事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

Visitors 佐野元春 A面

2008-02-04 | 音楽

Visitors01  音楽を聴く手段が初手からCDだった世代にはおよそ想像もつかないことだろうけれど、アナログレコードで特定の曲を聴くのは、そりゃー面倒な作業だった。

 まず、B面(既にわかんないですか)の2曲目を聴きたいと思えば、レコードを裏返し、プレーヤーのアームを持ち上げ、溝が薄くなっている【筋】をめがけてそぉーっと針をおろす。こんなことをいつもくり返していたのである。その曲をカセットにダビングでもしようと思ったら、上の作業に加えてポーズボタンを押すタイミングを……あーよくやってたなあんなこと!

 まあ、それが普通だったアナログ世代にとって常識なのは、同じ音源だと、LPよりもシングルの方が音がいいということ。これは、LPが毎分331/3回転なのにくらべ、シングルが45回転だから。つまり、1音あたりの溝の長さが……えーと自分でもよくわからない(笑)。

 とにかく、その原理を利用したのが12インチシングルという形式。LPと同じ大きさの45回転シングル。DJのためだけの存在ではなかったわけだ。容量も大きいので、シングルのエクステンデッド・ヴァージョンが収められることが多かった。お得感もあるし、わたしの好きなメディア。

 そして、この12インチシングルの帝王と勝手にわたしが名付けている佐野元春が、初出から20年経って、「ヴィジターズ 20thアニヴァーサリー・エディション」を発売した。名曲「Conplication Shakedown」のスペシャル・エクステンデッド・クラブ・ミックスも収録。懐かしくていきなり発注。聴いてみたらこれがやはり泣ける。B面に続く

※CD世代には無縁のことば。
・ナガオカの針
・MCカートリッジ
・ベルトドライブ
・スクラッチノイズ
・レコードスプレー
・1円玉(カートリッジの上にこれをのっけると音が良くなると本気で信じられていた!)

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