いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

予備自衛官招集訓練終了

2008-07-08 | Weblog
 5日間の中部航空方面隊予備自衛官招集訓練が終わった。サミット開会中でもあり、娑婆(自衛官は一般社会をこう呼ぶ)では味わえない緊張感の中の訓練だった。普通の国民は、平穏な日常生活が当たり前だと思って暮らしているが、サミット期間中の陸海空自衛隊は厳戒態勢だった。

 普段は小銃を携行していない基地ゲ-ト警備の隊員も、サミット期間中は全員が迷彩服に小銃携行。さらには小銃には弾倉が装着されていた。(いつでも発砲できる状態)

 基地の外では、普段と変わらず、買い物に興じる主婦。下校の途を急ぐ小学生など『平和』が続いている。しかし、その『平和』を護っている人々がいること、そして、一瞬にしてその『平和』が崩れ去る危険を、わが国に限らず、国際社会は常に持っていることを我々は忘れてはならない。

 たった5日間の『自衛官』だったが、そのことを強烈に痛感し再認識した。その意味では極めて有意義な訓練だった。ともに訓練に参加した予備自衛官諸氏、訓練担当部隊の現職自衛官の皆さんに感謝!

 


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対空火器競技会優勝!!!

2008-07-07 | Weblog
 明日は、いよいよ東京に帰る。従って、実質的な訓練は今日が最終日である。午前中は基地内の『行軍』だ。広い基地内に所在する建物を確認しながらの行軍。猛暑の中、作業服に編上靴という姿は厳しい。

 途中、アラートハンガー(緊急発進スクランブル用の格納庫)では突如、ハンガーが開放されるサイレンが鳴り緊張感が走ったが、どうやらハンガ-の扉を開放しただけだった。

 午後は、体力検定である。数年前から航空自衛官は、この体力検定で一定以上の成績を収めないと、昇任試験に合格しても昇任できないことになった。成績だけ優秀な頭でっかちはいらない、ということだろうが、体力より人間性の基準を作るべきだと思う。

 さて、体力検定のハイライトは3000メ-トル走だ。毎年、1000メ-トルまではトップを独走して、若い隊員から『あのオヤジ何者?』と言われているのが私だ。

 実は、持久力がないので、最初にダッシュし独走。その後、ひたすら耐えながら走り、抜かれながら完走というのが私流なのだ。今年も、600メ-トル地点まではトップだったが、一人二人と抜かれ、結局、14分57秒で10位(58名中)でゴ-ルだった。

 夜は、第六航空団司令をお招きしての懇親会を基地クラブで催した。その席上、昨日までの訓練優秀隊員が表彰された。な、なんと、対空火器操作競技会で、私を含む3名のチ-ムが優勝してしまった。

 さらに、懇親会に先立つ永年勤続者表彰では、私が20年以上勤続したとして、航空幕僚長表彰の栄誉に浴した。

 小松基地最後の宴は、美酒に酔いしれて終わった。愉快な仲間と訓練を支援してくれた現職自衛官に感謝。



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犬伏軍曹は射撃が苦手?

2008-07-06 | Weblog
 今日、日曜日は午前中対空火器(VADS=Valcan Air Defence System)の操作訓練。午後は、64指揮自動小銃の実弾射撃訓練である。

 航空自衛隊の予備自衛官は、在職時の特技区分(専門職)を与えられている。私は、大昔、真空管の入っていたBADGEシステム(半自動航空警戒管制組織)の整備を学んでいたので、特技は「電子計算機整備」である。

 が、はたして、30年もの特技を指定することはいかがなものであろうか。有事における予備自衛官の現実的な運用としては、今日訓練する対空火器の運用や、基地警備であろうと思う。

 VADSは、航空機に搭載するバルカン砲を地上に下ろしたもので、航空基地に多数展開して、弾幕により接近する敵機を撃破する武器である。私が在職していた当時は、基地やレーダーサイトの防空火器はM55という、朝鮮戦争に使った機関銃だけ、というお粗末なものだった。あとは陸上自衛隊の支援にたよるというものだった。

 その時代から比べると、まだまだ不十分ではあるが、各航空団にVADS部隊を展開したのは大正解であろう。


 午後からは、久し振りの実弾射撃である。まずは3発の弾を打って弾痕を確認。修正して3発。そして5発を2枚の的に撃って、点数を出す。真ん中が5点、そして4点、3点と減っていくので、最高点は25点X2枚の50点である。

 さて、私はというと、一枚目0点、2枚目9点の合計9点。情けねえ~
現役時代はうまかったのにな。ちなみに今回の最高点は49点!!




