西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「遺伝子記憶」論(3)「猿時代」の森生活と緑、小枝

2010-03-05 | 思いつきから仮説へ
これは、半分は霊長類学者の河合雅雄さん(京大名誉教授)が「仮説」として言っておられたことである。それは、人類は、それ以前のアフリカでの森生活時代、長く樹木の上で棲息し回りが緑の葉っぱばっかりだったので、人間になっても「遺伝子記憶」作用で、樹木の緑を見ると落ち着く、緑の嫌いな人間はいない、ということだ。

で、私は、その考え方に共鳴し、「窓からは樹木の緑が見えるべし」と言っている。

もう一つは、「手すりはすべからく間伐材などの丸太樹木であるべきだ」とも言っている。何故なら、人間の手の指や掌の構造は、「猿時代」に樹木の小枝を握るのに最適に進化した時から基本的に変わっていないからである。

冬に冷たく、夏に熱いステンレスの手すりよりも、手の体温にも馴染む丸太樹木がいいですよね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