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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ニホントカゲ

2012-08-14 09:38:42 | 動物他
お盆休みで帰省している人もいらっしゃると思いますが、今朝の垂木台地は雨と霧に覆い隠されています。
お山は(現時点では)見えません。
さて、ネットワークに(比較的)繋がりやすい午前中に更新いたします。
先日、出勤してくると天井近くの壁にぴたっと張り付いたトカゲを見つけました。
普段ならサッと逃げられてしまうところですが、逃げる場所もなく、何故かのんびりしていたのでカメラを持ってくるまで待っていてくれました。
ずんぐりした体型で、滑らかな脂ぎった感じのする鱗を持った、茶褐色の体色に一本の線が体側に見られる「ニホントカゲ」です。
海岸地帯から山地帯の頂上までの広範囲に生息しています。
日当たりの良い場所を好み、市街地の道路上や崖、石垣、山道、林縁部などいたる所で見ることが出来ます。
長崎県に生息する爬虫類では最も見つけやすいみたいです。
「繁殖期の雄は、のどから腹にかけてオレンジ色の婚姻色が現れ、」よ~く見るとのどの下辺りが赤っぽくないかい?
中薗ARに確認してもらうと、「繁殖期は春ですが、この時期まで婚姻色が残っている個体もいるようです。」とのこと。
ただし、「写真の個体は体のラインもはっきりしており、ほとんど婚姻色は消えていると言っていい」そうです。
爬虫類は見つけても逃げられることがほとんどなので、勉強になりました。
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ヤギ・羊ECOプロジェクト

2011-12-04 13:19:18 | 動物他
昨日の朝、出勤しているとまゆやまロードの脇に見慣れないものが。
「おお!羊やん!?」
引き返して撮影したかったが、あいにく中学校案内のために時間がない。
仕方なくそのまま出勤し、仕事を終えた。
今朝天気も良かったので、少し離れた駐車スペースに車を停め、歩いて撮影してきました。
これは「島原半島ヤギ・羊ECOプロジェクト」で行われているヤギ・羊による除草作業です。
詳しくはちょっと自分では上手く説明できないので、「http://eco-yagi.com/」をご覧ください。
近くに行くと羊たちが好奇心で寄ってくるのですが、さ・・・触らせてくれない。
モフモフの柔らかそうな毛を・・・触らせてくれない。
若干のストレスを感じました。
平成新山をバックに羊の写真を撮るなんて今だけしか出来ないことです。
写真で分かるように道路のすぐ脇なのですが、安全のために路上駐車は止めましょう。
少し離れていますがちゃんと駐車場があるので、そこに車を停め、撮影の際には十分に安全に配慮しましょう。
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ジムグリ

2011-09-29 13:20:11 | 動物他
さすがに2週連続3連休が続くと疲れます。
昨日は勤務だったのですが、急遽お休みを頂きました。
休養目的だったのですが、午前中は眉山に登ってきました。
そこで出会ったのが写真の「ジムグリ」です。
体長80cm前後の中型のヘビです。
ヘビ類としては珍しく、首の部分が細くならない、頭部と胴体がほぼ同じ太さをしています。
「ジムグリ」という名前は、地面に潜って生活していることからつけられました。
モグラやネズミのトンネルに入り小型のほ乳類を捕食したり、木に登って小鳥を襲います。
成体を目撃することは難しいらしく、出会ったのも幼体でした。
ヘビ類には幼体から成体へと成長していく間に大きく色彩が変化する種がおり、この「ジムグリ」も幼体と成体では見た目が全然違います。
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タゴガエル

2011-07-16 13:39:48 | 動物他
先日の絹笠山の下見で見つけてきました。
アカガエル科の「タゴガエル」です。
カエルには珍しく、水場の少ない所でも十分に生息できる山地性のカエルです。
では卵やオタマジャクシは?
地表から見えない伏流水中に産卵し、幼生はほとんど餌を食べずに親から貰った卵黄だけで変態し小さな幼体になります。(雲仙岳の生物)
撮影場所は絹笠山ですが、垂木台地や眉山にもいます(確認済み)。
山中で飛び跳ねる小型のカエルを見たら、ほぼこのカエルで間違いありません。
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最接近

