あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

他山の石

2011-11-21 18:46:19 | 書店

先週金曜日に競合店が閉店しました。当店に一番近い複合店でした。開店から4年半で幕を閉じました。

「良かったなぁ」と多くの方々から声をかけてもらってます。しかし、閉店の理由を探って考えないといけません。「他山の石」として見ると、自店の対策にもなります。

私が考えるに、一番大きな問題は

だろうと思います。店長は数店舗の掛け持ち、店舗の形態は本部の仕入れ、それが送られてくるので店舗に従事するスタッフは陳列するだけ。

小売店は地域の特性に合わせて、カメレオンのように変化していかなければならない。しかし、本部の一括仕入れは地域のことは無視、というか全体で売り上げが上がれば良いと考えられています。

人はただ存在すればいいというものではなく、店の理念や方針を具現化する人でなければなりません。アルバイト・パートだけのスタッフでそれができたのか? そして、本屋のみならず小売店はその商品のプロが存在しなければ、その店の信用は勝ち取れないのではないかと思います。

昨日、『「本屋」は死なない』を読了。棚に息吹きを吹き込む書店員は絶対必要です。

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