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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ニホンマムシ(幼体)

2013-11-23 13:19:36 | 動物他
先日、センターに現れたお客様です。
ニホンマムシの幼体です。
ニホンマムシは昨年(2012年10月4日)の記事で紹介済みです。
その時は草叢の中で分かりにくいですが、成体でした。
生まれたばかりの幼体は体長15cm程度で、尻尾の先が黄色くなっています。
成長するにつれてこの色は消えていきます。
秋に幼体を見ることが多いので、産卵(ただし、日本ではマムシだけが卵胎生という、卵を卵管の中で孵化させてから幼体を産む方法をとる)は、初秋と考えられています。
写真のマムシは体長が20cm未満、幼体の特徴がはっきりと出ていました。
生まれて間もないのは間違いありません。
小さくても毒は持っているので、「触らぬ神に祟りなし」の言葉通り触りませんでした。
その後、初冠雪するくらい寒くなったので、流石にもう冬眠しているだろ~な~。
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ジムグリ13

2013-10-31 11:31:47 | 動物他
いつも通り、朝から園内の巡視を行っていると、目の前の歩道に何やら長細いものが。
赤く派手派手しい「ジムグリ」の幼体がいました。
「ジムグリ」は、2011年9月29日の記事で紹介済みです。
その時の写真は頭中心でしたが、今回は全体を撮影できました。
明るい場所だったので、赤さも目立ちますね。
この「ジムグリ」が歩道の真ん中に寝そべったまま動きません。
丈夫そうな小枝を探してきて、ツンツンと突いてみますが動きません。
「寝てるのか?こんな道の真ん中で?」
さすがに歩道の真ん中に居座られても困るので、半ば強制的に突き回して道の外へ移動していただきました。
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カニ(たぶんサワガニ)

2013-10-30 13:33:23 | 動物他
雨が続いた日に園内の展望台近くで見つけた「カニ」です。
たぶん「サワガニ」です。(間違っていたらご指摘下さい。)
垂木台地には池や川はなく、沢らしきものも見たことがありません。
どこから迷い込んできたのだろう?
はるか下の方から、えっちらおっちら歩いて登ってきたのでしょうか。
何のために?餌?繁殖?
ちょっとお腹を見せてね。

「あ、メスだ。」
お腹が三角は雄で、丸は雌だと教わった記憶があります。
苦労して登ってきたかも知れないので、そのまま放してあげました。
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狐猪共演

2013-09-19 16:10:10 | 動物他
次なるレストラン「たるき台地のヤマボウシ亭」のお客様はウリ坊です。
まだうっすらと瓜模様が背中に残っています。
大きさもかなり小さいのですが、近くに親がいる気配はありません。
え?この小ささで、もう親離れ?
もしかすると、親からはぐれてしまったのかも知れませんね。
お腹減っているだろう、たんとお食べ。

閉館時間を過ぎて、さあ私も帰ろうかという時間になってふと外をみると・・・

増えてんじゃん。
毎度ご来店いただいている常連客のキツネさんまで一緒にお食事中。
ウリ坊が襲われるんじゃないかとハラハラ見守っていると、キツネの方がビビってる。w
イノシシを見たことがないのだろうか?
ウリ坊が動いて、葉っぱがカサカサと鳴るたびに“ビクッ!”“ビクッ!”。
狐と猪で「狐猪(こちょ)」かな。
狐猪共演、面白いものを見せていただきました。
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174cm!

2013-09-16 13:17:15 | 動物他
とんでもないものを見つけました。
昨日の帰り際に2階のテラス部分から、1階の植生回復エリアをひょいと見下ろしてみると、見たことがあるけど尋常じゃなくデカイものが。
見つけた本人が「うそー」と思いながら拾いに行くと、間違いなく蛇の抜け殻でした。
壊さないように少しづつ引っ張っていくと長い。
途中から頭の先の方は木道の下へ続いていく。
「突然出てきて噛まれないだろうな。」と怖がりながらも、尻尾から頭までの綺麗に残った抜け殻を採取することが出来ました。

事務所に持って帰り、スタッフと伸ばしてみます。
脱ぎたてホカホカなのか(冷血動物なので暖かくはありませんが)、まだ皮が湿っています。
イヤな感じにぬめっとします。
メジャーで測ってみると“174cm”ありました。(表紙写真)
私の身長よりデカイです。
朝から展示にしようとスタッフが悪戦苦闘してくれています。
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連日出現

2013-09-15 14:10:49 | 動物他
一昨日、昨日と連日でキツネが出現しました。
今度は私も観察出来ましたし、写真もバッチリ撮影できました。

一昨日の夕方に現れたキツネです。
私の愛車とツーショット撮影です。w
さあーそろそろ帰ろうかって時間に職員駐車場をひょいひょいと横切って行きました。
植樹された木の根元にいますが、ヤマボウシの木です。
丁度今、ヤマボウシの実が実って、熟したものが落ちています。
これが目当てらしく、「はくはく」と頬張っていました。

