東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

羽子板市

2013-12-12 23:25:29 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

P1010022
 昨日の名古屋宛の人形に引き続いて、今日は浅草橋の「顔が命の」吉徳さんへ羽子板市向けの人形を納めに行ってきました。その帰り、浅草によって遅い昼食として大黒屋の天丼を久しぶりに食べて、いつも立ち寄っている観音通りのジェラート屋さんにも行きました。

 毎年のこと、羽子板市の絵ビラ風のポスターを定点観察のように撮ってきました。

 

 いよいよ来週17日(火)18日(水)19日(木)の3日間、恒例の浅草の羽子板市が開催されます。

 そこでご出店される「吉徳」さんの露店で今年も拙作の土人形を並べてくださるわけです。私の人形に限って言いますと、今年は昨年までと異なり干支ものと猫ものだけに絞ってお納めしてきました。来年の干支である馬ものに限って言うと、今回は当たり年とも言えるほど、昔の古い今戸焼の土人形の作例は豊かにあり、その中からこれまで仕事場の様子でご紹介したとおり5種類手がけていますが、残念ながら5番目の「馬乗り鬼平」は羽子板市には間に合わすのが厳しです。できている4種類のうち「馬」と「小姓馬」「瓢箪から駒」の3種類は本日お納めしてきました。「馬乗り狐」(狐馬)も吉徳さんで並べていただくつもりでいましたが、事情あって羽子板市には並びません。(これは吉徳さんのご意向によるものではなく、浅草の他のお店によるものです。) もしこのブログをご覧くださっている方で「馬乗り狐」を妥当な価格で、、とお考えくださる方は、メールで当方へお問い合わせいただけますと幸いです。

 猫ものに関しては丸〆猫をはじめ今戸焼型のいくつかの種類のものがあります。(全種類とは言えませんが、、。)

 

 来週の3日間のうち一度は今戸へのお墓参りを兼ねて羽子板市を覗きに行ってみようと思っています。

 今回は会期が週末にかかりませんが、お近くへお出かけの方、是非冷やかしに行かれては如何でしょうか。雷門の大提灯もついこのあいだ張り替えられて新しくなっています。

P1010020


干支の馬作り またまたまたその後

2013-12-12 00:13:47 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

P1010018 あっという間に納めのタイムリミットの時期がすぐそこまで来てしまいました。名古屋へと羽子板市向けのタイムリミットです。ここ数日は朝な夕なとノンストップ状態で仕事場に篭りっきりです。

 今日とりあえす名古屋向けの分は発送できました。明日には羽子板市向けにお納めしなければならないので、無我夢中で仕上げて乾燥まで進みました。明日荷造りしてお納めに行く予定です。

 画像の4番目の干支の馬「瓢箪から駒」ですが、何とかして塗り上げました。色彩的にこんなものかなあと思いますが、馬に鞍だとか手綱などないので全くの白馬でどうだろうか考えているところです。形は都内の遺跡から出土した東京の土でできた馬をお手本にしているのでこんなものだと考えていますが、色についてはわかりません。戦前の名古屋で作られたとても小さな「瓢箪から駒」の人形を持っていますが、画像の馬とは構図も違う上、馬は茶色で塗られています。今戸でも茶色く塗られた馬があったのかどうか。

お正月に向けて塗るのだから茶色よりも白のP1010019
ほうが幾分華やかだと思うのですが、ぶちなどあったほうがいいのかどうか、、。しかし今戸だったらぶちはどういう風に入れていたのか、、。

 下手に即興的に入れておかしなものにしてしまうのも心配なので、とりあえずこのまま白馬で出そうと思います。

明日お納めが済むと、まだまだ年内にお納めするべきものがあるので、ほーっとできるのはもっと先になりそうです。