4種類目の馬の割型が先週やっとできたので急いで型抜きをし、陰干しを経て天日干しをしているところです。この馬はかれこれ20年越しにやってみたいと思っていたものですが、やっと重い腰を上げたという感じです。お手本となった遺跡から出土した人形に対面できたのが20年前でした。現物を目の前にしてモデリングした訳ではないので誤差はあるかもしれませんが、構想、構図としてはこんな感じ「瓢箪から駒」です。現物は中実(中に空間がなくびっしり粘土が詰まっている)でできています。中実にしないと跳ね上がった馬の体のラインが土の重さでへたってしまうからだと思います。でもやっぱりガラが入っていたほうが楽しいので瓢箪の半分だけは中空にしてガラを入れました。と同時に耐久性を考えて馬の腰から垂直真下の部分には隙間なく土が詰まっているので従来のガラ入りの人形よりは手取りは重くなっています。早く乾いて素焼きしたいですが、土の厚い部分の乾燥を念入りにしないと心配なので兎に角早く乾いて欲しいと念じています。