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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2019年11月号PART2 神戸方式

2019-11-29 | ニュース

2019年11月号PART1「芸能の人」はこちら

「この事件を、『いじめ』と書いている、読んでいる人たちに言いたいことがあります。今までの報道がすべて事実ならば、今回の事件は、『いじめ』ではなく、法的に裁かれるべき『犯罪』です。『いじめ』ということばを、安易に、わかりもしないで使わないでください。このような行為を、子どもたちが『いじめ』と理解したら大変なことになります。」

神戸の教員間暴行問題に関して、夜回り先生の水谷修氏。ドラッグを憎む彼の発言をとりあげたのはPART1とバランスをとりたいからではありません(笑)。

あの事件はもちろん唾棄すべきものだが、むちゃくちゃな理屈で加害者たちを休職処分にした神戸市には「神戸方式」と呼ばれる人事のやり方があるらしい。

軽々に評価できない気はするけれど、校長のお気に入りの権力が肥大化するシステムは、やはり問題があるんじゃないか。にしても、日本には他にも〇〇方式と呼ばれる人事が存在するのだろうか。

本日の1冊は恩田陸「訪問者」祥伝社刊
別荘に次々に訪問者がやってくる。そのたびに犯人像や探偵役までが選手交代。狙いはすごくいいと思うし、ワトソン役が最初から提示されているあたりの工夫もすばらしい。でも、「父親と息子は声が似てくる」あたりのヒントがもっと活かせれば……今回もタイトルは音楽から。佐野元春の最高傑作からです。

PART3「アジア好き嫌い」につづく

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隠れ教育費 解答篇その8 学校給食

2019-11-29 | 受験・学校

ONE OK ROCK / wherever you are (女性が歌う) COVER by Uru

解答篇その7「頭割り」はこちら

さあ学校給食。

学校事務職員のしんどい部分に、集金の未納があることはまちがいない。特に給食費の未納に関して大騒ぎになったのは近年のこと。「隠れ教育費」のなかでもこの問題は大きく扱われている。解決策として

・公会計化

・無償化

が挙げられている。もちろん一朝一夕に実現できる話ではないし、高度に政治的でもある。それほどに、実は学校給食とは巨大で、かつ政治的な存在になっていることはおぼえておこう。

公会計化は実現している自治体も多い。もちろん本来の意味での公会計化である、自治体が保護者から直接収納する形になっているところもあれば、とりあえず公費として扱うという、いわゆる“なんちゃって公会計”も。

無償化については、小規模な町村が先鞭をつけ、次第に中規模、大規模な市や区に広がっている。つい先日も明石市が中学校の学校給食を無償化すると発表し、世間を驚かせた。

わたしは思うんだけど、この、驚きというファクターがあるうちに無償化に踏み切る首長は頭がいいと思う。隣の市がやったので仕方なく、では選挙民にほとんどアピールしない。

もちろん、未納対策としての無償化は夢のまた夢だろう。ひとつの要因としてカウントはされるだろうが。でも無償化って夢を、学校事務職員としては捨てられないなあ。教育委員会の職員と話していたら

「何億かかると思ってるんですか!」

と反論されたけど、費用対効果はそんなに小さくないと思う。以下次号

本日もUru。だんだん彼女の声で脳内麻薬物質が出てくるスピードが速くなってます。

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