めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

エンジェルフライト 国際霊柩送還士(佐々 涼子)

2013-04-29 23:51:17 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

今年のゴールデンウィークは、とてつもなく すごい作品に出会ってしまった・・・。
ちょっと…  これ は…
ノンフィクションと言えど、とてつもなく深い人間ドラマです。

偶然にも、ここ最近、死生観を考えさせられる本に触れる機会が続いておりますが、
あくまでも 予約本の順番が回ってきたという、偶然中の偶然です。

概ね、速読派のワタシですが、これは 1ページ1ページ…、
ともすると、1行単位や エアハース社 の 利惠社長をはじめとする おひとりおひとりのセリフ毎を
噛みしめながら、じっくりと大切に拝読せずにはいられない・・展開となりました。

海外間のご遺体の搬送に係る 修復・ご家族のバックアップなどを行う事業内容、
と 一言で済ますことの到底できない、計り知れない想像を超えた 本物のドラマが
この本に 存在しています。

佐々涼子さんの ナチュラルな描写と文章が、生々しさを浄化させつつ、より一層 心に響きます…。

創業者の山科会長,まだ50代になったばかりの利惠社長,社長のお子さんの利幸さんと桃さん,
そして、霊柩車運転手の古箭さん,まだ有名大学新卒ホヤホヤのルーキー 慎太郎くん,
一人一人のエピソードが、各自が携わった あまりに貴くて切迫したご遺体処置の様子と共に
綴られている構成です。

ここに出てくる お一人お一人のプロ意識(という、ごく一般的な広義の単語に置き換えるのは、あまりに短絡的で恥ずかしいのですが…)
や、普段何気なく発する一言一言が、本当にすごい!!
こちら にも 書かれていますが、本当に 何か所も涙ぐまずにはいられない本です。

この本を読みながら、私は一体、何回唸ったことか…
涼子さんの筆力と 素直な物の捉え方で、一層 エアフォース社の職人魂が胸に沁みると申しますか…。
ここに書かれている事実も 驚きの連続ですが、それ以上に、慎太郎くんのご両親の人間性とか
若干29歳にして、自分の運命を受け留めて レッキとしたプロの送還士の使命を果たす 利幸さんとか
とにかく、この本を読み終えて 私は“あらゆる概念が変わる!”と 感想を友人にメールしたのでした。

これは、余談ですが ↓
昨日の朝、たまたまダンナが観ていたTVに登場していた 齢32歳で某大学の准教授という
偉~いおかた(←皮肉!)が 上から目線で日本経済(?)を論じていなすったのです。
(↑ 思わず、ダンナと「なんか、この人気持ち悪い…」と感想一致(爆))
‘アナタ様こそが、ぜひ、エアフォース社で研修を受けてくれ!’(← 大胆にも 命令口調ですが…(笑))
と、謹んで苦言を呈したい(いの一番に昨日のTVの様子が浮かんでしまった・・)
という あさはかな感想も…。

ま、
もっとも、利惠社長が「断固、お断り!」と おっしゃいますね…(笑)。
ぬわーーっはっはっは。
…と、今日は かなり真面目に しめやかに、敬虔な気持ちで綴ってきたのに、
最後にボロが出てしまいました。
とってもムシの好かない、あの お偉い准教授とやら(& あのヒトを番組コメンテーターに招いたマスコミの感覚)
の軌道修正を図らねば、いよいよニッポンの未来が危うくなる…と マジな危機感を抱いたもので…(汗)

あと、最後にもう一言だけ。
この本は、ロシアご訪問中の現.総理や官房長官はじめ 我が国を背負うお立場のみなさまに、
ぜひとも お読みいただきたい!!
そして、何かを感じていただき、もしも 人間として生きていく上で 重大な事として
受け留めてくださったなら、
ぜひ、『国民栄誉賞の団体賞』を エアフォース社にお授けください!
真面目に お願い申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お友だちからお願いします(三浦 しをん)

2013-04-26 22:48:19 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

前作 に続いての、エッセー集は こちら でした。
が、・・・
好みにもよると思われますが、ワタシは 今回の方が 遥かにおもしろかった!

