島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

アコウの木

2010-10-14 15:09:56 | 南島原

アコウで検索すると魚の「アコウ」がヒットします。
ここは、口之津町早崎半島の先にある漁港です。
ここら辺りは「あこう群落」として、南島原市の天然記念物に指定されています。
アコウ(木)は、暖地の海岸近くに生えるクワ科の常緑高木です。
高さは約20mにもなり、写真のように樹冠を広げた大きな木になります。
(♪このー木なんの木、気になる木~♪)
元々南方系の樹木で、実が流れ着いてこの地に生息したのだろうと考えられています。
アコウ(木)自体は、人家の防風や防潮用に植えられることも多いのですが、これだけの群落は全国でもほとんどないでしょう。
樹齢がどれ程のものか見当もつきませんが、長い時間の中、早崎半島の人々と共に暮らしてきた歴史がうかがえます。
ちなみに南島原市の市の木にも指定されています。
コメント
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