めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

平凡(角田 光代)

2014-11-30 22:06:43 | 本(普通) か・さ行の作者

以前は新刊が出る度、(そもそも、直木賞受賞作 が全盛期だったか… ?)追いかけて読んでいたのですが…
どうも 「対岸…」に匹敵する縁もないまま、しばらく角田作品からは遠ざかっておりました。
(゜ー゜;A
そんなわけで、大変お久しぶりの こちら

1. もうひとつ
2. 月が笑う
3. こともなし
4. いつかの一歩
5. 平凡
6. どこかべつのところで
の 6編からなる短編集です。

まぁ…
どれも・・・ ・・・・
((ミ ̄エ ̄ミ)) ボーーー  っとしながら、カフェなどで時間潰しに読むのに適しているのでは
ないでしょうか…。
当たり障りなく…

でも、わりと 万人受けする作品集なのではないかと…
これが感想です。  (_ _)
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エヴリシング・フロウズ(津村 記久子)

2014-11-28 22:02:11 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

つ、、、、、、
つまらなかったーーーーーーーーー   ≡┏|*´・Д・|┛ (逃)
こちら でした。

どうも、4chの朝の番組『ZIP!』 の中の 毎週木曜日に本紹介のコーナー
(代官山蔦屋書店のブックコンシェルジュ間室道子さんが選ぶ今週の一冊)
というのがあるのですが、ワタシ、ことごとく このかたのお奨め本は…
ハズレまくり… なのです…  
l|li_| ̄|○il|li

えぇ…
1度や2度ではありません・・・
(↑ だったら、参考にしなきゃぁいいのに… )

今回も…、 苦痛だった…
やはり、読書は 快適な趣味の一環でありたい !!(叫)
( ,,-`д´-)ノ"

あーーん…(泣)
なんなんだ…
この虚しさと疲労感は…  (ノ_-;)ハア…
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捜査組曲 安積東京湾臨海署安積班(今野 敏)

2014-11-21 22:31:02 | 本(よかった!) か・さ行の作者

大好きな安積班、 いよっっ♪  待ってました! 
(人・∀・)
しかも、今作 = メチャメチャ、今野センセイのセンスが光っている 構成です。
素敵 素敵~♪

だって、タイトル=“組曲” のとおり、各章のタイトルも 下記のような音楽用語シリーズから成っていて
音楽好きのワタシとしては、これだけでテンション上がりまくりですっっ (゜▽゜*)♪

・カデンツァ (須田)
・ラプソディー (吉田: 水上安全課の係長)
・オブリガード (相良: 強行班第二係長)
・セレナーデ (水野)
・コーダ (黒木)
・リタルダンド (桜井)
・ダ. カーポ (村雨)
・シンフォニー (石倉: 鑑識係長)
・ディスコード (榊原: 刑事課長)
・アンサンブル (安積&相良+速水)

しかも、東京湾臨海署でのおなじみメンバー主体に、(  )内にスポットを当てて
事件に挑む姿勢や 同僚とのやり取りなど、各人の視点から描かれていて
(まぁ、要は 安積ハンチョウへの部下たちの信頼や、本部エリート刑事たちからも慕われる
安積像に繋がってくる流れなのですが…)
わかっちゃぁいるけど、ワタシ、このパターン=大・大・大好きで、このシリーズから目が離せない所以です。

特に、今回最も気に入ったのが、村雨の「ダ・カーポ」の章ですね。
これは、かねてより描かれている村雨像と 安積個人の村雨に対する想い…
この辺りの経緯を踏まえて味わうと、本当に 村雨に対してジーンときます。
。゜(゜´∀`゜)
「今野センセイ、ありがとう!」 と言いたくなる、エピソードです。

あとは~~、
石倉さん! 好きだなぁ~~。
吉田船長&海のオトコ達の “陸上組”とは違う、正義感にも惚れたし!

