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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ヤマカガシ(幼体)

2014-10-22 17:16:01 | 動物他
今日は、「がんばらんば国体」の閉会式が行われています。
10月12日から今日まで長崎県下の各市町で国体が行われていました。
こんな機会は滅多にないので、何か競技を見に行きたいと思っていましたが、結局何も観戦しませんでした。
よく考えてみれば、私は混雑や人混みが苦手なので、わざわざ人が集まる場所へ行くわけがないのです。w

さて、先日センターで見つけた「ヤマカガシの幼体」です。
ヤマカガシは、体長1m前後になる中型のヘビです。
黄褐色の地肌と黒と橙色のマダラ模様になります。
幼体は首筋に白か黄色の太い横帯(輪)をもっています。
低地帯の水田や小川、湿地などに多く生息し、主にカエル類を捕食しています。
水中のオタマジャクシや小魚を食べることもあり、典型的な水辺のヘビと言えます。
以前は毒のないヘビと思われていましたが、最近の研究では奥の方の歯に強烈な毒を持っていることが分かりました。
興奮すると、体を平たくしたり、首を前後に振って威嚇するので、近寄らないようにしましょう。
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キクガシラコウモリ

2014-08-26 14:49:29 | 動物他
荒れた天気の日でした・・・ってここ数日ずっと荒れっ放しの天気ですが。w
朝、出勤してくると軒下の屋根の部分から何かぶら下がっていました。
木の葉か何かが引っかかっているのかな?とよく見ると、コウモリでした。
子供の頃に川の上空をヒラヒラと舞っている姿は見た事がありましたが、日中にぶら下がっているのは初めてです。
後日、スタッフに確認してもらうと「キクガシラコウモリ」と判明しました。
頭胴長7cmくらいの大型のコウモリです。
名前の由来は、ブタの鼻のように上を向いた鼻が菊の花弁の形に見えることからです。
夜間は小型の飛翔昆虫を捕食していますが、日中はこのように翼を体に巻きつけて休みます。
主に洞窟を住み処にしますが、雨風に打たれて弱っていたのでしょう、センターに緊急避難したようです。
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180cm超 キター!(@Д@)

2014-07-18 16:47:25 | 動物他
本日、私はお休みでした。
が、明日から夏休みです。
おちおち休んでなんかいられません。
明日からのイベント準備のために出てきました。
お昼に昼食を摂りに一旦下山しましたが、小中学生が終業式を終えて帰っている姿を見ました。

話は変わりまして、一昨日から園内の草刈り作業を行っています。
今朝、昨日刈られたばかりの草地を巡っていると、以前見かけた場所に見かけたものが・・・。
おそらくアオダイショウと思われるヘビの抜け殻です。
頭から尻尾まで綺麗に残っています。
壊さないように慎重に持ち帰りました。

昨年9月に174cmの抜け殻を採取しましたが、これは!?

188cm!
180cm超 キター!!Σ(@Д@)
昨年の174cmの大物をゲットして、これを超えるものはあと数年は採取できないだろうと思っていたのに。w
1年と経たずに記録更新してしまいました。
昨年と同一個体とは思えませんが、もし仮に同一だったと仮定した場合、1年で14cm成長したことになります。
成長期の中学生か!
コメント (2)
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ニホンカナヘビ

2014-05-15 10:02:19 | 動物他
先日、どこからか館内に侵入していた「ニホンカナヘビ」です。
屋外へ逃がす時に撮影しました。
トカゲなのに、名前が「ヘビ」とはこれいかに?
尻尾が長く、細長いスマートな体形をしています。
市街地の公園、平地の薮や草地、山地の路上や人家の庭先など開けた場所に生息しています。
初夏や秋に日溜まりで日なたぼっこしている姿をよく見かけます。
よく茂みなんかを歩いている時に、足元からササッと逃げていくトカゲです。
あまりにも一般的すぎて他に解説する事がありません。

※昨日から写真の大きさを試験的に変更しています。
 丁度良い写真の大きさを探しています。
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アオダイショウ(幼体)

2014-05-11 16:22:39 | 動物他
本番数日前に池の原と田代原を下見で歩いてきました。
田代原の木道を歩いていると、進む先の日当たりの良い道の真ん中に蛇が日向ぼっこをしていました。
「あの模様はマムシだ」と思って、遠くから刺激しないように撮影しました。(表紙写真)
しかし、センターに戻ってから過去に撮影したマムシと見比べてみると、何か違う。
他のスタッフに確認してもらうと、(タイトルでバレバレですが)「アオダイショウの幼体」だと分かりました。
大人のアオダイショウとは見た目が全然違いますね。(2013年6月8日の記事で、写真をアップしていますので、ご確認下さい。)
私も見間違ったくらいマムシにそっくりで、よく撲殺されることがあるそうです。
私の場合は「触らぬ神に祟り無し」で、蛇の方から自主的に道を外れてくれるのを待ちました。
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タヌキ

