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生命誌を提唱している中村桂子さんの思いを絵本にしています。子どもたちだけでなく大人も是非読んでもらいたいです。
家や庭にやってくる昆虫や気持ちを和らげてくれる花々。中村さんは親愛の情を持って話しかけます。その理由を探るために、人間の祖先の旅に出かけます。その終点は一個の細胞です。私たちも母親のお腹の中で精子と受精卵からできた細胞から出発します。
次には地球の誕生から現代に至るまでの進化の旅に出ます。地球に生存している動植物はどのように生まれてきたか?46億年の時間はとてもドラマティックです。
最初はすべて細胞から分化していっただけの生物。仲間であることは間違いない。分け隔てなく「生」を謳歌するべきだし、それを阻害してはなりません。人間同士の争いは細胞に対して恥ずかしい行いだということは断言できます。
『いのちのひろがり』(中村桂子・文、松岡達英・絵、福音館書店、本体価格1,300円、税込価格1,430円)
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