事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2011年7月号~Wish You Were Here

2011-07-31 | 国際・政治

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YouTube: David Gilmour Wish you were here live unplugged

2011年6月号「過去形」はこちら

「今の政権は首相の独裁政権のように映るが、本当の独裁者なら具体的な(政策の)裏付けをやる。一番悪い独裁者じゃないか」

……西岡武夫参院議長の記者会見における発言。これが議長の発言とはおそれいる。

どうやら支持率などを見ても、日本はいま首相を辞めさせたくてたまらない人たちが多いようだ。政治家以外でも、岩見隆夫、田中秀征などの比較的温厚な(と言われてきた)評論家たちも菅嫌いの姿勢が露骨だし、フジサンケイグループと日刊ゲンダイという、小沢一郎がらみでは真っ向からぶつかるメディアが、こと菅直人については悪口雑言の嵐という点で一致している。

いったい何だろうこの大合唱は。ほんとうのところ、何が不満なのかよくわからない。前から人格攻撃は多かったので、そりゃあつきあいづらい人なのだろう。でも、未曾有の災害からまだ復興の手がかりすらなく、ようやく国民の間に原発への疑問が定着し始めた時点で(反原発をいちおう主張している)現首相をとっかえる理由がほんとうにわからない。いったい、どうしたいのみんな。菅を辞めさせて、すっきりしたその先は?

「原田芳雄に向かって自分が弔辞を言う、こんな馬鹿げた、悪ふざけはあるだろうか。ただただ、ただただ、おまえが今ここにいてくれればいい。おまえが今ここにいて、これは冗談だと言ってほしい。」

……原田芳雄の葬儀における石橋蓮司の弔辞。これは、原田の松田優作への弔辞

「お前は今まで、テレビドラマや映画の中で何度も死んでは何度も生き返ってきた。それは優作、お前が役者だからだ。役者だったら、もう一回、生き返って見ろ!」

への返歌にもなっている。Wish You Were Here。原田がここにいてくれれば。合掌。

2011年8月号~女の覚悟につづく

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飛島1泊2日~テキ穴

2011-07-31 | 旅行記

Tekiana01 「6000年の歴史」はこちら

あら。船は全然揺れない。全然大丈夫。気合い入れて損したか。

べた凪ですからねー。ラッキーですよ」と引率者。

そうなのか、そうなの?

鳥海山を見続けることはできなかったけれど、海岸線を長いこと目視できたのがよかった。安心できたのね。太平洋上を漂うのとはわけがちがう。

海の上には、どんな具合か色が変わっている部分があって、どうやら海流の関係でそこだけ水温が違ったりしているのだとか。ふーん。

酔うこともなく、とりみだすこともなく、いたって穏やかな気持ちで飛島港着。海の男。

島でどのように移動するかというと、宿泊する旅館から軽ワゴンをチャーターするのである。へー、そんなシステムがあるんだ。

飛島には全部で50数台のクルマがあるらしいが、島にはガソリンスタンドは一軒もない。どうするかというと、それぞれのウチがドラム缶で保管しているんですって。

「それ……違法じゃない?」

「違法でしょうけどねぇ」

あれだけ揮発性の高いシロモノを、みんなが保管しているのって怖い(笑)

「さて、どこに行くの?」

テキ穴、というのに行きましょう」

「てきあな?」

「飛島小中学校のすぐ近くにある洞穴なんですけど、なかから人骨が出たとか。あんまり面白くはないと思いますけど……」

「行こう、そこ、行こう!」

そういうのがわたしは大好きなのである。

画像がそのテキ穴。人工的に掘られたわけではなく、海水に浸食された自然の洞窟。奥行きは予想をこえて50mほどあり、ひんやりしている。ちゃんとライトアップ(というほどでもないけど)もされているので観光客向けの位置付け。次号は穴の中

コメント (2)
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