過去ブログで結構、梅の話題も書いているが、ここに一つだけ挙げておく。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/b71f0862208ee60f8f382f9c0c25cffb
昨日来た雑誌『図書』(岩波書店)6月号に書誌学者の林 望さんが「梅の八徳」という話を書いている。林さんは、イギリスに行かれて一般には不味いと言われているイギリス料理を見直して『イギリスは美味しい』というエッセイを書かれたことで有名になった。私がイギリスに行っていた頃(1982年~1983年)の一寸後に行かれたようだ。で、この「梅の八徳」では、先ず八つの徳をあげている。一.衆樹にさきがけて咲き、目を楽しませる。二.芳香、よく鼻を楽しませる。三.風姿美しく、庭を飾るによし。四.鶯鳥てんてん、耳を楽しませる。五.実り豊かに、口を楽しませる。六.梅干となりては、体を養う。七.魚と共に煮る時は、その毒を消してなまぐささを去る。八.核仁(かくにん)また良薬にして煩熱を除き目を明らかにす。
このように多くの「徳」を持つ樹は他にあるまい。まあ、実るものには、柿、無花果、枇杷、石榴などがあるが、実の用途は限られ梅のような多用途のものはあるまい。「やはり梅は、字のごとく木の母かな。産めーとも言うし・・」
昨日来た雑誌『図書』(岩波書店)6月号に書誌学者の林 望さんが「梅の八徳」という話を書いている。林さんは、イギリスに行かれて一般には不味いと言われているイギリス料理を見直して『イギリスは美味しい』というエッセイを書かれたことで有名になった。私がイギリスに行っていた頃(1982年~1983年)の一寸後に行かれたようだ。で、この「梅の八徳」では、先ず八つの徳をあげている。一.衆樹にさきがけて咲き、目を楽しませる。二.芳香、よく鼻を楽しませる。三.風姿美しく、庭を飾るによし。四.鶯鳥てんてん、耳を楽しませる。五.実り豊かに、口を楽しませる。六.梅干となりては、体を養う。七.魚と共に煮る時は、その毒を消してなまぐささを去る。八.核仁(かくにん)また良薬にして煩熱を除き目を明らかにす。
このように多くの「徳」を持つ樹は他にあるまい。まあ、実るものには、柿、無花果、枇杷、石榴などがあるが、実の用途は限られ梅のような多用途のものはあるまい。「やはり梅は、字のごとく木の母かな。産めーとも言うし・・」