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航空自衛隊内の面白写真集

2008-07-05 | Weblog
 自衛隊の中でも航空自衛隊は、米国から供与された「特別防衛秘密」が多いため、基地内での写真撮影は、指定された場所では厳格に禁じられている。

 そこで、訓練中に見つけた「秘密」に該当しない面白い写真をいくつか紹介する。
これは、内務班(居住スペース)に貼られいる「酒飲むな」の掲示である。以前は、それほどうるさくなかったが、最近では基地内での飲酒は、例えプライベートな居住スペースでも禁じられている。

この写真は、基地クラブ(唯一酒が飲める場所)のトイレに掲示されていたものだ。すぐ隣の小便器で用をたす隊員への衝突(?)事故が多発したのだろうか。おちゃめな掲示である。

これも同じ便所で見かけたものだ。吐くまで飲むな、と思うが、親心だろうか。英語が併記されているのは、米空軍が訓練で来訪するためだ。
いよいよ自衛隊のトイレにもウオッシュレットが完備されたようだ。各階にあるトイレのうち一つだけがウオッシュレット化されていた。ところが、人気が高く、すぐトイレットペーパーがなくなってしまう。そこで、一階下のトイレに行って、いざあの快感を期待してスイッチオン???おや、お湯が出ない。

 なんと、コンセントがどこにもないのだ。便器側の差し込みは新品のまま。電源工事モレを誰も今ま気付かなかったのだろうか。






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一年ぶりの制服@航空自衛隊招集訓練

2008-07-04 | Weblog
 私は、航空自衛隊の予備自衛官である。これは、有事の際に現職自衛官だけでは我が国を守りきれないとの判断から、陸海空各自衛隊にある制度だ。航空自衛隊は現職4万人余りに対し、予備自衛官800人と少ないが、陸上は即応予備(年30日訓練)予備(年5日訓練)予備自衛官補(民間人)あわせて2万人以上を擁している。

 訓練は年間5日間で、勤務などの都合で連続して出頭できない者は、3日間と2日間に分割することもできる。私は本日から、石川県小松基地にある第六航空団での総合訓練に参加する。まずは、訓練招集部隊(自分の所属する部隊)である府中基地所在の防空指揮群に寄り制服に着替え、中部航空方面隊司令部のある埼玉県入間基地に向かう。

 入間基地は、もともと米軍が使用でいたものを、自衛隊が引き継いだもので、広大な敷地内には西武線の踏切まである珍しい基地である。この基地には様々な部隊があるが、大きなものは輸送航空隊である。イラクで活躍している航空自衛隊の輸送部隊も、ここの上級部隊である輸送航空団隷下である。

 さて、輸送航空隊のある入間に集結し、航空基地である小松に向かうのだから、当然、輸送機またはヘリを使う、と誰もが思っていた。が、現実(予算不足と燃料高騰)はそんなに甘くはなかった。予備役ごときに、飛行機を使えるか、ということだろうか。な、なんと小松までバスで移動だという。

 入間基地発13時、小松基地着19時。6時間の厳しい「移動訓練」に堪え、空自で最も良い訓練外来宿泊施設である「安宅の郷」にチェックイン。ここには、なんと戦闘機が臨める展望浴場まである。

 到着後は、明日から始まる厳しい訓練の「反省会」を基地クラブ(基地内でここだけは酒が飲める)で開催した。←もちろん自費で!