最終章の「アンサンブル」では、読んで救われた思いです。
このまま、相良班とのタッグを まだ当面続けて欲しいなぁ~(!)と思うほど、良い流れに納まっています。
速水のエッセンスも効いていて、やっぱり 安積班シリーズ=大好きです  (*^-^*)ゞ
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刑事の約束(薬丸 岳)

2014-11-14 21:33:40 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

これ は、良かった!
薬丸センセイ、 良かったんですってば~~!! ( ´’A’`)
こちら の続編です。

いやはや…
ついこの間(この本のすぐ前)に こちら を読みながら、夏目刑事の存在に対し すご~~~く
引っ掛かりを覚えていたのです…。
しかも、薬丸センセイは きちんと文中にヒント(絵美ちゃんの件)を掲げてくださっていて
私も、その部分に戻って読みながら… も さっぱり思い出せず・・・
うーーん… ううぅーーーーん…  σ(´し_`〃)ゞ と、引きずっていたのが、今回解決しました (*´∀`)b(嬉)

はぁぁぁ~~、 スッキリ!

そうでした、そうでした。
どんどん読み進めるうちに、感覚として “夏目信人. 像”が蘇ってきました。
なんだか、夏目さんの“味” は、このように短編仕立てで 1話ずつじっくりと容疑者に向き合ったり、
真相に向かって 夏目ペースで 1歩ずつ進んでいく構成の方か、良さがしみじみと伝わってくるような気がします。

今回は、
「無縁」→ 「不惑」→ 「被疑者死亡」→ 「終の住処」→ 「刑事の約束」
と、ぐいぐい読ませてもらいましたが、
1番気に入ったのは、「終の住処」ですね。
やっぱり!

この話を読んで、認知症1人身の千鶴子さんが 施設に行くことを頑として拒んだわけ、
狭い部屋に不釣り合いな、立派な桐のタンスと、取っ手の部分だけに何度も触った跡があるわけ、
この種明かしを知った時、ワタシは 「薬丸センセイの作品を、今後もずっと読み続けて行きたい!!」
と思ったのでした。

本当に、この部分は あっぱれ! ∩・x・∩ の一言です。
薬丸センセイの創作の方向性を、“やっぱり 好き! ” と思い直しました。
(実は、前作『その鏡は…』 で ちょっと んんん ??… という迷いが交錯したもので…(汗))
あーーーー、でも 良かった。
今後も、夏目さんを楽しみに 薬丸作品を追いかけます♪
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その鏡は嘘をつく(薬丸 岳)

2014-11-09 22:06:19 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

うーーーん…
今回の は、まぁ…
薬丸センセイの思い入れ度は感じましたが・・・
ちょーっと、柚木Yセンセイのを読んだ直後だったので…
どうしても 見(読)劣りは、・・・ (〃_ _) 否めませんでしょうか…。

だから、この作品単独で読んでいたら、まぁ… そこそこ面白かったと思うのですが…
なにぶんにも ハートを射抜かれた、あの(!) “佐方シリーズ” の後なもので… δ(´д`; )
ゴメンナサイ…、 薬丸センセイ…。
本当に ごめんなさい!!

でも、読み応えは あったかと思います。
医大受験を目指す 専門予備校という設定も、これまで読んだことがなかったので、興味を惹かれました。
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最後の証人(柚月 裕子)

2014-11-08 22:53:29 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

先に読んでしまった…  
佐方シリーズの 2作目『検事の本懐』と 3作目『検事の死命』
に 心底惚れ込んでしまったワタクシ、 この2冊返却とひきかえに 佐方シリーズの第1作目 ! 借りてまいりました。
(`・∀・+´)

そして、 ワクワク感満載で読み始めたところ…
んん… ?? え.え.え… ぇえ~~~~ ??! (←炸裂)
佐方が…  検事じゃなくて、弁護士になってる・・・・・ Σ(ω |||)
しかもしかも(!!)
もう12年前に検事を辞めて、筒井部長(かつての佐方の最もよき理解者・上司)と、かなりかなり
怪しい雰囲気で…
読み進めて行くうちに、佐方は 筒井さんに秋霜烈日を投げつけ、辞めて行ったことも綴られていました…。
アワワワワワワ…  llllll(oдo;)llllll

ってことは、たまたまワタシが読む順番をあべこべにしてしまった、 ②“本懐”と ③“死命”
これらは、時間系列で言えば、今作 の回想編に書かれたものだったのか… と。 (;-ω-)a゛

こんな偶然って、本当にあるんですね。
いやはや…
この順番で読ませていただいたおかげで、ごくごく素直に 佐方貞人の法曹界における歴史を
知ることができ、実にストレートに受け入れることができました。
不思議な出会いに功を奏して、感謝 感謝です!

