西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

金大付属高校・出石 隆先生の思い出

2010-02-18 | 金沢の思い出
本日、金大付属高校時代の恩師・出石 隆先生の息子さんから「父は12月29日に永眠致しました」の葉書を受け取った。年賀状を出していたので、それを見て知らせていただいたのだろう。

出石 隆(いずし・たかし)先生は、三人おられた数学の先生のお一人だった。ニックネームは「ズッさん」だった。廊下をバタンバタンと履物の大きな音を立ててやってこられた。教室では、やや顔を上に向けて教科書も顔と平行かやや上にかかげ、大きななりわたる声でしゃべられる。

論理明快、良く分かる授業だったと思う。「こら、○○、ちゃんと前を向かんか!」と大声で言われたので誰が叱られたのかと思い、先生の視線の先を見ると、こちらの教室のガラス窓を越えて中廊下の先の教室で勉強中の○○君を叱っているのだった。当時の校舎は昔の陸軍の兵舎を転用したもので、中廊下の両側に教室があった。まあ、こわい先生でもあった。

その後、私は大学に進学し、社会人になった頃に、出石先生は、大学に転出された、と聞いた。それが何処だったか失念したが、確か最初の定年を福岡教育大学で迎えられたと思う。その前後から、私は賀状を再開したと思う。福岡教育大には、家庭科教育分野に知り合いがいたので、急に身近に感じたものである。昨今の金大付属高校創立60周年記念で金沢でお会いしたのが、最後で、少し足が弱っておられる風だった。

今年の5月、卒後50年のクラス会があるが、そこでお元気な姿に会えると思っていたのに・・・。ご冥福をお祈りしたい。

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