西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

町、地域をつなぐ「歩き」

2007-01-09 | 地域居住学
昔は、『奥の細道』の芭蕉だって、『東海道中膝栗毛』の弥次さん喜多さんだって、町中で歩くだけでなく、町から町へ、地域から地域へ歩いたのである。
現在の「町歩き」は、途中を飛ばして、当の町へは自動車、電車あるいは飛行機で行ってしまってから歩き出すみたいになっているのではないか。
今後、「歩き」を楽しく意義深く実践する一つの眼目として、町や地域をつなぐ「歩き」をしたらどうか、と思う。京都には「京の七つ口」があって、外からの玄関だった。そこの構えも問題だったに違いない。若狭の小浜から鯖街道を歩いて京都の出町柳の「終点」まで歩いたり、京都から宇治を通って奈良に歩いて行くなどは「しんどい」が、「楽しい」に違いない。春からの休日の過ごし方の一つのプランである。

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