そして、まぁ、…
ワタシが知る 佐方(米崎地検の検事の姿)は、12年後の 中野で事務所を構える
東京の弁護士センセイ となってご登場となりましたが、
柚木Yセンセイったら、… やってくださいました! 今回も。

少なくとも、w( ̄Д ̄;)wワオッ!! と 2回は驚かされてしまった、ワタクシ…。
だって、だって…
これはかなりマヌケで こんなヒト、他にいないと思うんですけど、
ワタシったら、途中まで 被告人をあべこべに(高瀬側)だと解釈して 読んでいたのです~~(汗)
これが、現国の試験問題だったら… 完全に赤点ですね…(滝汗)

それに、今回も 読者の“懐”に、グググッと入ってきた言葉、
「法を裁く者は、法を見るのではなく“人”を見よ。」 と…。
ぅぅぅ… 佐方… (´Д`υ)
しかも、この言葉は、検事時代に筒井から 自身が言われていた言葉だったとは…
うーーーん…、 本当にウマイです。
どうして、柚木Yセンセイというおかたは、こんなにもハートを捉えることが書けるのでしょう…。

あと、話の展開も 光っています。
法廷でのやり取り然り、 キャスト然り、
事件自体の発端 ~ 実行 ~ 展開 然り。

もう、ワタシ、佐方から 目が離せません (/∀\*)
ずーーーーっと、追っかけ をすることを 宣誓します!
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①検事の本懐 ②検事の死命(柚月 裕子)

2014-11-07 22:26:03 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者
 

< すみません…。 あしからず、今回の記事は長ーーく なります…。>
今回の本の選択は…
全く意外なきっかけでした…。
言っておきますが、ワタシ= マヌケです Σ(|||▽||| )

いやはや…、てっきり、いつも好きで読んでいる作家さんの本だと思って 読み始めたところ…
“んんん… ? なんだか、今回 作風が違う ?? すごいなぁ~、さすが柚木センセイ♪♪”
と思いつつ読み進めて行ったのです。
まずは、『検事の死命』を。

ええ、… (。UωU)b
しばらく、全く気付きませんでした。
私がいつも読んでいるのは 柚木A先生の本だということに…(爆)
(そもそも タイトル=ミステリーっぽいから、普通は気付くハズ? …
だって、A先生=ミステリー作家さんではない!!から… )
しかも、第1話(心を掬う)が 情感を誘う趣で 話の展開自体も深くて、
もう ドンドン惹き込まれてしまったのです…) ☆´∀`☆

でも、あまりにも いつもの柚木作品とは 違・い・す・ぎ・る ? よなぁ…
と、パソコン検索してみると、 (oдolll) 唖然!! もう唖然!!
ヾ(゜Д`;≡;´Д゜)ノ゛ “柚木違い”だった~~~(爆)

と、このクダリを犬顔ダンナに暴露したところ、一言、
「阿・呆」!
大変わかり易い表現の単語が返ってきました… _| ̄|○

まぁ、それで どんどん柚木Yワールドにハマりつつ読み進めていたところ、
ご丁寧にも 第2話(業をおろす)は、『検事の本懐』の第5話(本懐を知る)の完結編になっている!
(そりゃぁ、エライこっちゃ!)ことを知り、慌ててこちらを借りて来たという…(汗)

そして、“本懐”を読み始めたら…
め、、、目頭が・・・ 。・+゜゜(うд´。)゜゜+・。 熱くなるでやんす…
という第2話(罪を押す)に始まり、佐方の容疑者と事件を通してみる 真理の眼と
心のかけひきに…、みるみるとのめり込む展開に…。
勘違いがきっかけの、ほーんと 柚木Y先生には失礼な動機でしたが、こんなに こんなに
ハートが熱くなってしまう「佐方シリーズ」に出逢えてしまうとは、もう感謝感激です!

