24.2.9(金)
霊丘神社で紹介したいものは「狛犬」です。 拝殿の前に一対の狛犬さんがいらっしゃいますが、目に付く立像ではありません。
よく見ると拝殿に上がる石段の側面に、獅子(狛犬)と牡丹が彫り込まれています。(分かりにくいと思いますので、よければその目で直に見に行って下さい。)
獅子と牡丹は、「百獣の王と百花の王で富貴の象徴とされる『牡丹』を取り合わせて吉祥の意味を強めた文様」として使われます。
これには「獅子身中の虫」のことわざからきているという説があります。「獅子身中の虫」とは、百獣の王である獅子も体内にすくう虫には勝てない、という意味です。
ところがこの獅子に勝る虫には弱点があって、それが牡丹です。 獅子が己に勝る虫を牡丹で寄せ付けないことによって、まさに「最強!」に成るというお話です。