お腹いっぱいになったのか、リラックスモード。
ウトウトと眠り始めました。
驚かして、今後出てきてくれなくなるのは困るので、帰れない。
外が真っ暗になる6時半まで帰れませんでした。
そして、昨日。
閉館時間の10分前から姿を現していました。
日に日に図々しくなっていくな。
前日と同じようにヤマボウシの木の下で、実を頬張っています。
と、何かに気付いたようです。

抜き足差し足、足音を立てずにゆっくり歩いていきます。
写真には撮れませんでしたが、キツネの目線の先にはキジがいました。
「これは!狩りが見れるかも!!」と思ったのですが、場所が悪い。
直線距離でキツネを追っていけば、私の足音でキジもキツネも逃げてしまう。
仕方なしに遠回りして狩り場へ向かいます。
ところが両者に見つからないようにそっと動いているうちに、キジが飛んで逃げてしまいました。

キジがいた場所に残されたキツネ。
狩りは失敗したようです。
ちょっと悔しげに頭を掻いているように見えます。
9月8日にアップしたキツネと連日現れているキツネは、同じ個体のようです。
センター周辺に居ついてくれるといいな~。
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ホンドギツネ

2013-09-08 14:05:42 | 動物他
本題に入る前に、園内の「シマバライチゴ」が咲き始めました。
昨年は9月6日に確認しているので、2日遅いことになります。
それでは本題に入りましょう。
ホンドギツネは、畑地や雑木林が混在する場所を好み、意外と人家周辺にも生息しています。
長崎では県本土には生息していますが、離島には生息していません。
主に野ネズミや鳥などの小動物を捕食します。
しかし、たまには果実類を食べたり、人家の残飯をあさったり、ニワトリを襲うこともあります。
日中目撃することはほとんどありません。
路上の糞や足跡などの痕跡(フィールドサイン)から生息を確認します。
数日ほど前からセンター周辺に“サインポスト”と呼ばれる置き糞を見つけていました。
が、まさか日中に出てきて、姿が確認できるとは思っていませんでした。

正面から顔だけを見ると、犬と区別がつきませんね。
というか、こんな犬 近所にいますよね。w
でも、全体を見ると全然違うのが分かります。

赤褐色の体毛に長くふさふさとした尻尾、細く尖った顔に大きな耳、尻尾の先端が白いのもキツネの特徴です。
撮影したのは昨日出勤していた職員です。
私は残念ながらお休みで観察することが出来ませんでした。
同席していたスタッフの話ではかなり近くまで寄ってきて、観察できたそうです。
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ヌマガエル

2013-08-14 13:48:09 | 動物他
今後のイベントの下見で出掛けた際に見つけました。
水田に生息する茶色の小型のカエル「ヌマガエル」です。
背中の中央にある線で判別しましたが、線のない個体もあるとのこと。(ある方で良かった~w)
繁殖期は4月から8月までと長く、その間「ビービービー」と高くよく響く声で鳴きます。
産卵場所は水田が中心ですが、道路脇のちょっとした水たまりも利用します。
生息場所は主に水田ですが、乾燥にも比較的強く、畑地や草原・河川敷など水場から離れた場所でも目撃されます。
長崎県では最も普通に見られるカエルですが、島原半島では他の地域と比べると少ないようです。
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アオダイショウ

2013-06-08 13:22:02 | 動物他
山地の森林や果樹園、畑地から草原、平野部の人家まで色々な環境に生息するヘビ亜目の「アオダイショウ」です。
今朝の通勤時にまゆやまロードで見つけました。
青みがかった褐色や草色をしており、目の後ろに黒い線が入ります。
体長は150~200cmにもなる大型のヘビで、日本最大種になります。
私が見たのは1mには届かないくらいでしたが、それでも大きかったです。
昔は「いえぐちなわ」とか「ねずみとりぐちなわ」という方言名で呼ばれており、害獣であるネズミを捕食してくれる家の守り神として大事にされていました。
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ニホンマムシ

2012-10-04 13:42:04 | 動物他
眉山の下見の時に見つけました。
低地帯から山地帯まで広く分布するトカゲ目の「ニホンマムシ」です。
昼間は湿り気のある草むらや岩の隙間などに隠れ、夜になると活動します。
昼間に発見されることはほとんどありませんが、人家の裏の湿った溝や河川の草むらの中、じめじめした山中の道路では目撃されることがあります(目撃どころか撮影してきましたw)。
体長は40~50センチと小型ですが、胴体は太くずんぐりしています。
左右2列の銭形紋様が特徴で、植物の「マムシグサ」の名前はこの模様に似ていることからきています。
頭は三角形で、細い首と対照的です。
言わずと知れた毒蛇ですが、性格はおとなしく、こちらから手を出さない限り、むこうから襲ってくることはありません。
この時も観察と撮影にじっとしていましたが、あまりに私がしつこいと攻撃されそうなので、程々にして立ち去ることにしました。
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