著者は古典を読む3つの理由を教えてくれます。
ひとつは「世界がわかる」こと。「人類が過去に残してきた記録」を知り、今にどう活かすかが大切です。
それに「楽しい人生になる」ということ。過去の多くの知識を基に考えることが「楽しい人生」につながります。
最後は「世界とつながる」ことができます。古典は全世界で読まれています。同じ話題でコミュニケーションが生まれます。
本書では、『種の起源』『ソクラテスの弁明』『地底旅行』『市民政府論』『歎異抄』の書かれた裏側とその本の重要性を懇切丁寧に書いてくれています。バックグラウンドを知れば、それぞれの古典に対してより深く興味を持つことが出来ます。
また、Q&A方式で、古典への向き合い方やこの5冊への質問、読書論など、読書の世界を広げてくれています。
『ぼくは古典を読み続ける 珠玉の5冊を堪能する』(出口治明著、光文社、本体価格1,600円、税込価格1,760円)
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