東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お参りと羽子板市

2013-12-19 01:51:01 | 日々

P1010038
 今日は羽子板市の二日目。その前に秋のお彼岸以来ご無沙汰していた尾張屋さんをお参りさせていただくべく今戸に廻ってから、羽子板市に行きました。天気が崩れるという予報だったので、家から自転車で出かけようと思っていたのをやめ、電車、バスで行きました。

 お参りのあと羽子板市の吉徳さんのご出店を覗かせていただいて、お腹が空いたので「来集軒」のラーメンを食べ、そのままバスで三ノ輪まで、三ノ輪から都電で王子へ進み、王子でたこ焼きを食べて帰宅しました。

 途中、吉徳さんのお店の画像を撮るのを忘れたので木馬亭側からの境内の眺めを撮りました。

 家に戻ってから降り出したようです。今夜も明日も天気はよくないようなので、羽子板市へのお出かけの方の数にも影響してしまうのでしょうか。

P1010039

最後の生粋の今戸焼人形師であった尾張屋春吉翁については以下をご参照ください。

最後の今戸人形師尾張屋春吉翁→

山田徳兵衛著「人形百話」より→

尾張屋春吉翁 今戸焼土人形作り風景→

尾張屋春吉翁 今戸焼土人形作り風景②→

春吉翁による江戸明治の伝承をひく本来の今戸焼の土人形は「今戸人形」のカテゴリーで何点か紹介しています。→


久しぶりの芝居見物

2013-12-19 01:38:04 | 日々

P1010036
 この夏、歌舞伎座での「四谷怪談」以来のおしばやです。国立劇場大劇場の今月は吉右衛門丈の「弥作の鎌腹」を中心に忠臣蔵をテーマとした3本立。 当然お目当ては吉右衛門丈です。この狂言、東京で上演されるのは記憶違いでなければ私が高校に上がった昭和53年の4月、歌舞伎座で故・歌右衛門丈の一世一代と銘打った「娘道成寺」や吉右衛門丈の「矢の根」、吉右衛門丈と猿之助丈の「宇都谷峠」、先代鴈治郎さんの「曽根崎心中」とともに、故・実川延若丈によって上演されていたので滅多に出ない狂言です。

 吉右衛門家の当たり役ながら当代吉右衛門丈には初役なんだそうです。奮発して一等席で観たのですが、これを観ただけの値打ちはあったと思います。吉右衛門丈のたっぷりとした芝居の旨み、女房役の芝雀丈も野趣があり情もありよかったです。

 欲をいうと残り2本の出し物、ひとつはスケッチ風、もうひとつは大掛かりな割に旨みの少ない所作事。七段目に吉右衛門丈も芝雀丈を登場させながら何だか役者さんたちが勿体無いような感じがしました。ただ」若い役者さんたちにはよい機会でもあり時分の花として若くてきれいな役者さんの姿を観るという値打ちはあったかもしれません。近くの席のおばさんが「最初のふたつは地味できたなくてつまらなかったけれど、最後の踊りでやっと歌舞伎になった」と言っておられました。そういう好みの人もいるんですね。それと客席の雰囲気が何となく私の10代の頃とは変わってきているのかな?と思いました。幕が開くと兎に角拍手をするのいうのは昔なかったような感じがします。「8時だよ!全員集合」の中継のコントを思い出してしまいました。

「弥作」以外は他の狂言でもよかったのでは、、例えば忠臣蔵の古典の外伝ものの狂言なら最近まず見れないものありますよね。

「鳩の平右衛門」とか「蜂の平右衛門」とか「宅兵衛上使」とか「石切勘平」とか上方狂言の「植木屋」とか浪花節入りの「千崎東下り」だとか昔観た人はくだらない内容だとかつまらないとかいうのを聞きますが、一度見てみたいです。でも中幕の「弥作」でお腹いっぱいになったので満足でした。

P1010042P1010037


ボロ市

2013-12-19 01:13:15 | 日々

P1010035 年内に仕上げ、お納めすべきものが全て済んだわけではないのですが、とりあえず羽子板市向けのお納めは済んだので、ボロ市に行ってきました。ボロ市といえば、武蔵関のボロ市もありますが、私にとっては何といっても世田谷のほうに馴染みがあります。通っていた高校の最寄駅が明大前だったのでその当時から学校帰りに寄り道していたのですが、当時は小遣いもなかったので見るだけでした。

 当時の世田谷線の車両は緑色で車内は木造、エンジンの音も素敵なレトロな電車だったのが、今ではヨーロッパのトラムのようなモダンな車両になりました。個人的には昔が懐かしいです。

P1010032_2

 ボロ市通りを挟んだ町並みはいくらか変化しているような気がしますが代官屋敷前は昔ながらという感じ?歳の市らしく臼や神棚などの生活道具もあれば魚や漬物などの食品、縁日らしくつまんで食べる露天や古道具類の店も出ています。いつもはここで必ず寒菊の鉢植えを求めて持ち帰ったものですが、自宅のスペースのことを考えるとせっかく菊を持ち帰っても十分お天道様を浴びせてあげられないので今回はやめました。世田谷というと自分の日常生活のテリトリーから離れた土地で、緑も豊か、ゆったりとした町並みで束の間のんびりできました。

P1010033P1010034