2011-01-10 13:20:43 | 動物他
今朝の撮影です。
年末年始から度々登場している「ニホンイノシシ」です。
ようやくお顔が撮影できました。
母親のようで、子供を2匹連れていました。
第2シェルターの木道の上から、約4mの距離だと思います。
こちらにはまったく気付くことなく餌を探していました。
子供も少し親から離れて餌を探していました。
「ブヒッ、ブフッ」という鼻息は勿論、「クチャクチャ」と咀嚼音も聞こえました。
15~20分ほど上から観察していました。
しかし、子供たちがセンターの方へ近づき始めたので、流石に声を出して追い払いました。
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ニホンイノシシ

2011-01-03 13:53:43 | 動物他
昨年末、「イノシシ出没注意」の記事をアップしたばかりだというのに、新年早々遭遇&撮影してしまいました。
左手前の柵の根元に子供が1頭。
右柵の向こう側に親と子供の2頭。
もう2頭、親と子供がいたのですが、そちらは映っていません。
ニホンイノシシは、近年各地で異常なほどの増殖がみられます。
普通は里山の雑木林に生息し、夜間は隣接する平地、畑地などに出没し、作物の茎や根、昆虫類やミミズを捕食します。
特に農作物の被害が大きく、問題となっています。
5年前に撮影できていれば、年賀状に使ったのに・・・。
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モグラ塚

2010-12-20 13:34:52 | 動物他
今年も「モグラ塚」ができるようになりました。
春にアップした(6月13日記事)「コウベモグラ」の仕業でしょう。
寒くなると雪に残った足跡で動物の息遣いを感じていましたが、もう1つ生きている証が誕生しました。
写真をアップロードする際に日本語では不都合なこともあるので、数字とアルファベットを使います。
数字だけでは同じ組み合わせができるので、アルファベットで英語の名前や状況をつけるようにしています。
今回、モグラ塚って英語はあるのか?と疑問に思い、調べてみました。
モグラ塚は英語で「molehill」だそうです。
モグラに“和”のイメージがあったので、ちょっと意外です。
ちなみに英和辞典に「make a mountain of a molehill」という熟語が載っており、意味は「つまらない事を大げさに騒ぐ」ということだそうです。
受験生の皆さん、1つ勉強になりましたね。
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ヤマナメクジ

2010-08-24 13:15:31 | 動物他
夏も始まった当初に見つけたヤマナメクジです。
ヤマナメクジは、森に住む巨大なナメクジです。
茶褐色で、体側には黒い縦筋の模様があります。
主に朽木や落ち葉を食べます。
写真を見てお分かりのように非常デカイです。
ビックリしました。
携帯と比べてみても、その大きさが分かると思います。
16cmくらいありました。
動きが大変スローリーなので、生き物だと気づきませんでした。
暑い夏が続きますが、少し涼しくなっていただけたでしょうか?
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雨の日の珍客(ニホンアマガエル)

2010-07-14 13:44:26 | 動物他
カテゴリーに「動物他」を追加しました。
さて、この時期ならではの動物をご紹介します。
無尾目アマガエル科の「ニホンアマガエル」です。
昨日の朝、出掛けに自宅のドアに張り付いているのを見つけました。
ニホンアマガエルは、低地の水田や住宅街から雲仙温泉街や仁田峠などの雲仙山系まで、ほぼ島原半島全域に生息しています。(「雲仙岳の生物」長崎県生物学会 編集)
よく背景の色に合わせて体色を変化させます。
体長は約4cmです。
両生類・は虫類が苦手な方には申し訳ありませんが、小さくて丸っこい体形がなかなか愛らしいカエルです。
この時はドアに張り付いてピクリとも動きませんでした。
心なしか眠たそうな表情をしていました。
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