三浦節、炸裂 U=^▽^)ノ
やはり、文章能力の優れた おかたとゆーのは、エッセイも上手い もんですなぁ~。
ごくごくフツーの、日常生活で感じたことも、直木賞作家のご手腕によると
こうも 活気のあるエピソード集に成るもので。

ワタシゃ、特に
  『屋根の下で眠るもの』 が気に入りまして。
これは、もーーーーぅ たまらん  (o_ _)ノ彡☆バンバン!!
三浦センセイにかかっちゃぁ、三好達治も 真っ青ですな(爆)。

しかし、総括して思うに…
ワタシは、天下の直木賞作家センセイと 感性が似ているかもしれん… と。
(ひぇ~  なんと、大それた。)
だけど、読みながら 「そうそう、あるある!」と思うこと しばしば、
特に 「ごるぁ~!」も おんなじ沸点のようですし… 
えぇ、 直木賞作家と… (* ̄m ̄)

恐れながら、天下の三浦センセイとは、“お友だち”になれそうな予感がします。
(* ̄Oノ ̄*)ホーッホッホ!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サマーレスキュー ~天空の診療所~(秦 建日子)

2013-04-23 22:00:42 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

う~~ん・・・ これは… (´с_`)
そもそも、以前放映されていた ドラマ を観たのがキッカケで、こちら の存在を知り、
予約時には結構な人数の方々が お待ちで、やっと回ってきました。

ドラマでは、小山サンが 既に「おやっさん」= 笹野高史さんでしたが、
速水先生はおろか、倉木先生が ヤマDr.にお成りになる
もっともっと前の時代からのストーリーでした。
稜ヶ岳診療所の開設に絡んだ、花村先生 のあたりのエピソードは、
ドラマではカットされている部分ですが、むしろ こちらの方が好きです。

あとは、なんだか・・・ ねぇ… ?!  (‘ε’)

むしろ、小説本体よりも、臼杵尚志 先生(この本の 倉木先生のモデル)
が寄稿された“あとがき”の方が、良かったです。
ワタシとしましては… ( ̄▼ ̄)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の死に方 エンディングダイアリー500日(金子 哲雄)

2013-04-20 23:52:15 | 本(普通) か・さ行の作者

正直、この本 を読むのが 怖かった…
予約をした時点で、爆発的な待ち受け状況だったけど、心のどこかで いつも気になっていた…

だって、本当に 本当に こちらのニュース(一連) を知り、信じられなかったのですから…
念のため 申し上げておきますが、ワタシは 金子さんのファンだったとか そういう特別の思いは抱いておりません。
あくまでも、語り口調が面白くて 売れっ子の流通ジャーナリストさんだな~、位しか存じ上げておりませんでした。

しかし、ご逝去のニュースを知り、その後の 尾木ママさんのコメント や、
奥さま(稚子さん)のことを、新聞などで目にするにつれ、
生前に ご自身が旅立たれた後のご準備をされていたと知り、目前に迫った死を悟った
たかだか41歳の金子さんが、最期の最期に残したかったことを どうしても知りたくなりました。

金子さんの大好きなオレンジに彩られた本は、一気読みでしたが、読み進めながら
何度も「うーーーーん…」と、唸らずにはいられませんでした。
つくづく、“命”の重みを感じる内容となっております。
これがノンフィクションだというところが、切なくてたまりません…。

また、稚子さんが綴られている あまりに濃い“あとがき”も含めて、一冊を完読した後に、
改めて “前書き” を拝読すると、ご主人を看取られた稚子さんが綴る 一文一文が 胸に沁みます…。
今後の稚子さんのご健勝を、心よりお祈り申し上げます。

合掌。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぎさホテル(伊集院 静)

2013-04-18 23:58:21 | 本(うーん…) あ行の作者

読んでみました。 こちら

な~るほど・・・
タイトルの「なぎさホテル」は、実在だったのですね。
しかも、バリバリの自叙伝であり、レッキとしたノンフィクションとは…(驚)!

あの、夏目雅子さんのご主人は・・・・・
(* ̄- ̄)ふ~ん  という感じでしょうか…。
正直なところ…

なんだか、雅子さんのご逝去後も 年数を経てもなお、
やれ、没後10周年とかなんだとかで
「薄命の美人女優」と、あれだけ世間の注目を浴びて 話題になっていながら、
ワタシは、“ご主人 = 伊集院さん だって、あれだけメチャクチャ有名人なのに、
どうして 全然出てこないんだろーー ? ? ?” と、いささか不自然に思っていた1人です。

この本にも綴られているとおり、「奥さまを偲ぶテーマで 何か書いてください。」
というオファーは たくさんあったのですね…
(そーでしょ そーでしょ。)
ということで、またしても ( ̄_っ ̄)フーン ・・・ ← 今ひとつ、煮え切れない想いが…。

以上、感想でした。
ちゃん ちゃん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

起終点駅 <ターミナル>(桜木 紫乃)

2013-04-16 22:28:05 | 本(うーん…) か・さ行の作者

今回は、初めて読む作家さんの本でして、こちら です。

ワタシは、新聞のいつもの下の部分で目にしたのですが、
テレビ でも 紹介されたのですね~。

北海道が舞台の、ラブストーリー風 ?
まぁ…、
いずれにせよ 男女の関わりがテーマとなる 全6編の短編集です。
 <内訳>
  1. かたちないもの
  2. 海鳥の行方
  3. 起終点駅 
  4. スクラップ・ロード
  5. たたかいにやぶれて咲けよ
  6. 潮風の歌

