の作者

つ、ついに・・・
2年半越しで やっとこ借りられた こちら
(TдT)

なんてったって、書評 を拝読する限りでは、“必読せねば !!” ときっと誰もが思ってしまうでしょう。
ということで、ワタシ自身も 読む前の期待は 待たされた挙句、特大に膨れ上がっておりました。

そして、感想ですが、ひとことで言うならば…
『はい (゜_。)? ・・・』 

いえいえ、
文章や 音楽の知識や 人物描写などの、技巧は ほんと素晴らしいのです。
実際に 読みながら、すごいなぁ~と 何度も思いましたので。

でもですね・・・
トータルして ひとつの作品として観ると、
うーーーーん… (-_-;) どうなんでしょ・・・

まぁ…
好みの問題でしょうが、全体像としては どうも…ねぇ・・・ 「( ̄ヘ ̄;)

せっかくの まさとクン像が、あーゆー形だったのか…
じゃぁ、それまでの あのきらびやかな音楽性と シューマン愛と まさとクンという1人の少年のセットは、
一体なんだったのか…  ブツブツ(´ε`;)

非常に残念ですが、読み終わった後に、「あぁ~ おもしろかった~ (~0~)」 と
素直に感想を言える本では なかったのでした。
(やっぱり、期待が大き過ぎましたか…)
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9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ(福島 文二郎)

2012-10-18 22:45:35 | 本(普通) た・な・は行の作者

残念ながら、ベストセラーになった 前作 は読んでいないのですが、
前々から気になっていたので 借りてみました。

すごい!
この 豪華な紹介サイト。
そして、当該書籍の 紹介サイト も。

ディズニーでは、スタッフの事をキャスト,お客のとこをゲストと呼ぶこと、
キャストにとっての最優先事項は、“安全性”、
スタッフの9割を占めるバイトの、自発的に確立された組織 とチームワーク、
などなど… 既知の部分が殆んどでしたが、今回 お初ネタもありました。

3.11の時は、ランドのお客さんを全て 安全確認の取れた“シー”に誘導するのに、通常は絶対に公開しない
(= ディズニーは、夢の国であるため)
“バックヤード”を通路として使用しなければならなかったエピソードとか。

あと、今回いちばん心に残ったのは、
  * ES(従業員満足度)なくしては、CS(顧客満足度)はあり得ない、
ということ。
そのために、ディズニーでは CSとESを 同格に主眼を置いており、
ひいては、それをディズニーのモットー=ホスピタリティ に繋げて、相乗効果を伴った スタッフの育成を図っているとのこと、
でした。

あと、残るは こちら を読みたいのです o(^o^)o
しかし、なかなか借りられない…。
o(゛ε゛)o))ウズウズ
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ラストダンス(堂場 瞬一)

2012-10-16 23:24:05 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者

思うに、以前読んで すんごく(強!)よかった こちら のお仲間 ??
→ じゃぁ、読むっきゃないでしょ! と 借りてきたのが こちら

うん、まぁ・・・
まさに、粋なタイトルの付け方だなぁ~ 
という感想が、後半部分になるに従って ふさわしくなってきます。
いいんじゃなんですか。
硬派で人望もあるけど、一軍には イマイチ上がれなかった キャッチャー樋口
  VS (じゃなくて and!)
正反対の真田。

読むに従って、だんだん真田という人間が 「いいかも ?!」と思えてくる展開は、
さすが 堂場センセイだと思います。
これは、すなわち、真田が完全試合を目指す過程で 樋口のことを見直し、敬意を
抱くにつれて、そんな真田に対して 好感度UP↑ という仕組みに 喜ぶ一読者… (^▽^;)
わかっちゃいても、こーゆー心理戦は 野球の駆け引きに通じるところが あるのでしょうなぁ。

また、同期入団の2人がバッテリーを組むことになるのは、現役の最初と最後だけ
という因果関係が 物語全体のカギとなっていて、単なる おめでたいストーリー
に留まっていないところも、堂場流 ?!

実際に 野球をなさっていたかたが 読まれると、一層 良いのではないかと思いました。


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【映画】 ツナグ

2012-10-14 22:19:29 | その他(雑感)

やられました・・・
(━━━━┳━━━━ ___ ━━━━┳━━━━)

いやぁ~
これまで、他の映画の前にやっていた予告編を散々観てはいたものの、
全く 観る気なかったんです。
しかし、世間さまの評価 のあまりの高さに 釣られてついつい…
それでも、正直 あまり期待はしていなかったんです。

なんだか、いかにも お涙ちょうだいもの(す、すんません…)という感じがしていたので、
ダンナもワタシも 各自の好みからは、ズレているかな…と。
ちなみに、公式サイト です。

しかし・・・
やばい!
まずは、八千草薫さん&遠藤憲一さん。
もぅ、このエピソードは このお二方でベストキャスト!
遠藤さんと八千草さんじゃなきゃ、ありえないですっ (涙)

そして、将来の大女優 橋本愛ちゃんと さらにかわいかったミソノ。
あとは、隆太くん&(実は、エンタメオンチのワタシは 新垣結衣チャンとずっと思っていたが(爆))
きらりちゃん。

と、この3組の対面が それぞれ違った趣向の基に 展開していくので、
場面が変わるごとに 新たな涙が・・・
"(/へ\*)ウゥ…

いや~~
ワタシは、分類すると 映画で決して泣く質ではない(← ダンナが言う。)のですが、
今回は 自然と涙が出ましたね~ (しかも、枯れなかった…)
周りの人々も みなさん泣いていらっしゃいました・・。

そして、とにもかくにも
桃李クンと希林さん!!
最高です q(T▽Tq)(pT▽T)p
是非とも、今年度の主演男優・女優賞を揃って取っていただきたい !!

桃李クンは、ノブ(=梅子のダンナ)も良かったが、希林さんの孫の方が 絶対にイイ d( ̄(エ) ̄d)☆
俳優陣が 実に、素晴らしかったです。
音楽も良かった。

普段は、アクションやSF,ホラー映画が大好きな うちのダンナも絶賛しております。
みなさんも、ぜひ どうぞ。
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敗者復活(藤田 宜永)

2012-10-12 22:44:34 | 本(普通) た・な・は行の作者

実は、藤田宜永さんの本って、今回が初めてなのです。
初めて読む作家さんの本て、 とってもわくわく♪するんですよね。
ということで、紹介ページは こちら

うん…  まぁ・・・
よく練られて書かれている人間ドラマという感じはしますが、
うーーーん・・・ (・・∂) アレ?
な~んか、どんどん読みたくなる! という感じではないかなぁ…

なーーんでしょ。
全体的にハリがないというか、
もったりと暗い? 重たい?? といいますか、
これだけの長編作品ゆえに、勿体ないかなぁ・・・
というのが、正直な感想でしょうか。

r( ̄_ ̄;)スミマセン
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