また、“死命”の方にも出演する、男気の南場署長、そして佐方のよき理解者であり上司、
筒井副部長のお偉方盟友が 実にイイ味を出しているんです。
。゜(゜´∀`゜)σ゜。 ・第4話(死命を賭ける)・第5話(死命を決する)

読みながら、ワタシは この登場人物たち(容疑者や悪者もひっくるめて)と名残惜しくなり…
普段は、速読派なのですが、「本懐」と「死命」を再度おさらい読みして、今度は裕子センセイの紡ぎ出す
いくつもの“名セリフ”に胸を熱くし、改めて佐方のひとつひとつのシーンに 感慨を覚え… ( ´ー`)
なんだか、1回目読みとはまた違った感動に包まれてしまったのでした。

ちなみに、「本懐」刊行時に裕子センセイが取材を受けられた 記事 記事を見付けました。
また、満場一致で2013年度の(第15回)大藪春彦賞を受賞されたことを知りました。

佐方シリーズ、今後も新刊を待ちわびながら ずっと後を追いかけます!!
だから、「本懐」の第5話(拳を握る)のリベンジ、というかスッキリさせてください。
今度は、書記官同士(増田さんと加東さんが主体で、そこに土橋さんも脇役で)の 熱い男気のドラマなんて…
いかがでしょう ?! 裕子センセイ (^ω^人)
そこに、イマイチ煮え切らずかわいそうな展開になってしまった 葛巻さんを、重要なエッセンスで投入とか…。

あとーーー、
超タカビーな佐野刑事部長に一泡吹かせて、南場署長の胸のつかえが完全に癒える 大事件とか…。
もちろん、佐方&筒井&増田の“ふくろう同盟”の正義と真心で、出世欲の固まりの
いけ好かないオヤジ連中の性根を叩き直す、地検や警察組織の膿を出す… という方向で… Ψ(`∀´)Ψ

ダメだ…
いかん…
あまりに、佐方シリーズの魅力に憑りつかれてしまったため、妄想が止まりません… (;-ω-)a゛
これにて、失礼いたします・・。

だって、佐方貞人シリーズ= 実は、“死命”は第3作目で、“本懐”の前に第1作目『最後の証人』
が存在することを知った(←遅い!!)ので~♪
完全に 柚木と言えば「Y」、そして佐方シリーズに照準を合わせました (。・`ω・。)q
では、また~。

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はるひのの、はる(加納 朋子)

2014-11-02 22:26:51 | 本(うーん…) か・さ行の作者

加納センセイ、ご体調は落ち着いていらっしゃるのでしょうか… ? 
( ;´Д`)
まぁ、でも… こうして刊行されているということは、きっと 良好なのでしょう!
良かった~~。

さて、2001年に発刊された 初作 から、月日の流れは早いもので、なんともう(!)10年以上も経ってしまったのですね。
2作目は大好きな こちら で、いよいよ 今作 です。

いやはや…
今回は、なんだか なんだか…(ゴメンナサイ!) 一言で表すと… ツギハギ!!
彡(-_-;)彡
うーーーん…
立て続けに、『てるてる…』から読んでしまったせいか、この落差は…否めませんでした・・。
正直なところ…。

まぁ、 加納センセイ、あれだけの ご闘病 をされて、社会復帰のかたわらでご執筆をされたのですから
並大抵のことではなかったでしょう・・。 体力的にはもちろんのこと、精神的にも。

ご自身でもあとがきに謳われていたとおり、そのご事情が背景にあったこと、そのためストーリー自体にも
そのあたりのカラーが出たこと、…
ということで、今回は ファンタジーミステリー性が各章に強調されすぎて、本来の自然体の佐々良の癒しが
薄れてしまったように感じました。

それに…
まさか、ユウスケの結婚まで行っちゃう(=こんなに駆け足でシリーズ終結…)とは思っていなかったので、
最後は 「あらららら…(脱)」と、かなり残念でした。
ハッピーエンドが浮足立ってしまい、後味が かえってあまり良くなかったかも… il||li_| ̄|○
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