西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

まちを認識する色々な方法

2008-06-25 | 地域居住学
何日か前に「町は表だけでなく裏もみるべし」とブログに書いた。

で、まちを認識するのに「表」「裏」を見て歩くだけでなく、他に色々な方法があるし、更に方法の開発も可能なのでは、と考えてみる。私の学生・院生時代、直接の指導教官だった絹谷祐規(きぬたに・すけのり)先生(当時、京大助教授、故人)は、まちをみる色々な方法があることを教えて下さった。

○そのまちの役場に行って諸種統計や計画書を貰う、担当者の話を聞く、という方法。
○そのまちの一番高い建物、台地等に上がって、上からまち全体の様子を観察する方法。
○それこそ「表」「裏」だけでなくまちを縦横に歩いて実情を掴むこと。
○単に見たり写真に撮ったりするだけでなく、街角で、また店や住まいに「突撃」して市民に住み心地、問題点など取材すること。

勿論、この前提や「後勉強」でも良いが、そのまちについて書かれた文献をよく読むこと、だ。別に、国土研の木村春彦先生(京都教育大学、故人)は、短時間で最も簡便にそのまちを知るには、まちの役場の「Information」(案内)に行って、「まちの概要」といったパンフレットを貰うことだ、と言われた。絹谷先生も第一に上げられた方法に含まれる。

以来、時間との相談で海外でも国内でも以上の方法を組み合わせている。

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