2014-01-04 13:28:53 | 動物他
大晦日と元日、実家に帰って家から1歩も出なかったので新しい情報はありません。
・・・つい先程まで。
園内で「タヌキ」を見つけました。
以前から溜め糞などもあるし、目撃もしていたので存在は間違いありませんでしたが、写真に収められたのは初めてです。
これは2014年、年初めから縁起がいいや!
最初は薮に隠れていたので、まともな写真が撮影出来ませんでした。(表紙写真;鼻面のみw)
暫く時間を置くと、薮の中から出てきてくれました。

住宅地から山地まで広く分布する野生動物の代表です。
小動物から野生果実まで広く採食しますが、人家周辺で残飯を漁ることもあります。
夜行性のため昼間に見かけることはほとんどなく、今回もたまたま、偶然の遭遇です。
春先に出産し、夏は親子連れ、秋に親離れ・子離れをします。
どうやら写真のタヌキは子供らしく、まだ警戒心が薄かったです。
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爪痕

2013-12-26 13:42:12 | 動物他
撮り貯めたネタは尽きているのですが、何かしら見つけてきます。
今朝は、園内を巡回している時に木道に残った動物の“爪痕”を見つけました。
写真は小さいですが、真ん中に4本並んだ爪痕が2箇所ついているのが分かりますか?
おそらくですが、「アナグマ」の爪痕だと思われます。
以前から園地内でアナグマの目撃情報が出ています。
昨晩、アナグマがこの木道を歩いて行ったみたいです。
このように動物が残していったものを「フィールドサイン」と言います。
雪が積もれば、雪に残った足跡からその動物の存在を知ることが出来ます。
フィールドサインは、どんな動物がそのフィールドを生活の場にしているかを教えてくれます。
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2013-12-23 13:17:36 | 動物他
昨日は突然のお客様とネットワークが繋がらず、更新を諦めました。
今日は更新するネタも尽きて、どうしようかと思っていたところ、垂木台地では珍しい“猫”が事務所裏に登場しました。
全身真っ黒な黒猫ですな。
長崎にはいわゆる「尾曲がり猫」と呼ばれる猫が存在するのですが、この黒猫は長く立派な尻尾を持っています。
「尾曲がり」ではありません。
「尾曲がり」とは、猫の尻尾が途中で切れてしまったかのように見えること、先が丸く団子状に見えること、本当に曲がっていること、つまり長くまっすぐな尻尾以外のことを呼んでいます。
これらは、病気や怪我でそうなったのではなく、遺伝により「尾曲がり」になったものを言います。
長崎県では何故かその割合が大きく全国1位で、「長崎ねこ」学会という学会まであるそうだ。
話が逸れてしまったが、現れた黒猫は野良猫にしてはやけに毛並みが綺麗だったし、家猫にしてはやけに慣れた感じで薮の中に消えていった。
何かの使者だったのだろうか?
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ニホンヤモリ

2013-12-06 13:52:08 | 動物他
滅多に開けない扉を久しぶりに開放すると、上からドテッと落ちてきました。
人家を中心に人の生活する場所に広く生息している「ニホンヤモリ」です。
昼間は姿を隠し、夜になると明かりのついている窓や壁に出現し、光などに集まってくる昆虫やクモなどを捕食します。
体表はヘビやトカゲの鱗とは違って、細かな顆粒状になっています。
体は平たく、狭い隙間に入ることができます。

冬季は壁の隙間、岩の下、岩の割れ目などで冬眠します。
もしかすると、こいつも扉の隙間で冬眠しようとした所、私に邪魔されたのかも。
別の場所で冬眠して下さい。
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ヤギ

2013-12-02 14:11:58 | 動物他
休みの日、深江町にある地元農家が野菜などを卸している直売所へ買い物に行きました。
駐車場に車を停めると、奥の隅の方に「ヤギ」がいるのを見つけました。
親と思われる大きなのが1頭と、子供らしき小さなのが2頭。
「ヤギ」で何かしら面白い記事が書けないかと調べてみましたが、何も面白いネタが見つかりませんでした。
日本に自然分布している偶蹄目は、イノシシ・ニホンジカ・カモシカの3種類だけで、キョンとヤギは動物園からの脱走や飼育下の個体の放逐が原因で、局地的に分布しています。
それでもシバヤギなら少しは書くこともあったのですが、シバヤギは全身真っ白と決まっているので、写真のヤギはシバヤギでもない。
とりあえず、触りたくて指を差し入れたら餌だと思ったらしく、私の指を一生懸命食いちぎろうとしてくれました。
小さいのは子供と軽く見ていたら、角も歯もしっかりと生えていました。w
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