西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

法然 専修念仏 享年80歳

2011-05-04 | 思いつきから仮説へ
今年は法然上人800回忌の年だ。京都国立博物館で5月8日まで特別展覧会 法然 生涯と美術 が開かれている。今日、思い立って行ってきた。

平安時代末期に生れ、天台宗で修行の上、鎌倉時代に入り、専修念仏(南無阿弥陀仏)の浄土宗の開祖となった。現在、知恩院が総本山、百萬遍にある智恩寺が大本山である。

後に百萬遍の勅号を後醍醐天皇より与えられたいわれは、弟子の善阿が一週間に百萬遍の念仏を唱えて疫病を除いたことによる。

念仏を唱えるだけで極楽浄土に往生できるという教えは画期的であり、旧宗派の訴えで朝廷より弾圧され法然自身も75歳を越えてから四国に流された。

しかし、恩赦で京都に戻ったが、80歳で亡くなった。当時としては超長命である。四国に流されなかったら、もっと長生きしたかもしれない。

40歳頃から40年以上にわたり、念仏を唱え続けたのが法然長生きの一つの理由ではないか、と思う。元気な意味ある声が、体と心への別の「栄養」ではなかったか。

まあ、一般的に言えば「音読の勧め」である。

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