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ヒューザーのマンション建て替え終了@池上

2008-07-02 | Weblog
 大田区には姉歯建築士が耐震偽装をした建物が何棟かあった。その代表格がグランドステージ池上だった。いくつかの再建策の中から、居住者の皆さんが選択したのは、区内NPOが支援する再建案だった。

 NPO所属の様々な建築関係の業者の利益を圧縮しての支援。区、都、国の補助金などの受給。そして、最後は、居住者がそれぞれのライフスタイルにあわせての、居住空間の再検討だ。

 つまり、ダブルローンを組むのが困難な方は、現在の面積より狭い面積を選べば、負担が軽減される、という仕組みだ。

 居住者の作った建て替え組合が施工した建て替えマンションは、めでたく一昨日竣工した。たぶん、多くの被害建物で最速で、最もうまくいったケースではないだろうか。

 そして、この建て替え支援で特筆すべきは、二人の大田区職員さんの存在だ。都市開発課のI係長さん、建築審査課のO主事さん。この建て替え計画の当初からかかわり、休み返上で支援にあたってくださったことは、居住者、周辺住民なら誰でも知っている。

 とかく、お金や制度での支援が中心のお役所において、マンパワー、それも属人的な支援は、区民の心を打つ。お二方御苦労さまでした!

 グランドステージの住民の皆さんは、この建て替えを通じ、心底助け合えるコミュニテイを作られたことだろう。おめでとうございます。


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お役人と一緒に勉強会

2008-07-01 | Weblog
 今日は、午前6時半(朝です)から、経営者モ-ニングセミナ-でお勉強。その後、10時から、またまたお勉強。10時からの勉強会は、以前区議会の行政視察(私は反対!)でドイツに視察に行った際、講師役を勤めた在独の日本人建築家が帰国しているので、『ドイツの街づくり』について話を聞こうということらしい。

 自民党の議員が呼びかけ人になり、欧州視察に参加した議員が事務局として、議員、区職員に呼びかけた。議会の二つの委員会室を使っての会場、はたして何人くるのだろう。たまげた!!

 なんと、区職員30名以上。それも部長級から新入職員と思しき若人までである。決して、呼びかけ人に護摩をすっての参加ではないメンツだ。対する議員。少な~い!自民党3名、民主党1名、生活者ネット、私と各1名、合計6名。

 講演内容のエポックは以下の通り。但し、私が気に入った部分なので、全体のお話の概要としては偏りがあることをお許し願いたい。

日本はビジョンがない、とよく言われる。しかし、街のドブ板をなおすことにビジョンが必要だろうか。なんでも中央政府にお伺いをたてる。北海道から沖縄まで同一の基準で街づくりが出来るわけがない。それぞれの自治体にまかせるべきである。

ドイツでは、連邦政府の仕事は簡単に言えば『国家防衛』である。いかにして国を護るか。自分達の自由な権利を行使するためには、国を護る必要があるからだ。そのうえで、具体的な政策、街づくりは自治体が行う。

街区を作るということは、住民の快適に住む権利を行政がサポートすることだ。ところが、法律に沿っているとの理由で、戸建住宅の街に高層マンションを許可してしまう。

民主主義の基本は、自分の街に対する義務の認識である。義務をはたしてはじめて権利の主張ができる。他人の犠牲のうえに自分の権利を主張する今の日本はおかしい。

立法府の問題は市民の問題だ。おかしいと思ったら選挙で、立法府をかえればいいのだ。日本の民主主義は押し付けられたもので、日本人にはあわない。

 と、結構わが意を得たりの部分が多かったが、街づくり最前線にいる区職員に対しての講演としては、いささかの疑問を持つ内容だった。もう少し、ドイツの事例を具体的に、日本の自治体である大田区で具現するにはどうしたらいいのか、蒲田の街づくりについての提言などが求められよう。

 ただ、講演の内容はともかく、各級職員と議員が同じ方向(議場では向かい合っている)を向いて、ひとつのテ-マで学ぶ場を共有できた意義は、とても大きいと思う。3期目にして初めての経験だ。

 是非、様々なテ-マで同様の企画を継続できたらいいと思う。ありがとう!自民党大田区議団さん!



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