そうですねぇ~・・・
まだ、前半3編の方が よかったでしょうか…

たまたまワタシの好みが該当しなかっただけで、TVの特集に取り上げられたり、
新聞全国版の広告に掲載されるのですから、このような作風をお好みの方も
たくさんいらっしゃるのでしょう。

ちょっとカゲのある 男女の情感が歌われている、
冬の北海道の舞台が 似合いそうな雰囲気の、作品集でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【アイス】 サーティワンパーティー☆

2013-04-14 22:43:27 | その他(スイーツ)

大変、おいしゅうございました。
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
「40周年 記念フレーバー」の名に恥じない、おいしさです。

これまでの 31季節限定フレーバーにありがちだった、
ベタベタした甘さもなかったので、これだったら アダルト世代にも受け容れられるというもの。
( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ

ちなみに、31さんHPでの紹介記事によりますと、
 ピンクとブルーのサーティワンカラーで彩った40周年にぴったりのアイスクリームが誕生!
 やさしい味わいのベリーとミントのアイスクリームに3色の星形チョコレートがキラリ☆
 さあ、一緒にポップ&キュートなサーティワンパーティを楽しもう!

イエ~イ♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【アイス】 素直なミルクバー(グリコ)

2013-04-13 22:26:40 | その他(スイーツ)

ははは…
これって、いかにも 私めが手に取りそうな ネーミングとパッケージなんですわ。
(決して立ち寄るつもりではなかった)セブン◯レブンに、駅の階段降りて フラフラ…と 立ち寄り、
(決して覗き込むつもりではなかった)アイスケースを覗きこみ、
(決して買うつもりではなかった)こちらのアイスを 買って、家に帰りました・・・

わははははは (´ー`A;) アセアセ

結果、実においしかった(パッケージに謳われているとおりだった。)ので、
まぁ、よいではないか!
(言い訳、言い訳…)

ちなみに、グリコさんのHPでの 下記のPRも、私めの実感に該当していますので、
載せておきます。

・シンプルさにこだわって作ったので、ミルクのおいしさがストレートに味わえるバーアイスです。
・北海道産の濃縮乳と生クリームを使用しているので、コクのあるミルク感が味わえます。
・濃厚なのにすっきりとしたあとくちが楽しめます。
以上
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣きながら、呼んだ人(加藤 元)

2013-04-11 22:56:47 | 本(うーん…) か・さ行の作者

何やら、新聞の下の広告部分に 良さそうな紹介が掲載されていたので、読んでみました。
こちら

期待を込めながら読みつつも、次第に (-ω- ?) ・・・
アレレ…  こ、こんなつもりではなかったのデスが・・・ (*´д`)??

それぞれが短編仕立てで、総括的に 登場人物の関連性があるという
いわゆる、ワタシの大好きな ロンド形式で成り立っているのですが・・・
なんだか、1章ごとが 王道 に比べると、どうしても見劣り感が否めませんでしょうか。 
(o´_`o)ハァ・・・   

一方、長所を挙げるとしますと、
まぁ…、 それこそ
「あっ!」という間に読めますので、カフェなどのお供には気楽でよいかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【つぶやき】 私の目に狂いはなかった!

2013-04-09 22:06:28 | その他(雑感)
やった~~~~ ☆-└(゜∀゜└))
やった♪ やった♪♪  やったぁ~~ ((┘゜∀゜)┘-☆

今日は、こんなに嬉しい ニュース が舞い込みました(祝)
ヾ(*≧∀≦)ノ゛

もぅ もぅ・・・
本当の本当に 心の底から嬉しいです。 
。o゜(p´⌒`q)゜o。

今回、偉大なる 選考委員の先生方も、この作品に接し、
先般、綴った ワタクシめの 熱い思い 同様の感動と高揚感を感じて下さったのだと思うと、
(僭越ながら…(汗))
これまた、本当に名誉なことだなぁ… と、感無量でございます。 
・:*:・゜☆d(≧∀≦)b゜+.゜

この作品の良さを共に感じてくださる みなさまの事を、
同じニッポン人として、ワタシは 誇り に思います。

百田先生、本当に 本当に、おめでとうございます。
この本に出会わせてくださって、ありがとうございます。(涙)

さぁて…、
本屋大賞受賞の予言を見事に当てた わたくしめの、もう一つの予言・・・( ̄Д ̄;;
こちらの行方も、どうなりますことやら…(=期待☆!)
今から、も、…もぅ、 o(;-_-;)oドキドキ です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする