先週金曜日に競合店が閉店しました。当店に一番近い複合店でした。開店から4年半で幕を閉じました。
「良かったなぁ」と多くの方々から声をかけてもらってます。しかし、閉店の理由を探って考えないといけません。「他山の石」として見ると、自店の対策にもなります。
私が考えるに、一番大きな問題は
人
だろうと思います。店長は数店舗の掛け持ち、店舗の形態は本部の仕入れ、それが送られてくるので店舗に従事するスタッフは陳列するだけ。
小売店は地域の特性に合わせて、カメレオンのように変化していかなければならない。しかし、本部の一括仕入れは地域のことは無視、というか全体で売り上げが上がれば良いと考えられています。
人はただ存在すればいいというものではなく、店の理念や方針を具現化する人でなければなりません。アルバイト・パートだけのスタッフでそれができたのか? そして、本屋のみならず小売店はその商品のプロが存在しなければ、その店の信用は勝ち取れないのではないかと思います。
昨日、『「本屋」は死なない』を読了。棚に息吹きを吹き込む書店員は絶対必要です。
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